このサイトは、画面を 
縦にしてご覧ください。
鉄鍋は手入れが命!油ならしから錆び・焦げの落とし方まで徹底解説!

鉄鍋は手入れが命!油ならしから錆び・焦げの落とし方まで徹底解説!

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 中山沙折(なかやまさおり)

2021年3月12日

鉄鍋は適切に手入れすることで、文字通り「一生モノ」になりうるアイテムだ。本稿では、購入後にまずすべき油ならしから、日々の調理前後の手入れ、錆びや焦げつきができてしまったときの手入れなどを分かりやすく解説する。手入れの際の注意点や長持ちさせるコツとあわせて、ぜひ参考にしてほしい。

  
この記事をシェアする      
  • Facebook
  • Twitter
  • Hatebu
  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • Hatebu

1. 鉄鍋を使い始める前の手入れが「油ならし」

鉄鍋(スキレットや鋳鉄製フライパンなども含む)を手に入れたら、最初にすべき手入れが油ならしだ。「鍋ならし」「シーズニング」ともいうがいずれも同じことである。鉄鍋に油をなじませ、表面に油膜を作ることで錆びやこびりつきを防ぐという、大切な工程だ。

油ならしのやり方

  • 鉄鍋を洗剤を使ってよく洗い、流水ですすいだら水気を残さず拭き取る
  • 油を鉄鍋の内側全体に塗り、強火で加熱する
  • 水蒸気がでなくなったら火を止めて冷めるのを待つ
  • 余分な油を捨て、キッチンペーパーを使って鉄鍋の内側全体に油をなじませる
  • 油を薄くひいて野菜くずを炒める
  • 野菜くずを捨て、洗剤は使わずにナイロン製のブラシなどで洗う
  • 火にかけて水分を飛ばす
ここまでが油ならしだ。本来、鉄鍋は洗剤を使わず、かつ水ではなくお湯で洗うものだが、最初だけは食器用洗剤を使う。これは、表面に塗られている錆止めワックスを落とすためだ。

「4」は、菜箸などを使って火傷を防ごう。また野菜くずはネギの青い部分や玉ねぎ、セロリなど香味野菜を使うと鉄のにおいを飛ばせる。なお鉄鍋を主に煮物に使う場合は、水を入れて野菜くずを煮る方法も有効である。そのほか、取扱説明書に注意点などが書かれている場合はそれに従おう。

2. 鉄鍋の使用前・使用後の手入れ

続いて、日々の調理で鉄鍋を使う際の手入れだ。手間かもしれないが、調理前には焦げつきを防ぐため「油返し」をしよう。

使用前は「油返し」を

  • 鉄鍋を中火で加熱する
  • 煙が出る寸前くらいになったら多めの油を入れてなじませる
  • 弱火で3分ほど加熱したら、余分な油をオイルポットなどによけて完了
あとは、調理に必要な分の油をひきなおして普段どおり調理すればOKだ。食材がくっついたり焦げついたりするのを防ぐため、面倒に思わず毎回行おう。続いて、日々の調理が済んだ後の手入れを見ていこう。

使用後の手入れ

  • 手で触れるくらいまで粗熱をとる
  • お湯を流しながらタワシで汚れを擦り落とす
  • お湯ですすぎ、水分が残らないようにしっかり拭き取る
  • 水気を拭き取ったら火にかける
  • 水蒸気がおさまったら火を止める
  • キッチンペーパーを使い、持ち手も含めて鉄鍋全体に油を薄く塗る
  • 弱火で5分ほど加熱し、冷めたら収納する
「4」で火にかけるのは、小さな穴などに残っている水分を飛ばすためだ。なお鉄鍋が冷めると、残った水分や塩分によって錆びやすくなる。使用後は料理を鉄鍋に放置しないことと、鉄鍋が冷めきってしまう前に洗うことを心がけよう。また、鉄鍋になじんだ油が薄れると錆びやこびりつきの原因となるため、洗剤やクレンザーの使用はなるべく避けることだ。

ただしベタつきがひどい場合は少量の洗剤を使って洗い、20秒ほど空焚きして水気を飛ばそう。その後、鍋の表面に油を塗って馴染ませればよい。

3. 鉄鍋が錆びたときや焦げついたときの手入れ

丁寧に手入れをしているつもりでも、錆びたり焦げついたりしてしまうことはある。そんなときは、次の手順で手入れをしてもとの状態を取り戻そう。

錆びや焦げつきがある場合の手入れ

  • 錆びや焦げつきがしっかり覆われるくらいまで水を入れる
  • 中火で沸騰するまで加熱し、汚れをふやかす
  • 火を止めて粗熱をとり、タワシやヘラを使って擦り落とす
  • お湯でよくすすぎ、水気が残らないようにキッチンペーパーなどで拭き取る
  • 水気を拭き取ったら火にかける
  • 水蒸気がおさまったら火を止める
  • キッチンペーパーを使い、持ち手も含めて鉄鍋全体に油を薄く塗る
  • 弱火で5分ほど加熱し、冷めたら収納する
錆びついたり焦げついたりしたときも、この方法で丁寧に落としていけば繰り返し使えるので安心してほしい。

鉄鍋が錆びたり焦げついたりする原因は?

たしかに上記の手入で復活するかもしれないが、そもそもなぜ錆びたり焦げついたりしてしまうのか、原因を理解しておかないと再発する可能性が高い。錆びは多くの場合、水分が残っていることが原因である。洗ったあとは完全に乾くまで加熱するよう心がけよう。

一方、焦げつきの原因はいくつか考えられる。たとえば油ならしが不十分であったり、調理に使う油が少なすぎたり、適切に手入れをしなかったりなどだ。また洗剤を使って洗った場合、油膜が薄れ錆びや焦げつきの原因となる。そのほか、毎回しっかり汚れを落としきれていといったことも原因となりうるので覚えておこう。

4. 手入れの際の注意点と鉄鍋を長持ちさせるコツ

鉄鍋を手入れするにあたっての注意点をまとめた。長く使っていくためのコツとあわせて覚えておこう。

鉄鍋を手入れする際の注意点

とにかく大切なのが、油をしっかりなじませることである。使用前も使用後も、油ならしと油返しは忘れずに行おう。また、調理の際に使う油が少な過ぎると焦げなどの原因となる。手入れの手間を減らすためにも、油はやや多めを意識しよう。そのほか、洗剤は使わないとお伝えしたが、あわせて「冷水にもさらさない」と覚えておくとよい。急激な温度変化で変形するおそれがあるためだ。粗熱は放置して自然にとり、お湯で洗うようにしよう。

鉄鍋を長持ちさせるためのコツ

鉄鍋は、使用頻度が高ければ高いほど油がなじんで扱いやすくなる。できれば毎日、難しいときは週に3〜4回など意識して使ってあげることが大切だ。また、錆びの原因となるため30秒以上の空焚きはしないようにこころがけよう。そのほか、錆びを防ぐために通気性のよい場所に保管することも大切だ。長期間使用しない場合は、乾いた状態の鉄鍋を新聞紙で包み、湿気のない場所に保管しよう。あとは、お伝えしてきた日々の手入れをしっかり行うことだ。そうすれば十分、一生モノになりうる。

5. 鉄鍋が人気の理由は?魅力や欠点も知っておこう

こびりつかないフライパンや軽い鍋など、毎日使うキッチン用品は使いやすく進化している。しかしその一方で、手入れが大変な鉄鍋を使う方も増えている。果たしてそこにはどんな魅力があるのだろうか?最後に、欠点も交えながら解説しよう。

鉄鍋の魅力

鉄鍋の魅力は何といっても優れた「熱伝導性」だろう。熱が早く伝わるため料理の効率がずば抜けてよい。また耐久性が高く、強火で使い続けても長持ちするため、炒め物や焼き物、揚げ物などには最適だ。頑丈なので長く使うことができるのもメリットだろう。また鉄鍋で作った料理には鉄が溶け出している。そこから鉄分を補えるというのも思わぬ副産物だろう。無骨で男らしいデザインなどは、キャンプに持参しても大活躍すること間違いなしだ。

鉄鍋の欠点

鉄鍋は鉄の塊であるため重量がある。力のある男性はよいが女性には少し扱いづらいだろう。もちろん男性でも鍋振りをする場合などは手首や腕に負担がかかる。またスポンジで軽く洗うだけで汚れを落とせるよう表面加工された器具と違い、手入れをしないと錆びたり食材がこびりついたりするのも欠点といえるだろう。

結論

鉄鍋の手入れはたしかに手間だが、使う方が増えているということは、それだけ魅力を感じるアイテムだということでもある。愛情を持って手入れをすれば、きっと自分好みの使い勝手のよい鉄鍋に成長してくれるはずだ。料理男子ならぜひ1つは持っておきたい鉄鍋、この機会に手に入れてみてはどうだろうか?

この記事もCheck!

  • 公開日:

    2017年12月 6日

  • 更新日:

    2021年3月12日

ランキングランキング

    ページトップへ ページトップへ