1. エアコンは家電リサイクル法の対象
家庭内で使われている電化製品のうち、エアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・洗濯乾燥機の4つは埋め立てが困難である。しかも、内部部品に貴金属やレアメタルが多く使われており、ゴミの減量、限りある資源の再利用のため、家電リサイクル法の対象となっている。
家電リサイクル法が施行されたのは平成13年。メーカーや専門業者によって活発にリサイクルされるようになり、ある大手メーカーにおけるエアコンの再資源化率は96%にまでなっている。また鉄、銅、アルミニウムなどを正確、確実に分解し、95%を新しい製品の原料として再生。1%のゴミとなった素材も燃やし、熱エネルギーに変換して利用している。
貴重な資源をたくさん含むエアコンだから、家電リサイクル法にそった方法できちんと処分したい。
家電リサイクル法が施行されたのは平成13年。メーカーや専門業者によって活発にリサイクルされるようになり、ある大手メーカーにおけるエアコンの再資源化率は96%にまでなっている。また鉄、銅、アルミニウムなどを正確、確実に分解し、95%を新しい製品の原料として再生。1%のゴミとなった素材も燃やし、熱エネルギーに変換して利用している。
貴重な資源をたくさん含むエアコンだから、家電リサイクル法にそった方法できちんと処分したい。
2. 気をつけたいエアコンと室外機の処分方法とは
エアコンの回収は基本的に室内機&室外機が1セットになっている。処分費用としては、メーカーにより多少異なるがリサイクル料金が972円以上は必ず必要となり、回収方法によってほかに収集・運搬・取り外し手数料などが上乗せされる。室外機のみの回収であっても、エアコン1台分のリサイクル料金となるので回収は一度に済ませてしまおう。
回収方法は大きく分けて4つだ。
回収方法は大きく分けて4つだ。
エアコンを買い替えた店に回収を頼む
購入と同時に頼めるのは便利だが、リサイクル・収集・運搬・取り外し料がかかる。エアコン購入金額のほかに、手数料も考慮しよう。
過去にエアコンを買った店で回収してもらう
上記に同じく、リサイクル・収集・運搬・取り外し料がかかる。ネット通販で購入の場合は、購入店舗で対応してくれるか問い合わせてみよう。
家電リサイクルセンターの指定所で回収を頼む
指定場所に自分でエアコンを持ち込む方法。収集・運搬料はかからず、取り外しまで自分で行えば、リサイクル料金だけで済ませることも可能だ。
自分で家電リサイクルセンターへ持ち込む場合の手順は4ステップのみ。
自分で家電リサイクルセンターへ持ち込む場合の手順は4ステップのみ。
- 家電リサイクル券センターのサイトを確認し、持ち運び可能な指定引取場所を選択する。
- 選択した場所の営業日や受付時間、休業日や引取業務内容を確認しておく。
- 近くの郵便局で家電リサイクル券をもらって必要事項を記入、同時にリサイクル料金の振り込みをする。
- 室内機と室外機の目立つ箇所に家電リサイクル券を貼り付け、指定日に指定場所へ持ち込めば終了。
地方自治体が独自で契約したサービス業者に回収してもらう
下の項で詳しく説明する。
3. 横浜市の指定業者を使って簡単にエアコンを処分
ここでは、横浜市を例に説明する。横浜市では、横浜家電リサイクル推進協議会指定の業者を介しての回収サービスも行っている。対象は横浜市、川崎市の一般家庭で不要になったエアコン。電話やインターネットで回収業者に連絡し、回収してもらおう。
リサイクル料金のほかに収集・運搬料金が必要となり、部屋からの搬出や取り外しも頼む場合には別途追加作業、追加料金も加わってくる。詳しくは横浜市の「横浜家電リサイクル推進協議会」のウェブページをよく確認し、検討しよう。
リサイクル料金のほかに収集・運搬料金が必要となり、部屋からの搬出や取り外しも頼む場合には別途追加作業、追加料金も加わってくる。詳しくは横浜市の「横浜家電リサイクル推進協議会」のウェブページをよく確認し、検討しよう。
結論
便利な機能のついたさまざまなエアコンが増えたが、それだけに故障の原因は多様化し、予想外の理由やタイミングで壊れてしまうこともあるだろう。「急に冷えなくなった」「大量に雨漏りする」「電源が入らない」など突然の不具合が発生し、買い替えや処分を急ぐ場合もある。家電リサイクルへの意識は高まり、年々変化している処分方法。日頃からエアコンなど白物家電の回収方法についてはアンテナを張り、突然の処分に備えておきたい。