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豚肉の銘柄や種類を解説。よく聞く三元豚ってどんな豚?

豚肉の銘柄や種類を解説。よく聞く三元豚ってどんな豚?

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2020年3月31日

牛肉と比べると庶民的な印象の豚肉だが、中にはこだわりの交配と飼育方法で育てられた、ブランド豚と呼ばれるような高級な銘柄も多く存在する。日本国内で生育される豚肉の品種と銘柄について紹介する。

  

1. 品種と銘柄の違い

豚の種類と聞いて思い浮かべるのは、きっと「○○豚」といった銘柄豚(ブランド豚)ではないだろうか。

豚には、掛け合わせる前の純粋品種と雑種がいる。私たちが普段口にする銘柄豚のほとんどが、純粋品種を掛け合わせたいわゆる雑種。それぞれが持つよい特徴を活かし、組み合わせることで、味や育てやすさなどのニーズに合った豚を生み出している。

2. よく聞く三元豚って何?

掛け合わせて生まれた豚を「交雑種」、3品種の豚を掛け合わせた交雑種を「三元豚」と呼ぶ。国内でもっとも普及している豚は、この三元豚のタイプ。スーパーで売られている豚肉のほとんどがそうだ。

こうして生まれた豚から、より優れたものがブランド豚や銘柄豚として登録される。

3. 日本にいる純粋品種

日本で食用に飼われている豚の品種は、主に6種類。私たちが食べている多くは、ランドレースと大ヨークシャーの交雑種にデュロックを掛け合わせた三元豚だ。いわゆる黒豚、バークシャーについては純粋品種のまま。

ランドレース

デンマークが原産。白色で胴長。赤肉率が高く、発育が非常に早く、飼養頭数も多い。

大ヨークシャー

イギリス・ヨークシャーが原産。白色の大型種。赤肉率が高く、加工品の原料としても優秀。ランドレースの次に多く飼育されている。

中ヨークシャー

イギリス・ヨークシャーが原産。白色の中型種。昭和30年頃までは日本の豚の主要品種だった。

バークシャー

イギリス・バークシャーが原産。黒色で鼻と肢先と尾が白い中型種。肉質が優れており、日本の「黒豚」も純粋なバークシャー。

ハンプシャー

北米のコーンベルト地帯が原産。黒色で肩に白い帯がある。赤肉率が高く、放し飼いに適している。

デュロック

アメリカ東部が原産。赤い色をしている。身体が強く飼いやすい。

4. 日本の銘柄豚と産地

みかわ豚

養豚施設が多い愛知県。三河地方で生育されている。もっちりした肉質で、「もち豚」とも呼ばれている。

尾州豚

こちらも愛知県の代表的な銘柄豚。あっさりとした味わいながらまろやかさもある。

白金豚

岩手県の花巻市で生育されている。「プラチナポーク」とも呼ばれる。特定の養豚場のみで扱われているため、希少価値が高い。

TOKYO X

珍しい東京生まれの銘柄豚。品種のいいとこ取りをしたような豚で、赤身と脂肪のバランスが抜群。安全性、生命学、動物福祉、品質、の4つの理念にこだわっている。

アグー豚

中国の起源とし、今では沖縄県の代表的な銘柄豚。とても小さく、一般的ランドレースの1/3程度。

かごしま黒豚

純粋バークシャー。交雑種が多い銘柄豚だが、黒豚として販売できるのは純粋のバークシャーのみ。鹿児島県以外でも生育されるが、別格の扱い。

結論

日本には250以上の銘柄豚が存在するといわれている。贅沢な肉といえば牛が定番だが、美味しいと評判の銘柄豚もぜひ。インターネットで注文できるものも多いので、試してみたい。
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  • 公開日:

    2017年9月23日

  • 更新日:

    2020年3月31日

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