1. コンセントには種類がある?

コンセントは、設置される環境や供給電圧によってさまざまな種類があることをご存じだろうか。日本では、流れる電圧の種類によって単相と三相の2種類がある。こちらでは、日本国内で見かけるコンセントの種類について解説しよう。
一般的家庭のコンセント
家庭にも設置されているコンセントは安全性の高い単相であり、平刃タイプのプラグを挿し込むことのできる、縦にあいた2つの穴がある構造だ。この穴は、よくみると分かるが左側は縦9mm、右側は縦7mmであり、左右で大きさと役割が異なる。
コンセントの穴の左側は地面につながっており、電圧が高まり過ぎた場合に生じる火災などの事故を防ぐため、大地に電圧を逃がす役割がある。右側は電圧を流す役割をもつのだ。このタイプのコンセントは、Aタイプとよばれるプラグを挿し込むことのできるものであり、主に北米などでも使用されているタイプになる。
コンセントの穴の左側は地面につながっており、電圧が高まり過ぎた場合に生じる火災などの事故を防ぐため、大地に電圧を逃がす役割がある。右側は電圧を流す役割をもつのだ。このタイプのコンセントは、Aタイプとよばれるプラグを挿し込むことのできるものであり、主に北米などでも使用されているタイプになる。
シャッター付きコンセント
これは、コンセントのプラグの差し込み口部分に、シャッターとよばれるカバーが付属したタイプである。小さな子どものいたずらや差し込み口への接触を防いだり、差し込み口の汚染を防止したりする目的で使用できる。欠点は、シャッターが長期間の使用で劣化することだ。この場合は、コンセントの差し込み口の交換が必要になる。
医療用コンセント
医療施設などで使用されるコンセントは、高い接地性能に加えて衝撃や薬品に対して耐久性の高いものが採用されている。金属製のコンセントの場合は、腐敗を防ぐ素材が採用されたり、腐敗防止の処理が施されたりしているのである。
2. 海外で使われるコンセントの種類

世界で使用されているコンセントの形状は主に8種類あり、流れる電圧の強さも国や地域によって異なる。こちらでは、日本人に人気の高い、旅行先のコンセントの形状と電圧の違いについて解説しよう。
アメリカ
アメリカは日本同様のAタイプのコンセントが使用されている。しかし、電圧は110Vもしくは120Vであることに注意いただきたい。
オセアニア
オーストラリアやニュージーランドでは、Oタイプのコンセントが使用されている。電圧はオーストラリアでは240Vもしくは250V、ニュージーランドでは230Vもしくは240Vであることに注意してほしい。
韓国
韓国では、CタイプやSEタイプとよばれる種類のコンセントが使用されており、電圧は220Vである。この2種のコンセントのタイプは似ているが穴の幅などが異なるため、共有して挿し込むことはできない。それゆえ、宿泊先などにどちらのタイプであるのかを確認することが大切だ。
ヨーロッパ
ヨーロッパは、陸続きの国であってもコンセントの形状がBタイプ、Cタイプ、SEタイプなどとさまざまな種類が混在している。電圧も220Vが主流であるが国によっても異なるため、旅行先の情報を十分に確認することが大切だ。
3. 種類が違っても使えるコンセントの変換プラグ3選

こちらでは、海外旅行や出張などでコンセントの種類が違っても使える変換プラグのおすすめ商品を紹介しよう。
BEVA「電源変換プラグ 海外Cタイプ 2USBポート+2AC充電口付き変換アダプター」
主にヨーロッパや韓国で採用されている、Cタイプの種類のコンセントを使用できる変換アダプターである。特徴は2つのUSBポートが搭載されているため、最大4台の電気機器を同時に使用や充電することができる点だ。
ベステック「海外旅行用変圧器 変換プラグ付き」
1台に変換プラグ・変圧器・電源タップ・アダプター ・USB充電器の5種類の機能が備わった商品である。90Vから240Vまでの電圧を100Vに変換できる変圧機能が搭載されているため、安全かつ手軽に日本の家電製品を海外で使用できる点がおすすめポイントの商品になる。
カシムラ「海外旅行用変換プラグ SEタイプ TI-68」
日本のプラグをSEタイプのコンセントに使用するときに利用できる、本体重量がわずか15gの変換プラグである。ごくシンプルにSEタイプのコンセントを使用したいときに手軽に使用できる商品だが、電圧は変更されないことに注意いただきたい。
結論
今回は、日本国内で使用されているコンセントの種類、海外のコンセントの種類や電圧の違い、海外への旅行や出張で役立つ変換プラグについて特徴と併せて詳しく解説した。ぜひ、こちらの内容を参考に国内や海外で安全に家電製品を使用いただきたい。
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