1. クローゼットのハンガーパイプを2段にするメリット
クローゼットのハンガーパイプを2段にするメリットは以下のとおりだ。
上下2段にすることでクローゼット内のデッドスペースを有効活用できる
デッドスペースとなりがちなクローゼットの下段にハンガーパイプを設置することで、収納量がアップするメリットは大きい。ハンガーパイプに隙間を開けて衣類を吊るせるようになるので、シワ予防や湿気対策にもなる。
子どもには低い位置のハンガーが便利
子どもにとって低い位置にあるハンガーパイプは使い勝手がよい。自分で衣類を片付けるなど整理整頓が身に付くだろう。
季節ごとに衣類を分けられる
上段に冬物、下段に夏物などと、衣類を季節ごとに分けられるのもメリットだ。どこに何があるのか一目で分かるようになり、クローゼットの使い勝手が向上する。
2. 市販のラックで簡単にクローゼットのハンガー増設
クローゼットのハンガーパイプを簡単に増設する方法としては、市販のハンガーラックやブランコ型ラックを活用するのがおすすめだ。壁に穴を開ける必要がないので、賃貸でも設置できる。また、どちらも伸縮型のほうが便利なことも押さえておこう。
クローゼットのハンガー増設方法1.ハンガーラック
高さ約100cm前後の市販のハンガーラックをクローゼット内に設置するのも、手軽に収納量がアップする方法としておすすめだ。ハンガーパイプが前後2列あるタイプを選ぶとさらに多くの衣類をかけられるようになる。スカーフやネクタイなどの小物類と衣類を分けてかけると整理整頓ができて出し入れしやすい。
クローゼットのハンガー増設方法2.ブランコハンガー
ブランコハンガーとは、両サイドのフックを既存のハンガーパイプに引っかけ、吊り下げて増設するタイプのハンガーラックだ。左右の幅伸縮に加え、高さ調整できるタイプのほうが使い勝手がよいだろう。
3. DIYでクローゼットにハンガーパイプを設置する方法
DIYでクローゼットにハンガーパイプを設置する方法は、両側の壁にビスでソケットなどを固定してハンガーパイプを渡す方法と、上棚板から吊る方法の2通りがある。ここでは例として、パイプの両端を壁に固定して取り付けるDIYの方法をご紹介しよう。用意するものはクローゼットの幅に合うステンレスパイプ、ソケット2個、取り付け用のビス、ドライバーなどだ。
取り付け手順は以下の通りだ。
1.クローゼットの壁の両側に取り付け位置の印をつける
2.片側の壁にソケットをビスで固定する
3.ステンレスパイプを固定したソケットに差し込む
4.パイプの反対側にもう片方のソケットを差し込み、壁に取り付ける
なお、以下で紹介する「かんたんにハンガーパイプを付けるセット」などの市販品を使用すると必要なものが一度に揃うのでおすすめだ。
取り付け手順は以下の通りだ。
1.クローゼットの壁の両側に取り付け位置の印をつける
2.片側の壁にソケットをビスで固定する
3.ステンレスパイプを固定したソケットに差し込む
4.パイプの反対側にもう片方のソケットを差し込み、壁に取り付ける
なお、以下で紹介する「かんたんにハンガーパイプを付けるセット」などの市販品を使用すると必要なものが一度に揃うのでおすすめだ。
和気産業「かんたんにハンガーパイプを付けるセット」
ハンガーパイプを両側の壁に渡す際におすすめのアイテムだ。クローゼット内の向かい合う壁にハンガーパイプを設置することで、収納量がアップする。安定感があり、見た目がスッキリするのも特徴だ。
和気産業「棚下にハンガーパイプを付けるセット 600mm」
壁に穴を開けず、簡単に設置したい場合は上棚板から吊る方法がおすすめだ。このセットは両側のフックを上棚板に引っかけるだけでハンガーパイプを増設できるスグレモノ。取り付け可能な板の厚さは17~21mmで、約6kgまで衣類をかけられる。メイン使いのものはこちらのハンガーパイプに吊るしたり、マフラーといった小物類をかけたりなど使い勝手の向上にも役立つアイテムだ。
4. クローゼットにハンガー取り付けの際の注意ポイント
クローゼットにハンガーを取り付ける場合は、重さに耐えられずハンガーパイプが落下することがないか気をつけよう。
下地があるか確認する
クローゼットにハンガーパイプを設置する際、下地があるかどうか必ず確認しよう。 日本で作られる家屋のほとんどは石膏ボードを取り付けて作られているが、石膏ボードはもろくて崩れやすい。石膏ボードの上にビス止めをしてもしっかりと固定できず、最悪の場合は落下する可能性もある。安全に使用するために、ハンガーパイプは下地がある箇所に設置しよう。
下地の有無を確認する際は、シンワ測定「下地探し どこ太」が便利だ。ボード裏の木製下地を針を刺して探知できる。
下地の有無を確認する際は、シンワ測定「下地探し どこ太」が便利だ。ボード裏の木製下地を針を刺して探知できる。
水平器を使用する
左右同じ高さに設置するために、水平器を使用するのもおすすめだ。斜めに傾いていると安定感が悪くなるので気をつけよう。
ソケットを取り付けて落下を防ぐ
棚板からパイプを吊った場合は、補強としてU字型のソケットをクローゼット内両側の壁に取り付けるのもよいだろう。ソケット内部のU字形状により、ハンガーパイプの脱落を防ぐ効果が期待できる。
結論
あっという間に衣類でいっぱいになってしまうクローゼットのハンガーパイプ。収納力をアップさせたい場合は、デッドスペースとなりがちな下段にハンガーパイプを増設しよう。上段と下段をうまく使い分けることでより多くの衣類をかけられるようになるだけでなく、使い勝手も向上するのでおすすめだ。
この記事もCheck!