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コンフィとはどんな料理?肉・果物・野菜のコンフィの作り方と食べ方

コンフィとはどんな料理?肉・果物・野菜のコンフィの作り方と食べ方

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 中山沙折(なかやまさおり)

2020年10月19日

レストランやカフェ、デリなどでよく目にする「コンフィ」だが、聞いたことはあるものの、どんな料理なのか知らないという方も多いのではないだろうか?意味や語源なども含めて基礎知識を解説するとともに、肉・果物・野菜それぞれのコンフィの作り方や美味しい食べ方を紹介する。

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1. コンフィとは?

コンフィはフランス料理のひとつである。さまざまな材料が使われており、レストランやデリでは鴨や牡蠣、レモンなどいろいろな種類のコンフィを目にすることが多い。ソテーといった焼き料理ではなく煮込み料理で、ジューシーな食感が魅力だ。美食家をも唸らせるその美味しさにやみつきになることは間違いないだろう。

どんな料理?

肉・魚介・野菜・果物などの食材を、低温のオイルで煮込む料理のことをコンフィという。もともとはジェール県やペリゴール地方といった、フランス南西部で行われていた調理法のひとつだ。冷凍や冷蔵といった技術がない時代に、食材の風味をよくし保存性を上げることを目的として考案されたという。保存技術が発達した現在でも、その美味しさから代表的なフランス料理のひとつに数えられている。

語源は?

「コンフィ(confit)」は、フランス語で「保存する」という意味の「コンフィル(confire)」を語源としている。そのコンフィルの語源は、ラテン語で「作る」などの意味を持つ「コンフィケレ(conficere)」である。鴨は「コンフィ・ド・カナール」、ガチョウは「コンフィ・ドワ」、果物は「フリュイ・コンフィ」など、使う食材によって呼び名が変わる。

ソテーやグリルとの違い

一見するとソテーやグリルのような見た目だが、それは最後に焼き上げることが関係している。だが先述のとおり、コンフィは低温のオイルで煮込む料理だ。オイルで焼き上げるソテーや、網目状の鉄板で焼き上げるグリルとは異なる。こうした調理法の違いは味や食感にも影響する。コンフィは、非常に柔らかい食感とジューシーな味わいが特徴である。

2. 【肉のコンフィ】の作り方と食べ方

本場フランスの肉のコンフィでは、主に水鳥(鴨やガチョウなど)や豚肉が使われる。しかし、現在は砂肝や鶏むね肉、牛肩ロースなども肉のコンフィに使われている。低温でじっくりと煮込むことで肉に含まれるコラーゲンがゼラチン質へと変化して、やわらかくてジューシーな仕上がりとなる。

肉のコンフィの作り方

基本的な作り方を紹介する。まずは、食材に塩やハーブをまぶして寝かせておく。下味を十分つけたら、次に低温(70~90℃程度)にした食材と同じ動物の脂(鴨脂やラードなど)の中で数時間煮込む。そして、食べる前にフライパンやオーブンで皮面をパリッと焼き上げれば完成だ。

肉のコンフィの食べ方

十分下味が付いているため、そのままでもおいしく食べることができる。また和風で食べたいならポン酢との相性がよく、洋風で食べたいならヴィネグレットソースなども合う。ほかにも小さく切ったパンの上に乗せて「ピンチョス」のようにして食べるのもおすすめだ。

3. 【果物のコンフィ】の作り方と食べ方

果物のコンフィは、肉とは異なり果物を砂糖漬けにしたデザートである。本場では、レモンやオレンジ、さくらんぼやイチゴ、パイナップルやメロンなどさまざまな種類があり、高価なものはプレゼントとして贈られることもある。果物の見た目や味、香りを楽しめるの特徴のお菓子だ。

果物のコンフィの作り方

まずは丁寧に洗った果物を輪切りにしておく(小さいものなら丸ごとでも可能)。次に、砂糖や水を入れた鍋に果物を入れて1時間程度煮込む。煮込んだら冷やして再度煮込みなおす。これを、果物が透き通るまで数回繰り返す。果物が透き通ったら鍋から取り出し、数日間乾燥させる。シロップが垂れなくなれば完成である。

果物のコンフィの食べ方

そのままデザートとして食べても美味しいが、果物のコンフィを刻んでから、パンやケーキの乗せて食べるという方法もある。そのほか、乾燥させたオレンジのコンフィにチョコレートをかければ、フランスの甘いお菓子「オランジェット」として食べられる。

4. 【野菜のコンフィ】の作り方と食べ方

従来コンフィは、肉類や果物を長期的に保存するための調理法であったが、現在はナスやズッキーニ、ジャガイモやトマトといった野菜類もコンフィにすることがある。この場合はオリーブオイルなど植物油を使うことが多い。味も見た目もよいおすすめの料理だ。

野菜のコンフィの作り方

まずは、お好みの野菜を一口大に乱切りにカットしておく。次に低温のオリーブオイルの中で一定時間煮込む。煮込み終わった後に十分冷ませば完成だ。なお一緒に煮込んだオリーブオイルも美味しいので、別の料理に使うとよい。

野菜のコンフィの食べ方

そのまま食べることが可能だ。オイルが染み込んでいるためしっかりと味はついているが、物足りないなら醤油などをかけても美味しい。またフランスパンに乗せたり、パスタと一緒に和えたりしても美味しく食べることができる。

5. コンフィはご家庭でも簡単に作れる

ここまでコンフィの基礎知識や肉・果物・野菜それぞれのコンフィの作り方と食べ方を紹介してきた。作り方だけを見ると、意外に大変そうに思えるかもしれないが、実はご家庭でも簡単に作れる。

コンフィの簡単な作り方

ジップロックのようなチャック付きのポリ袋に食材とオイルを入れて、低温のお湯の中で煮込もう。たとえば、お湯を注いだ炊飯器に入れて6時間程度保温すれば簡単に作れる。完成後は数日間保存がきくので冷蔵庫に入れつつ、食べるときは中から出してそのまま盛りつけたり、焼いたりするとよいだろう。

結論

コンフィは冷凍・冷凍技術がない時代に誕生した、食材を長期間保存しておくための調理法である。だが現在では肉・魚介・野菜・果物などの煮込み料理としてフレンチの定番となっている。レストランやカフェ、デリなどでコンフィの名前を見かけたら、ぜひ試してみよう。なお一緒にフランスパンを注文すると、より美味しく食べることができるので覚えておこう。
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