1. つっぱり棒なら金具を使うことなく棚を設置できる

壁に棚を設置するには、釘穴を開けることが避けられないと考えている方は少なくないはずだ。ところが、穴を開けたり金具を使ったりせずに、壁に棚を設置する方法は案外少なくない。
もっとも手軽に棚を設置する方法としておすすめなのが、つっぱり棒を使う方法だ。用意するものと手順は以下の通り。
もっとも手軽に棚を設置する方法としておすすめなのが、つっぱり棒を使う方法だ。用意するものと手順は以下の通り。
- つっぱり棒(スペースに対応できる長さ) 2本
- つっぱり棒の上に棚板として使用する木材をのせる。
- 2本のつっぱり棒を、それぞれ平行になるように奥と手前に設置する。
- つっぱり棒の上に棚板として使用する木材をのせる。
以上で棚の完成だ。ポイントは、棚を設置したいスペースをあらかじめ計測し、そこにぴったり合うように木材をカットしておくこと。ホームセンターで木材を購入する際にお願いすれば、対応してくれるはずだ。
つっぱり棒に木材をのせただけでも棚として使うことができるが、ワンランク上の仕上がりを目指すなら、インテリアに合わせて好みの色のワックスやニスを塗布するとよいだろう。また、つっぱり棒が見えてしまうのを回避したい場合は、幅3cm程度の細長い板を木工用のボンドで棚板の手前に貼るとよい。つっぱり棒をうまく隠すことができるはずだ。
つっぱり棒に木材をのせただけでも棚として使うことができるが、ワンランク上の仕上がりを目指すなら、インテリアに合わせて好みの色のワックスやニスを塗布するとよいだろう。また、つっぱり棒が見えてしまうのを回避したい場合は、幅3cm程度の細長い板を木工用のボンドで棚板の手前に貼るとよい。つっぱり棒をうまく隠すことができるはずだ。
2. 壁を傷付けない!ディアウォールのすすめ

壁を傷付けずに棚を設置したいのであれば、ディアウォールを使う方法もおすすめだ。ディアウォールとは、2×4材の上下に取り付けることで、好きなところに柱を作ることができるアイテムである。つっぱる力を利用して天井と床のあいだに柱を固定し、棚を設置することが可能だ。もちろん、壁や床、天井を傷付けないので、賃貸でも安心して取り入れることができる。設置の手順は以下の通りである。
- 天井から床までの寸法を計測し、必要な木材の長さを計算する。
- ホームセンターなどで適切な長さの2×4材を購入する。
- 2×4材とディアウォールを使って柱を2本設置する。2本の柱の間隔は使用する棚板の長さに合わせて決める。
- 棚板を取り付けるための棚受けを柱に設置する。付属のネジがあるので、用意するのはドライバーのみでOK。
- 設置した棚受けの上に棚板をのせ、付属のネジで固定する。
以上でディアウォールを使った棚の完成だ。
3. 穴が目立たず賃貸でもOK?ホッチキスだけで壁に取り付けられる棚もある

ホッチキスを使って壁にフックを設置し、棚をかけることができるアイテムもある。ホッチキスの針を壁に打ち込むことになるが、釘のように大きな穴が開かないため、退去時に問題となる可能性は低いといえそうだ。(ただし、念の為の事前確認はしておいた方がいいだろう。)取り付け方は簡単で、用意するものもアイテムとホッチキスのみ。賃貸の壁材として一般的な石膏ボードの壁であれば、DIYにはなじみがないという方でも問題なく設置することができる。以下の手順で試してほしい。
- アイテムに同梱されているステンレス針をホッチキスにセットする。
- 棚を固定するためのフック2つが水平になるように壁に設置する。
- ホッチキスでステンレス針を打ち込み、フックを壁に固定する。
- フックに棚をかける。
これでホッチキスを利用した壁収納の完成だ。ホッチキスの針だけでは心もとないようにも思えるが、実は数kgの重さに耐えることができる優れものだ。使用するステンレス針も一般的な針に比べるとサビに強く、耐久性も高いため、安心して使用することができるだろう。
結論
収納が少ない部屋では、壁を利用して棚を設置しない手はない。つっぱり棒やディアウォールなどを使えば、壁や床、天井を傷付ける必要がないため、賃貸住まいの方でも安心して使用することができる。設置も簡単なので、試してみてはいかがだろうか。ただし、繰り返しになるがトラブルを避けるために壁に穴を開けてしまう場合は事前に確認はしておいた方がいいだろう。
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