1. マッシュルームの基本をおさらい
マッシュルームとは、ハラタケ科ハラタケ属に分類されるキノコのこと。英語ではキノコ全般のことを意味するが、日本ではハラタケ科のキノコ(セイヨウマツタケ)のみを指す。そんなマッシュルームにはホワイト種やブラウン種などいくつか種類があり、特に見た目の良さから「ホワイト種」が主流となっている。比較的香りは穏やかだが、味が良いため西洋料理では重宝されている。
2. マッシュルームの基本的な栄養価
「日本食品標準成分表」には、生、ゆで、水煮缶詰、油いためなどさまざまな状態のマッシュルームの栄養価が収録されている。ここでは基本となる「マッシュルーム(生)」の栄養価を確認しよう。
マッシュルーム(生)の100gあたりの栄養価
・エネルギー:15kcal
・たんぱく質:2.9g
・脂質:0.3g
・炭水化物:2.1g
・ビタミン
・ビタミンA(レチノール):0μg
・ビタミンA(βカロテン):0μg
・ビタミンD:0.3μg
・ビタミンE:0mg
・ビタミンK:0μg
・ビタミンB1:0.06mg
・ビタミンB2:0.29mg
・ナイアシン:3.0mg
・ビタミンB6:0.11mg
・ビタミンB12:0μg
・葉酸:28μg
・パントテン酸:1.54mg
・ビオチン:11.0μg
・ビタミンC:0mg
・ミネラル
・ナトリウム:6mg
・カリウム:350mg
・カルシウム:3mg
・マグネシウム:10mg
・リン:100mg
・鉄:0.3mg
・亜鉛:0.4mg
・銅:0.32mg
・マンガン:0.04mg
・ヨウ素:1μg
・セレン:14μg
・クロム:0μg
・モリブデン:2μg
・食物繊維:2.0g
・たんぱく質:2.9g
・脂質:0.3g
・炭水化物:2.1g
・ビタミン
・ビタミンA(レチノール):0μg
・ビタミンA(βカロテン):0μg
・ビタミンD:0.3μg
・ビタミンE:0mg
・ビタミンK:0μg
・ビタミンB1:0.06mg
・ビタミンB2:0.29mg
・ナイアシン:3.0mg
・ビタミンB6:0.11mg
・ビタミンB12:0μg
・葉酸:28μg
・パントテン酸:1.54mg
・ビオチン:11.0μg
・ビタミンC:0mg
・ミネラル
・ナトリウム:6mg
・カリウム:350mg
・カルシウム:3mg
・マグネシウム:10mg
・リン:100mg
・鉄:0.3mg
・亜鉛:0.4mg
・銅:0.32mg
・マンガン:0.04mg
・ヨウ素:1μg
・セレン:14μg
・クロム:0μg
・モリブデン:2μg
・食物繊維:2.0g
3. マッシュルームの特徴的な栄養素
マッシュルームはほかのキノコと同じで、ビタミンB群やビタミンDといったビタミン類や食物繊維などを多く含んでいる。ここではマッシュルームの特徴的な栄養素について確認しておこう。
1.ビタミン類
マッシュルームは、ビタミンB1やビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6、葉酸、パントテン酸といったビタミンB群を多く含んでいる。ビタミンB群には、主にエネルギーの代謝をサポートする働きがある。また、カルシウムの吸収促進などを助けるビタミンDの含有量も多となっている。(※2)
2.食物繊維
マッシュルームは、第6の栄養素といわれる食物繊維も多く含んでいる。食物繊維には、便通を整えたり、血糖値の上昇を緩やかにしたりする働きがあるとされている。現代人は食物繊維が不足気味になっているため、キノコ類や野菜類などを食べて積極的に補う必要がある。(※3)
4. マッシュルームのおすすめの食べ方
マッシュルームは、キノコの中では珍しく「生食」が可能となっている。(※4)そのため、薄くスライスしたものをそのままサラダにするのもおすすめだ。また、マッシュルームに含まれるビタミンB群は水溶性ビタミンであるため、水に長時間浸けていると栄養素が流出してしまう。茹でて火を通す場合は、スープや汁物などにすると栄養を逃さずに摂ることができるだろう。
結論
マッシュルームはほかのキノコ類と同じで、ビタミンB群、ビタミンD、食物繊維などを多く含んでいる。偏った食事などをしているとビタミンB群、ビタミンD、食物繊維などは不足してしまう可能性が高い。マッシュルームなどのキノコを上手に取り入れてみると良いだろう。
(参考文献)
- ※1:文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」
https://fooddb.mext.go.jp/ - ※2:厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年)」
https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/000586553.pdf - ※3:e-ヘルスネット「トップページ」
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/
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