目次
- 1. 読書の際の理想的な姿勢|椅子は必要?
- 2. 疲れやすい読書の姿勢とは?「楽な姿勢」こそ注意!
- 3. 読書の姿勢が悪いと体にどのような影響が出る?
- 4. 読書で疲れた目を休ませるときの大切なポイント
- 5. 読書で疲れた筋肉のコリを回復させるストレッチ
- 椅子に座ったまま、ピンと背筋を伸ばす
- 両手のひらを腰の後ろに当てる
- 手で腰を前に押しつつ肘を後ろに引く(肩甲骨を近づける)
- 20秒キープしてもとに戻る
- 5〜10回を目安に繰り返す
1. 読書の際の理想的な姿勢|椅子は必要?

さっそく、読書をする際の理想的な姿勢について解説しよう。椅子を使うべきかどうか迷っている方も多いかもしれないが、できれば背もたれのある椅子に座ることをおすすめしたい。
読書をする際に疲れにくい「理想的な姿勢」
【座り方のポイント】
背もたれがある椅子に深く座り、身体を「背中・お尻・太ももの裏・足」でしっかり支えられるように整えることが大切だ。椅子に浅く座ってしまうと、お尻と足だけで身体を支えることになるため疲れやすくなる。
腰痛を防ぐため、腰にかかる体重を足に分散させる姿勢をとることが重要になる。膝が90度に曲がる高さに椅子を調整し、両足をしっかり床につけておこう。
また背骨の自然な湾曲が崩れると首・肩・腰に負担がかかりやすくなる。読書をする際は背筋を伸ばし、背骨の自然なS字を維持できるようにしよう。
【顔と頭の角度も重要】
本に見入ってしまうと頭が下がりがちになる。下がるほど首への負担が増えるため、疲れも増してしまう。読書の際は軽く顎を引き、首を下げ過ぎないように注意することが大切だ。
2. 疲れやすい読書の姿勢とは?「楽な姿勢」こそ注意!

反対に、疲れやすい読書の姿勢というものも知っておこう。
うつ伏せで読むのはNG
どうしても「楽な姿勢」になってしまいがちだが、うつ伏せで読むことは控えよう。無理に背骨や首をそり返らせる姿勢であることから、むしろ疲れやすくなってしまう。
頭が下がっている状態や猫背で読むのもNG
読書に集中していると、いつの間にか頭が下がったり猫背になったりする。これが「楽な姿勢」かもしれないが、首には大きな負担がかかる。コリこりだけでなくストレートネックの原因にもなるため注意しよう。
3. 読書の姿勢が悪いと体にどのような影響が出る?

姿勢が悪いまま長期間にわたって読書を続けた場合、体にどのような影響が現れるだろうか?
首や肩のコリ・痛み、腰痛や足のむくみなど
首や肩への負担が蓄積し、コリや痛みなどが生じる。姿勢の悪さは慢性的な腰痛や、足のむくみの原因にもなるともいわれている。
視力の低下を招くおそれも
読書の際の姿勢の悪さは、ときに視力に大きな影響を及ぼすこともある。視力が低下し近視になってしまうリスクがあるのだ。そうなると今度は、文字を読むために本に目を近づけることになるなど悪循環である。
4. 読書で疲れた目を休ませるときの大切なポイント

読書によって生じた目の疲れは、首や肩のコリだけでなく頭痛の原因にもなる。そのため読書を続けていきたいのであれば「目の状態」に配慮することも大切だ。
蒸しタオルやホットアイマスク、マッサージなどが効果的
目を休ませる際は、蒸しタオルやホットアイマスクで目の周辺の筋肉を温めてほぐしたり、目の周囲の血行を促すマッサージをしたりするとよい。これをするかしないかだけでも、目の疲れは大きく変わる。「目のケアまでが読書の時間」と捉えてぜひ毎回実践しよう。
読書の最中も照明や姿勢に気をつけよう
一方、読書の際に目を疲れにくくするコツとして照明も無視できない。青白い光(昼光色)がおすすめである。また明るさが調節できるようであれば、学校の図書館と同じ500ルクスにしておくとよいだろう。本と頭の距離を30cm以上確保するのもポイントだ。
5. 読書で疲れた筋肉のコリを回復させるストレッチ

読書に夢中になり同じ姿勢をとり続けていると、読み終えたときにいきなり首や肩が痛くなることがある。座ったままの姿勢でもできるストレッチを紹介するので、ぜひ合間に取り入れてみてほしい。
「読書疲れ」を軽くするためのストレッチ
ストレッチする際は反動を利用せず、ゆっくり動作することを心がけよう。また「痛み」があるときは無理をしないでよい。心地よく感じる程度の負荷でストレッチをしよう。
結論
読書の際に姿勢を意識すると窮屈に感じてしまうかもしれない。だが目や首、肩など体への負担を軽くするためには姿勢が重要である。これを機にぜひ見直してみてほしい。あわせて照明の色や明るさ、目と本との距離といったところもチェックし、必要に応じて調整しよう。
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