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ご祝儀袋と一万円札の写真

封筒へのお金の入れ方|肖像画の向きは?書き方などのマナーも解説!

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2022年9月 6日

冠婚葬祭などで封筒にお金を入れるときの、正しい入れ方をご存知だろうか?うっかりマナー違反とならないよう、正しい入れ方や封筒の書き方などは知っておいたほうがよい。本稿では「ご祝儀」「不祝儀」など封筒にお金を入れて渡すシーン別に入れ方・書き方を解説するとともに、そのほか知っておきたいマナーなどもまとめている。

  

1. 封筒にお金を入れて渡すケースとは?

いろいろなのし袋の写真
そもそも、封筒にお金を入れて渡すのはどのようなシーンだろうか?シーンにより正しいとされる入れ方も変わるため、まずは軽くおさらいからしていこう。

封筒にお金を入れて渡すケースとは?

  • ご祝儀(結婚式など)
  • 不祝儀(葬儀など)
  • 会費や月謝など
  • そのほか謝礼など
とくに多いのはこのようなケースだろう。とりわけ覚えておきたいのは「ご祝儀」と「不祝儀」だ。本稿でもこれらのシーンで封筒にお金を入れる際の正しい入れ方をメインにお伝えする。

2. 封筒へのお金の入れ方

封筒とお金の写真
封筒にお金を入れるときの向きなどについて解説する。

封筒への正しいお金の入れ方|ご祝儀の場合

【中包みがある】

中包みのオモテ面にお札の肖像画がくるように入れる。肖像画は封筒の上部側にくるようにするのが基本だ。

【中包みがない】

一般的なご祝儀袋には中包みが付いているはずだが、ない場合は半紙と奉書紙を用意しよう。まずはお金を半紙で包んでから(中包み)、奉書紙で包めば(上包み)OKだ。

封筒への正しいお金の入れ方|不祝儀の場合

【中包みがある】

ご祝儀のケースと逆で、中包みのウラ面にお札の肖像画がくるように入れる。肖像画を封筒の上部・下部どちらにするかは地域などによって異なるのだが、中包みのウラ面にお札の肖像画がきていれば、あとは神経質になることはないだろう。

【中包みがない】

やはり半紙や奉書紙にお金を包んで渡すようにしよう。基本的に中包みの折り方などは同じだが、お札の向きが逆になる点、折返しの位置が逆(右下)になる点などは覚えておこう。

封筒への正しいお金の入れ方|会費や月謝の場合

縦書き、横書きいずれもお札の肖像画がオモテ面にくるように入れる。縦書きなら封筒の上部に、横書きならオモテ面から見て右側にくるようにしよう。

封筒への正しいお金の入れ方|謝礼などの場合

こちらも基本的には会費や月謝などと同じだ。ざっくりと「不祝儀は逆になる」とだけ覚えておけば、マナー違反になってしまうことはほとんどないはずだ。

3. お金を入れる封筒の書き方

ご祝儀袋の写真
お金を入れる封筒の書き方についても覚えておこう。

お金を入れる封筒の書き方|ご祝儀の場合

中包みのオモテ面に「金〇萬圓」のように旧漢字で記入する。旧漢字を使用する理由は、金額が書き換えられるのを防ぐためだ。なお10万円未満の場合は「也」を記入しなくても問題ないとされる。贈り主の名前は水引の下の中央に「寿」の字よりも小さめにフルネームで記載する。肩書きや会社名は名前の右上に小さく記入するのが基本的なマナーだ。

お金を入れる封筒の書き方|不祝儀の場合

不祝儀袋は宗教(宗派)ごとに異なる。たとえばキリスト教は水引のない封筒に「献花料」とあるもの、神道ではできる限り無地の「御玉串料」とあるものを使う。仏教の通夜や葬儀は「御霊前」と記入された封筒を使用する。夫婦連名の場合は、封筒下部の中央に夫のフルネームを記入し、妻の名前を左側に沿えるのが基本的なマナーだ。

お金を入れる封筒の書き方|会費・月謝・謝礼などの場合

会費や月謝、謝礼などの場合、お金だけを手渡しするのはマナー違反なので気をつけよう。とくにこだわりはないが、封筒に入れて名目や氏名を明記することが大切だ。たとえば縦書きの場合、封筒の中央に「◯月分 月謝」などと記入し、その下に氏名を書く。横書きなら封筒中央よりもやや上部に名目を、センターを挟んでやや下部に氏名を書くとよいだろう。

4. 封筒にお金を入れるときのマナーまとめ

香典袋と数珠の写真
封筒にお金を入れる際、入れ方とあわせて覚えておきたい基本的なマナーをまとめた。

お札の向きを揃える

お札を複数枚入れるときは向きをすべて揃えるのがマナーだ。表裏だけでなく上下も合わせるように心がけよう。

肖像画の向きに気をつける

お伝えしたように、ご祝儀は封筒のオモテ面から見て肖像画が「上側」にくるように入れる。一方の不祝儀は、封筒のオモテ面から見て肖像画が「下側」にくるように入れる。

折り返しに注意する

裏に折り返しがある封筒を使う場合、どちらを上に重ねるかが重要になる。ご祝儀などの慶事は「下側の折返しを上側にかぶせる」、不祝儀などの弔事はその逆で「上側の折返しを下側にかぶせる」のがマナーである。

ご祝儀では新札を準備する

ご祝儀は二人の新しい門出を祝うものだ。そのため新札(ピン札)を用意するのがマナーである。見た目はキレイでも使用された形跡があるピン札ではなく、金融機関で交換してもらうなどしよう。あるいは新札への両替が可能なATMもあるため事前に調べておくとよいだろう。

不祝儀では新札を避ける

不祝儀において新札はNGだ。「不幸を待ちわびていた」という意味合いになるためである。したがって新札の使用は避けるようにしよう。どうしても新札しか用意できない、混ざってしまうという場合は、折り目を付けてから封筒に入れるとよい。

封筒は糊付けしない

ご祝儀や不祝儀などでお金を入れた封筒は糊付けしないのがマナーである。糊付けするとお金を取り出すために封筒を切ったり破ったりする必要があり「縁起が悪い」とされるためだ。
氏名や連絡先が分からなくなったり、集計に手間がかかったりすることも想定されるため、糊付けは控えよう。ただし、封筒に付属している粘着力が低いテープなどは使用してもOKとされている。

結論

封筒へのお金の入れ方とあわせて、封筒の書き方やそのほか知っておきたいマナーを解説してきた。「一般的なマナー」とされるものだが、実際には地域によって慣習が異なる場合もあるため、不安に思ったときは遠慮なく聞くことが大切だ。
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  • 公開日:

    2021年6月20日

  • 更新日:

    2022年9月 6日

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