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オリーブオイルの種類と上手な使い分け方。実はいろんな種類がある

オリーブオイルの種類と上手な使い分け方。実はいろんな種類がある

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2020年2月 6日

今や、日本の家庭にも広く浸透したオリーブオイル。スーパーでもいくつかの種類が売られていることだろう。皆さんは、そのオリーブオイルに種類があることをご存知だろうか。今回は、オリーブオイルの種類とその使い分けについて学んでいく。

  

1. オリーブオイルの種類

大きく分けて2種類

オリーブオイルは、地中海生まれのオイル。その歴史は古く、紀元前より食用にはもちろん、さまざまな用途に使われてきた。ちなみに皆さんは、オリーブオイルを料理によって使い分けているだろうか?実はオリーブオイルは、製法により種類が大きく異なる食品だ。その分類は大きく分けて、バージンとピュアのふたつ。

バージンオリーブオイル

これは簡単に言うとオリーブの実をしぼっただけのオイル。オリーブの実に含まれる天然成分や香りを十分に楽しむことのできるオイルだ。ちなみに品質の良いものより順に、エクストラバージンオリーブオイル、バージンオリーブオイル、オリーブオイルランパンテと分けられている。すなわちエクストラバージンオリーブオイルは、オリーブオイルの最高峰というわけだ。

ピュアオリーブオイル

対して、ピュアオリーブオイルは、オリーブから絞ったオイルを精製し、香りや味のない状態にしたものにエクストラバージンオリーブオイルもしくは、バージンオリーブオイルをブレンドしてつくられる。その配合比率は、ブランドによって異なり、オリーブの香りが引き立つものから、ほとんど香りのないものまで様々である。

2. 世界と日本のオリーブオイル

基準値の差

国際オリーブ協会に加盟していない日本では、独自にJAS規格でバージンオリーブオイルとピュアオリーブオイルの分類がなされる。世界基準でエクストラバージンオリーブオイルと認定されるものは、酸度が0.8%以下のものであるのに対し、日本では酸度が2.0%未満のものとされている。つまり日本でエクストラバージンオリーブオイルといわれているもののなかには、海外の基準を満たしていないものが存在するのだ。

遮光瓶を選ぶ

美味しい、本物のエクストラバージンオリーブオイルを選ぶコツは、遮光瓶に入っていること。オリーブオイルは光に弱く、蛍光灯の明かりでさえ酸化すると言われている。遮光のプラスチックボトルではなく、瓶に入ったものを選ぼう。

プレス方法

高温で抽出されるオリーブオイルは、抽出によりすでに酸化している可能性があり、風味も良くない。コールドプレスと呼ばれる、素材に熱が加わらない方法で抽出されたものがおすすめだ。

3. 上手な使い分け

生食か加熱か

一般的にエクストラバージンオリーブオイルは生食、ピュアオリーブオイルは加熱とされることが多いが、一概にそうとは言えない。実はエクストラバージンオリーブオイルが加熱に向かないというわけではないのだ。エクストラバージンオリーブオイルを使うことで、揚げ物はカラリと揚がるし、素材を炒めてももちろん美味しい。

生食なら

生食なら間違いなく、エクストラバージンオリーブオイルを使うべきだ。香りが良く、オリーブの風味が料理をワンランク上げてくれる。サラダやカルパッチョなどには、迷わずエクストラバージンオリーブオイルを使って欲しい。

加熱なら

フリットやソテーなど、オリーブオイルの風味を素材に移したい場合もぜひ、エクストラバージンオリーブオイルを使おう。ピュアオリーブオイルは、オリーブの香りを楽しんだり、風味を味わうのではなく、サラダ油のような感覚で使うことをおすすめする。

結論

実際は本物のエクストラバージンオリーブオイルが1本あれば、家庭料理は事足りる。エクストラバージンオリーブオイルは安いものではない。しかし、一度本物の味を知ると他には戻れないはず。ぜひ、酸度の低い本物のエクストラバージンオリーブオイルを手に入れよう!
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  • 公開日:

    2017年12月17日

  • 更新日:

    2020年2月 6日

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