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フローリング直置きは避けよう。布団やマットレスの湿気・カビはすのこで対策!

フローリング直置きは避けよう。布団やマットレスの湿気・カビはすのこで対策!

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2021年5月18日

布団がなんだか湿っぽい、フローリングに直置きしていたマットレスにカビが生えてしまった、などの悩みはないだろうか。そのような場合、寝具の下にすのこを敷くことで問題が改善する可能性がある。すのこの働きや種類、すのこを使った湿気・カビ対策について解説するので自分に合うすのこを見つけよう。

  

1. すのこが湿気・カビ対策になる理由

寝具の湿気・カビが発生する原因を解説し、すのこを使った湿気・カビ対策などをご紹介する。

寝具が湿気る・カビが生える理由

人間は寝ている間にコップ1杯(約200cc)分の汗をかいている。とくに夏は汗の量も多く、布団に吸収された汗が放出しきれず湿気ってしまう。冬は人間の体温で温まった布団と、フローリングから来る冷気との温度差によって、布団の下に湿気が発生してしまう。

フローリングには通気性・吸湿性がないため湿気がたまり、カビが生える。寝具を快適に保つためには、湿気の吸収・放出が必要になり、カビ対策にもつながるのだ。

すのこの素材と形状がもたらす効果

すのこは角材の上に数枚の薄い板が並んでおり、等間隔で板の間に隙間が空いているため通気性に優れている。主にすのこは、桐、ひのき、杉、パイン材などの木材を原材料に作られている。これらの木材は高湿度で空気中の水分を吸収し、低湿度で水分を放出する調湿作用を持っており、寝具のカビ対策になる。すのこには、夏は熱を放出して冬は熱を逃さない断熱効果もあるので、布団内を過ごしやすい環境に整えてくれる。

すのこにはどの素材がいい?

すのこの素材を調湿・断熱効果の高いものから並べると、桐、ひのき、杉、パイン材の順になる。素材ごとの特徴で見た場合、桐のすのこは軽いので女性や高齢者に、ひのきは丈夫な素材なので長く使いたい方に向いている。杉やパイン材はお手頃価格が魅力と言える。それぞれの素材の特徴をつかんで、自分に合うすのこを選んでみよう。

2. 収納にも便利!布団と併用できるすのこの特徴と種類

布団には、折りたたみ(直置き)とベッド型の2種類のすのこが使用できる。まずはそれぞれの特徴から見ていこう。

折りたたみ型すのこ

布団の下にすのこを敷く場合、まず床に直接すのこを敷き、その上に布団を敷く形になる。「折りたたみ型すのこ」は、使わないときは折りたたんで収納できるので、ベッドを置くスペースがない方におすすめである。折りたたみ方は2つ折り・3つ折り・4つ折り・ロール(巻き)式から選ぶことができる。すのこの底面にクッション材がついているタイプもあり、フローリングや畳を傷つけない仕様になっている。

1.2つ折りは布団を敷いたまま収納でき、布団を干すことも可能。
2.3つ折りは布団と一緒に押入れに収納できる。
3.4つ折りはMの形にして布団を干すことができる。また、コンパクトに収納できるので、スペースがない方におすすめ。
4.ロール式は、すのこをくるくる巻いて部屋の片隅に立て掛けたり押入れに入れたりできる。

折りたたみ型すのこはコンパクトに収納できるのが一番のメリット。日中は仕事で留守にしているため、布団が干せないという方は干せるタイプがおすすめだ。

ベッド型すのこの特徴

普段からベッドに寝ている、部屋のスペースに余裕がある方には、ベッドの天板部分がすのこになっている「ベッド型すのこ」もよいだろう。キャスター付きのものや、2つに折りたたみできるタイプもある。湿気がすのこの隙間からフローリングの床へ通り抜けるため、熱や湿気がこもりにくい状態となり夏は涼しく眠れる。また、ベッドとフローリングの間に空間ができて風通しがよいので、湿気対策の効果もある。ただし、布団を敷きっぱなしにすると効果は減少するので小まめに干すなどの注意が必要だ。

3. 赤ちゃんも安心、機能付きすのこ・除湿シートでカビ予防

機能付きすのこでカビ予防

近年では、抗菌加工や吸湿性を高めたすのこも販売されており、さらなる除湿・カビ予防効果が期待できる。また、パズルのように分割できるタイプもあり、赤ちゃんや子ども用布団のサイズに合わせることも可能だ。防ダニ・抗菌消臭機能付きのすのこなら、肌の弱い赤ちゃんや子どもにも適しているだろう。

除湿シートでカビ予防

カビ予防アイテムとして、寝具の下に除湿シートを敷く手もある。フローリングや畳、ベッドの床板の上に除湿シートを敷き、その上から布団やマットレスを敷く。除湿シートには吸湿センサーが付いているので、センサーの色が変わったらシートを干して乾燥させる。乾燥させれば何度でも使うことができ、洗えるタイプのシートを販売しているメーカーもある。除湿シートは、赤ちゃんサイズからダブルサイズのものまであるので探してみよう。

ポリエステル製・吸湿機能付きのマット型すのこ

ポリエステル製・吸湿機能付きのマット型すのこは、木製のものよりもクッション性があり、木材のトゲに怪我をする心配がないので、赤ちゃんや子ども用のベッドにも安心して使用できる。また、木製のものに比べてやさしい寝心地となっている。移動が楽なキャスター付きのものや、2段ベッド・ソファー・カウチになるタイプもあるので、ライフスタイルを考慮して選ぶようにしよう。

結論

すのこを使うことで、床やフローリングに敷いた布団の湿気・カビ予防効果が期待できる。すのこには、折りたたみ・ベッド・機能付きなどの種類があり、サイズ展開も豊富だ。すのこに除湿効果があるといっても、定期的に布団を干すなどして湿気が溜まりすぎないように注意したいものだ。

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  • 公開日:

    2019年5月 7日

  • 更新日:

    2021年5月18日

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