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古代~近代オリンピックの歴史や日本人の活躍を徹底解説

古代~近代オリンピックの歴史や日本人の活躍を徹底解説

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2021年8月 1日

オリンピックの誕生は、紀元前の776年までさかのぼる。ギリシャで293回行われていた古代オリンピックののち、1500年の時を経て1896年に始まった近代オリンピックは、2020年の東京オリンピックで124年の歴史を刻むことになる。ここでは、古代~近代オリンピックの歴史をひもときながら、1964年の東京オリンピック開催までの道のりや、オリンピックにおける日本人の活躍について紹介する。

  

1. オリンピックの歴史。年表をひもとく

オリンピックの誕生

現代のオリンピックの前身である古代オリンピックは、紀元前776年に古代ギリシャで行われた第1回大会がその始まりとなる。年表を追うと、その後393年に開催された第293回までの約1,200年の間、4年に1度開催されていたようだ。現代のオリンピックが、世界平和を目的としたスポーツの祭典であるのに対し、古代オリンピックは、ギリシャを中心としたヘレニズム文化圏の宗教行事だった。全能の神ゼウスなど、多くの神々を崇めるための、神域における体育や芸術の競技祭だったといわれている。

当時のギリシャでは、オリンピア地方で行われていた「オリンピア祭典競技」以外にも、「イストミアン・ゲームズ」「ネメアン・ゲームズ」「ピシアン・ゲームズ」など、4大祭典競技が行われていたようだ。

最初のオリンピック種目は?

年表に綴られる紀元前776年の第1回大会から、紀元前728年の第13回大会までは、競技種目が「競走」の1種目だけだった。競走では、ゼウスの足裏600歩分に相当する1スタディオン(約191m)のコースを走ったとされている。オリンピアの聖地には、競走用に、長さ約215m、幅約30mの広場を高い盛り土で囲んだ施設「スタディオン」が造られた。1スタディオンは、この競技場を基準として設定された単位であるようだ。

古代オリンピックの終焉〜近代オリンピックの始まり

紀元前146年、ギリシャはローマ帝国に支配され、その後も繰り返される戦乱により、ローマがギリシャ全土を征服する。これにより、1169年間も受け継がれた古代オリンピックが終焉する。

それから1500年ほどの時を経て、一度消えたオリンピックの火が、1896年にギリシャのアテネで近代オリンピックとしてよみがえる。実際の聖火は、1928年のアムステルダムオリンピックから導入されたが、聖火はそれ以来、オリンピックの年表に刻まれる重要な象徴となっている。

2. オリンピック開催地が東京に決定!悲願の歴史

東京をオリンピックの開催地に

日本が初めてオリンピックに参加したのは、1912年の第5回ストックホルム大会である。次の1916年ベルリン大会中止後の1920年、第7回アントワープ大会では、テニスの熊谷一弥選手が、日本人初のメダリスト(銀メダル)となる。以降、第8回パリ、第9回アムステルダム、第10回ロサンゼルス、1936年第11回ベルリン大会まで、順当にメダル獲得者を輩出していた。

オリンピック熱が高まる日本では、1929年に、日本学生陸上競技連盟会長の山本忠興博士と、来日していた国際陸上競技連盟のエドストレーム会長(元国際オリンピック委員会会長)との間で、第12回オリンピックの東京開催について意見交換が行われた。また山本博士は、当時の東京市長だった永田秀次郎に対し「紀元2600年にあたる1940年が、オリンピック自国開催の好機」と持ちかけたところ、永田市長が賛同。これにより、東京オリンピック招致がスタートする。

東京が第12回開催地に決定!しかし・・・。

1932年には、オリンピック大会招致実行委員会を設置。嘉納治五郎、岸清一IOC委員ほかの積極的で地道な活動が実り、1936年にベルリンで行なわれた第35次IOC総会で、東京が第12回オリンピックの開催地として選ばれた。

しかし1938年に、日本の「オリンピックの父」といわれた嘉納IOC委員が死去。その1年前には中国大陸で日華事変(日中戦争)が起こり、戦況の拡大に伴って、政府による製鉄材の統制が行われ、競技場建築などに大きな影響を与えた。これらのことが重なった結果、東京大会中止を余儀なくされる。

その後、1940年の第12回大会は、ヘルシンキで開催することになったが、第二次世界大戦の影響で中止に。1944年に予定されていたロンドン大会も中止となった。その後再開となったのは、1948年の第14回ロンドン大会となる。

悲願の1964年東京オリンピック

日本は、1948年のロンドン大会の参加は認められず、日本がIOCに復帰したのは1951年となる。翌年の第15回ヘルシンキ大会には、選手団103名を派遣した。さらに、東京への招致活動も再開。1960年の17回大会招致には、準備期間が足りないなどの諸問題があり、18回大会の招致に焦点を切り替えた。

そして、1959年にドイツで開催されたIOC総会にて、アメリカのデトロイト、オーストリアのウィーン、ベルギーのブリュッセルに大差をつけて、開催地に選ばれた。かつて決定していた第12回大会の開催返上をしてから、実に20年が経過するという悲願の開催地決定である。

第18回東京オリンピック

悲願の東京オリンピックは、1964年10月10日(土)から24日(土)まで開催され、93の国と地域から5,500名を超える選手・役員が参加した、アジアでは初となるオリンピックである。日本からは437名(選手355名/役員82名)の代表選手団が、すべての競技となる20競技に参加。日本のオリンピック史上に残る素晴らしい記録と大きな感動を残した。また、この東京での開催により、敗戦国の復興を世界に知らしめ、敗戦後の高度成長期のインフラ整備や経済発展に大きな軌跡を残した。

それから57年。2021年に再び東京でオリンピックが開催された。

3. 日本人のメダル獲得数は?

日本人のメダル獲得数

日本人が初めてメダルを獲得したのは、日本人が参加した2回目の大会となる1920年のアントワープ大会である。テニスの熊谷一弥選手が、日本人初として銀メダルを獲得した。1928年のアムステルダム大会では、女性初のメダリストとなる人見絹枝選手が、陸上800mで銀メダルを獲得。1964年の東京オリンピックでは、金メダル16個を含む計29個のメダルを獲得した。

直近の夏季オリンピックである2016年のリオデジャネイロ大会では、金12・銀8・銅21の計41個のメダルを獲得。冬季大会直近の2018年平昌大会では、金4・銀5・銅4の計13個のメダルを獲得している。

記憶に残る日本人の活躍

このほかにも、過去のオリンピックにおいて、記憶に残る日本人選手の活躍は数多くある。

1964年東京オリンピックでは、「東洋の魔女」ともいわれた女子バレーボール代表チームが圧倒的な強さで優勝。決勝のソ連戦のテレビ視聴率は、史上最高の66.8%を記録した。

1984年ロサンゼルスオリンピックでは、2回戦で右足ふくらはぎの肉離れを負いながら勝ち進んだ男子柔道無差別級の山下泰裕選手が、決勝でエジプトのモハメド・ラシュワン選手と闘い、横四方固めで1本勝ちを収めた。

1998年の長野オリンピックでは、スキージャンプ男子団体で、1本目に大失敗に終わった原田選手が2本目で大逆転ジャンプ。チームで勝ち取った涙の金メダルだった。

2004年アテネオリンピックでは、北島康介選手が、男子平泳ぎ100m、200mの2種目で金メダルを獲得。この大会からオリンピック種目となったレスリング女子フリースタイルでは、55kg級の吉田沙保里、63kg級の伊調馨が金メダルを獲得し、ここから2人の快進撃が始まる。柔道では、男子60kg級野村忠宏が前人未到の3連覇を達成。女子48kg級の谷亮子が2連覇を成し遂げた。

2006年トリノオリンピックでは、荒川静香選手が華麗なイナバウアーを披露し、フィギュアスケート女子シングルでアジア勢初の金メダルを獲得。

2008年北京大会では、陸上競技男子4×100mリレーで、男子トラック種目史上初の銅メダル獲得。フェンシング・男子フルーレ個人で、太田雄貴選手が日本フェンシング史上初の銀メダルを獲得した。ソフトボールでは決勝でアメリカに勝ち、初の金メダル。

2010年のバンクーバー大会では、フィギュアスケート女子シングルの浅田真央選手と韓国のキム・ヨナ選手の注目の対決が行われ、キム・ヨナ選手が金、浅田選手が銀メダルに。同じく男子シングルでは、高橋大輔選手が日本男子初のメダルとなる銅メダルを獲得した。

2012年のロンドン大会では、サッカー女子「なでしこジャパン」が、決勝でアメリカに敗れるも史上初の銀メダルを獲得。ボクシング男子ミドル75kg級の村田諒太選手が、日本人として48年ぶりの金メダルを獲得した。体操男子個人総合では、内村航平選手が金メダルを獲得。内村選手はほかにも、団体と種目別ゆかで銀メダルを獲得した。

2016年リオデジャネイロ大会では、陸上男子4×100mリレーで、山縣亮太選手→飯塚翔太選手→桐生祥英選手→ケンブリッジ飛鳥選手とつなぎ、銀メダルを獲得したのは記憶に新しいだろう。

結論

日本人が初めてオリンピックに参加した1912年以来、日本はスポーツによる国策を続け、1964年に悲願の東京オリンピック開催にこぎつけた。これにより、敗戦国の復興を世界に示し、急速な経済成長とスポーツ振興を遂げることになる。それだけではなく、オリンピックに参加する日本選手団の活躍は、国民に大きな感動と勇気を与え続けてきた。1964年の東京オリンピックから57年後となる2021年、東京で再びオリンピックが開催された。過去の歴史が証明するその功績を振り返り、2020東京オリンピックに思いを馳せてみてはいかがだろうか。
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  • 更新日:

    2021年8月 1日

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