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一年中使える!のどの乾燥にオリーブオイルを使ったケア方法

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:東京農業大学 醸造科学科 教授 前橋健二(まえはしけんじ)

2019年8月19日

世界三代テノールの一人、ルチアーノ・パバロッティは、本番前にオリーブオイルをコップ1杯飲んで声の調子を良くしていたという逸話がある。オリーブオイルを使ったのどのケアの方法やケアできる理由について触れてみよう。

1. オリーブオイルの成分「オレオカンタール」の効果

本物のエクストラバージン・オリーブオイルを生で飲むと、オイルによっては喉にピリピリ感や辛味を感じることがある。これは本物のオリーブオイルには欠かせないとされる刺激性のある辛味である。この辛み成分の正体は、「オレオカンタール」とよばれる天然有機化合物。この辛みは慣れていないと咳き込むことがあるほど強烈なものもある。
ある最近の研究は、この「オレオカンタール」には、抗炎症作用と抗酸化作用を有することが明らかになってきたという。
イタリアなどでは、例えばやけどをしたときにはオリーブオイルを皮膚に塗ることで、その赤身を抑えるという民間療法が存在するのであるが、その裏付けともなる研究結果となった。
オリーブオイルの大半は、オレオカンタールを含有しており、この物質のもたらす作用が、風邪薬でもおなじみのイブプロフェンと非常に類似していることがわかったというのである。
地中海料理が心臓病の発生の予防に効果的であることは、それまでの研究でもいわれてきたことであるが、オレオカンタールが部分的にでも貢献しているかもしれないとされ、心臓疾患、がん、アルツハイマーなどの病気に対する治療にも効果があるかもしれないとして、研究は続けられている。

2. オリーブオイルを使ったのどのケアの方法

A) オリーブオイルを飲む方法
簡単なのが、オリーブオイル大さじ1程度をそのまま飲む方法だ。のどが痛いときに飲むとピリピリとした感覚になることもあるが、前述したように、そのピリピリが抗炎症作用を持つため、しばらくするとのどの痛みが引いてくるのだという。
B) うがいする方法
就寝中にのどが乾燥してしまう人には、就寝前にうがいをする方法がおすすめだ。水を入れたコップにオリーブオイルを数適たらしてうがいをするだけでも、寝ている間にのどが乾燥することをある程度防ぐことができるという。日中にオリーブオイルを摂取してるのであれば、摂りすぎはカロリーオーバーにもつながるので、うがいにとどめておくのもいいだろう。
C) オイルプリング
うがいと似ているのだが、やり方や効果が微妙に異なる「オイルプリング」は、数年前から話題となったインド式健康法の一つである。起床後にオリーブオイルを大さじ1程度口に含み、オイルを口の中で動かすイメージだ。慣れてくれば15分程度を目標とし、終われば飲み込まずにビニール袋などに吐き出して捨てる。このオイルには口の中の雑菌が含まれているからだといい、排水溝の詰まりや下水道の水質悪化を防ぐために流してしまわないようにするのがポイントだ。のどのケアだけでなく、歯周病予防などにもなるという。

3. 乾燥したのどのケア

さらに、乾燥しやすい季節にはほかの対策も同時に行うと効果が高い。
① 部屋を保湿する
加湿器をつける、やかんをかける、濡れたタオルを干す、など、部屋全体の乾燥を防ごう。
② マスクをつける
特に室外に行くときにはマスクをつけることで、自分の吐く息で保湿効果が得られる。
③ のど飴やガムを食べる
のど飴にはのどの炎症を抑える働きのある成分が含まれているものも多いため、のどのイガイガが気になる場合はのど飴がおすすめだ。普通の飴やガムも唾液の分泌を促すことで保湿する効果が期待できるという。
④ 鼻呼吸を心掛ける
口で呼吸すると、特に冬場は乾燥した冷たい空気が直接のどに入ることで、のどの乾燥や炎症を引き起こしやすくなる。鼻づまりなどで鼻呼吸がしづらいときにはマスクで応急処置をするのも大切だ。
⑤ のどの炎症をおさえる食べ物を食す
大根やはちみつ、かりん、ゆず、しょうが、きんかんなどは、古来からのどの痛みに効果があるとされてきた食材だ。これらを含むドリンクを飲むなどでも効果があるだろう。
⑥ 水分をとる
特に風邪をひいてしまったときにはのどの痛みとともに鼻水の症状があることも多く、水分が体の外へ出ることで、のども乾燥しやすい状態となる。水分こまめにとって体全体の乾燥を防ぐようにしよう。

結論

のどの痛みがあるときにオリーブオイルをひとさじ飲むと緩和する効果は期待できるが、痛みが緩和されたからといって無理に声を出し続けると、状態が悪化することも考えられる。痛みをとった状態で安静にしておくことが大切である。
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