1. 中華鍋デビューは、空焼きと油慣らしから始めよう!
まず具体的なお手入れ方法を見ていく前に、必ずやってほしいのが、中華鍋の材質チェックだ。
空焼きや油慣らしといった中華鍋のお手入れは、鉄製やチタン製などの中華鍋に対して行うもので、中華鍋の形をしているアルミやステンレス製に、テフロンなどのフッ素樹脂加工が施されているものには必要ない。
樹脂加工された中華鍋は油膜が形成されていくわけではないし、空焼きをしても熱に弱いコーティングが剥がれるだけ。この手のタイプの中華鍋は、至って普通のお手入れで問題ないし、コーティングの寿命がきたら買い替えるものなのだ。
逆に、昔ながらの中華鍋にはお手入れが不可欠だし、正しいメンテナンスの実施で長年使える。
というわけで、ここからは具体的なお手入れ方法である空焼きと油慣らしを見ていこう。確実にこれらができていないと、使い勝手が悪くなるので、あらためて確認していこう。
空焼きや油慣らしといった中華鍋のお手入れは、鉄製やチタン製などの中華鍋に対して行うもので、中華鍋の形をしているアルミやステンレス製に、テフロンなどのフッ素樹脂加工が施されているものには必要ない。
樹脂加工された中華鍋は油膜が形成されていくわけではないし、空焼きをしても熱に弱いコーティングが剥がれるだけ。この手のタイプの中華鍋は、至って普通のお手入れで問題ないし、コーティングの寿命がきたら買い替えるものなのだ。
逆に、昔ながらの中華鍋にはお手入れが不可欠だし、正しいメンテナンスの実施で長年使える。
というわけで、ここからは具体的なお手入れ方法である空焼きと油慣らしを見ていこう。確実にこれらができていないと、使い勝手が悪くなるので、あらためて確認していこう。
空焼き
まず空焼きをすることで、中華鍋に塗られているサビ止めをきちんと焼き切る。この作業が、食材がこびりつきにくい中華鍋を作る土台となるので、重労働ではあるが頑張ろう。
ちなみに時間にすると1時間から2時間くらいはかかるので、時間のある時にゆっくり行ってほしい。
空焼きのポイントは、鍋を返しつつ、まんべんなく全体を焼いていくことで、目安として表面が青白っぽく変色すれば大丈夫だ。変色後は放置して冷まし、中性洗剤で洗い流そう。この時、粗熱が取れる前に、水に晒してしまうとやけどや変形のリスクがあるので注意しよう。
ちなみに時間にすると1時間から2時間くらいはかかるので、時間のある時にゆっくり行ってほしい。
空焼きのポイントは、鍋を返しつつ、まんべんなく全体を焼いていくことで、目安として表面が青白っぽく変色すれば大丈夫だ。変色後は放置して冷まし、中性洗剤で洗い流そう。この時、粗熱が取れる前に、水に晒してしまうとやけどや変形のリスクがあるので注意しよう。
油慣らし
油慣らしは、中華鍋表面に油膜を形成させるための作業で、具体的にはお玉一杯程度の油を引いて、中火で温めていく。
空焼きした中華鍋にまんべんなく油を行き渡らせたら、野菜くずや、みかんの皮などを中火で焼けば、油慣らしは終了だ。
今後のお手入れは、今回形成した油膜をなるべく維持するように仕上げにサラダ油などを表面にぬり、保管時に油を染み込ませておく。
空焼きした中華鍋にまんべんなく油を行き渡らせたら、野菜くずや、みかんの皮などを中火で焼けば、油慣らしは終了だ。
今後のお手入れは、今回形成した油膜をなるべく維持するように仕上げにサラダ油などを表面にぬり、保管時に油を染み込ませておく。
2. 中華鍋は洗剤を使わず、たわしで水洗い
中華鍋のお手入れに洗剤を使用すると、せっかく形成した油膜を取ってしまう。ではどうやって清潔にするのかと言うと、昔ながらのたわしで水洗いをするのがおすすめだ。フッ素樹脂加工されている中華鍋には、たわしのような硬いものはコーティングが剥がれるので使えないが、鉄やチタン製の中華鍋には問題なく、うってつけだ。
それでは具体的な方法を確認していこう。お手入れのポイントは、調理後の予熱だ。
というのも、温度が高いほうが汚れは落ちやすいからで、同様の理由で水よりもお湯の方がおすすめだ。また、水で洗おうとして、ジューっとした音をさせてしまうと、変形のリスクが発生するのでやめよう。
お湯を使って使用後の中華鍋全体をまんべんなくたわしでこすっていけば、十分きれいになる。焦げ付きが発生しているなら、油慣らしや、後で紹介する油返しがきちんと出来ているかを確認しよう。
なお、水分を取った後には、オイルを塗布してサビの発生を抑えよう。
ちなみに、やってしまいがちだが、中華鍋によくないこととして、料理の保管があげられる。食材から出る水分や塩分などでサビが発生するリスクがあるため調理がおわったら、すぐに料理を皿に移して、中華鍋はお湯とたわしで洗う流れが理想的だ。こうすれば、予熱を活かして洗えて、長年活用できるので、習慣づけよう。
それでは具体的な方法を確認していこう。お手入れのポイントは、調理後の予熱だ。
というのも、温度が高いほうが汚れは落ちやすいからで、同様の理由で水よりもお湯の方がおすすめだ。また、水で洗おうとして、ジューっとした音をさせてしまうと、変形のリスクが発生するのでやめよう。
お湯を使って使用後の中華鍋全体をまんべんなくたわしでこすっていけば、十分きれいになる。焦げ付きが発生しているなら、油慣らしや、後で紹介する油返しがきちんと出来ているかを確認しよう。
なお、水分を取った後には、オイルを塗布してサビの発生を抑えよう。
ちなみに、やってしまいがちだが、中華鍋によくないこととして、料理の保管があげられる。食材から出る水分や塩分などでサビが発生するリスクがあるため調理がおわったら、すぐに料理を皿に移して、中華鍋はお湯とたわしで洗う流れが理想的だ。こうすれば、予熱を活かして洗えて、長年活用できるので、習慣づけよう。
3. 長年中華鍋を愛用するには定期的な油返しが重要!
油返しを知らない人も多いが、プロの料理人がしていることでもあるので、ぜひ習慣にしてほしい。
油返しとは調理前の油慣らしのように、中華鍋に油をなじませて均一な油膜をつくる処理だ。この一手間で後のメンテナンスが楽になり、まんべんなく食材に温度を伝えられるという中華鍋本来のメリットをより引き出せる。
まず、中華鍋を中火で温め、100ccほどの油を入れて、一呼吸おいたら鍋全体にまんべんなくなじませて油は捨てる。
使った油は捨ててしまってもよいし、オイルポットに入れておけば、くり返し使うこともできる。
その後、馴染んだ油が波打ってきたら適温なので、調理を開始する。
なお、オイルポットは油を清潔に、酸化させずに保管できるものであれば、なんでもいい。例えば、ミルクポットやこぶりなビンなどを使ってもいいだろう。
油返しとは調理前の油慣らしのように、中華鍋に油をなじませて均一な油膜をつくる処理だ。この一手間で後のメンテナンスが楽になり、まんべんなく食材に温度を伝えられるという中華鍋本来のメリットをより引き出せる。
まず、中華鍋を中火で温め、100ccほどの油を入れて、一呼吸おいたら鍋全体にまんべんなくなじませて油は捨てる。
使った油は捨ててしまってもよいし、オイルポットに入れておけば、くり返し使うこともできる。
その後、馴染んだ油が波打ってきたら適温なので、調理を開始する。
なお、オイルポットは油を清潔に、酸化させずに保管できるものであれば、なんでもいい。例えば、ミルクポットやこぶりなビンなどを使ってもいいだろう。
結論
今回は、お手入れが必要な中華鍋の種類と、油慣らしや空焼き、油返しなどのお手入れについて紹介した。中華鍋は万能に使える一方で、正しいお手入れをしないとサビや本来のスペックを発揮しづらいものでもある。ぜひお手持ちの中華鍋を長年愛用できるよう、今回の情報を役立ててほしい。
この記事もCheck!