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魚肉ソーセージは高たんぱくで低カロリー!気になる添加物や塩分は?

魚肉ソーセージは高たんぱくで低カロリー!気になる添加物や塩分は?

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 中山沙折(なかやまさおり)

鉛筆アイコン 2020年10月24日

近年では特定保健用食品の許可を受けた商品なども登場し、健康食品のひとつとして認識されつつある「魚肉ソーセージ」とは、そもそもどんな食べ物なのだろうか?栄養価や気になる添加物・塩分量、おすすめレシピや筋トレ・ダイエットについてまで、魚肉ソーセージについて詳しくお伝えしていく。

  

1. 魚肉ソーセージとは何か?

スーパーやコンビニなどどこへ行っても見かけるほど広く長く親しまれている魚肉ソーセージ(フィッシュソーセージ)だが、そもそもどういった食品なのだろうか?

魚のすり身を使った加工食品

その名前からも分かるように、魚肉ソーセージは魚のすり身を使った加工食品だ。蒲鉾とほぼ同じようなすり身が使われている。そこへ、各メーカーごとに植物性油脂や豚脂、香辛料などを加えてオリジナルの味を作り上げているというわけだ。

魚肉ソーセージというと薄いピンク色のものを思い浮かべる方も多いかもしれないが、近年では黄色みがかったものなども登場している。なお、時折見える黒い点々は、魚の内臓を包んでいる、黒皮と呼ばれる薄皮だ。もちろん食べても問題ない。

包装フィルムがオレンジ色の理由

ところで、魚肉ソーセージといえばオレンジ色の包装フィルムがお馴染みだが、なぜオレンジ色なのかご存知だろうか?実は魚肉ソーセージは、包装フィルムに詰めて密封した状態で加熱・殺菌される。これにより、保存料などを使わなくても常温での長期保存が可能となっている。密封してから加熱することにより魚肉がふっくらするため、あのような「パツパツ」なのだ。

ちなみに包装フィルムがオレンジ色なのは、紫外線から守るためである。透明では紫外線の影響を受けて色味が悪くなることがあるのだという。ただし、近年では包装フィルムの機能も向上しており、透明の包装フィルムを使った魚肉ソーセージも増えている。

2. 魚肉ソーセージの栄養価について

昔から高たんぱく質の食品として知られていたが、最近になり改めて「魚肉ソーセージは身体によい」という認識が広がっているようだ。そんな魚肉ソーセージの栄養価を紹介するとともに、ほかの食品との違いについても解説する。なお栄養価は製造元や商品によって若干変わってくる。本稿では文部科学省「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」を元に紹介する(※1)。

魚肉ソーセージの栄養価

  • エネルギー:161kcal
  • たんぱく質:11.5g
  • 脂質:7.2g
  • 炭水化物:12.6g
  • ナトリウム:810mg
  • カルシウム:100mg
  • 飽和脂肪酸:2.53g
  • 一価不飽和脂肪酸:2.78g
  • 多価不飽和脂肪酸:0.91g

ポークウインナー(茹で)との比較

同じような見た目の「ポークウインナー(ゆで)」とカロリー・たんぱく質の2つを比較してみよう。ポークウインナー100gあたりの栄養価はカロリー346kcal、たんぱく質12.1g、脂質32.0gである(※1)。魚肉ソーセージはカロリー161kcal、たんぱく質11.5gだ。魚肉ソーセージなら約半分のカロリーで、ウインナーと同程度のたんぱく質が摂れることになる。

サラダチキンとの比較

トレーニーやダイエッターに人気の「サラダチキン」とも比較しておこう。サラダチキンはさまざまなメーカーから出ているが、いずれも主な原材料は鶏むね肉(皮なし)である。鶏むね肉の栄養価を見ると、100gあたりのカロリーは116kcal、たんぱく質は23.3g、脂質は1.9gとなっている(※1)。すなわちカロリーやたんぱく質だけを見れば、魚肉ソーセージよりもサラダチキンのほうが優れているといえる。

魚由来のカルシウムや不飽和脂肪酸も豊富

サラダチキンにこそたんぱく質・カロリーの数値で劣っているが、魚肉ソーセージが高たんぱく質・低カロリーということに変わりはない。また、魚肉でできているためカルシウムやDHA・EPAなどが豊富であることも忘れてはならない。とくに、特定保健用食品の許可を受けている魚肉ソーセージにはこれらの栄養素が多く含まれている。食事の栄養バランスも考慮して食品を選ぶようにしよう。

3. 魚肉ソーセージは添加物と塩分量が気になる?

健康によいことで注目されている魚肉ソーセージだが、加工食品であるため添加物は気になるはずだ。基本的に魚肉ソーセージには無添加のものが多いものの、一部商品には食品添加物が使われているものもある。大前提として「食品添加物は国により安全性が認められている」ということを理解したうえで、魚肉ソーセージの原材料・食品添加物をチェックしてから購入するとよいだろう。

粘着剤の一種である「リン酸ナトリウム」

魚肉ソーセージの結着力を出すための添加物だ。リン自体は多くの食材・食品に含まれているため、とても身近な成分だといえる。それゆえ過剰摂取になりやすいことが懸念されている。過剰摂取になると、カルシウムの吸収率が悪くなるという(※2)。ただし成人男性の1日のリンの上限量は3,000mgであり、魚肉ソーセージには1本あたり70mg程度(※3)。ほかの食品とのバランスもあるが、魚肉ソーセージ単体で見た場合はそこまで問題ないといえるだろう。

着色料の一種である「赤色102号」「赤色106号」

魚肉ソーセージの見た目をよくするための添加物だ。タール系色素と呼ばれる「赤色102号(ニューコクシン)」や「赤色106号(アシッドレッド)」は、国内では食品への使用が認められている。ただし海外では、十分に安全性が担保されていないため使用を禁止している国もある(※4)。食品メーカーによっては消費者への安全性を考慮し、タール系色素を使用していない魚肉ソーセージを製造している。

意外と多い魚肉ソーセージの「塩分量」に注意

魚肉ソーセージを食べるときは、塩分量にも注意したほうがよい。厚生労働省の「‎日本人の食事摂取基準(2020年版)」によれば、成人男性の1日の摂取上限は7.5gだ(※5)。魚肉ソーセージには100gあたり2.1gの塩分が含まれているため、決して少ないとはいえない(※1)。実際は1本70g程度なので食塩量はやや少ないが、それでも魚肉ソーセージによる食塩の摂りすぎには注意しよう。

4. 魚肉ソーセージを使った料理のおすすめレシピは?

魚肉ソーセージはそのまま食べてももちろん美味しいが、いろいろな料理に使えるたいへん便利な食品でもある。どういったレシピがあるのだろうか?

メーカーのHPでレシピを公開している

ネット上にもいろいろなレシピが公開されているが、おすすめはメーカーのHPだ。ニッスイやマルハニチロなどは、HP上で魚肉ソーセージを使ったさまざまなレシピを公開している。弁当やパスタ、スープや麺、サラダやサンドイッチなど実に多彩なレシピが公開されているので、ぜひチェックしてみてはいかがだろうか?

5. 魚肉ソーセージは筋トレやダイエットに向いている?

魚肉ソーセージは軽食として栄養補給に役立つほか、筋力トレーニングやダイエットをしている人の健康づくりもサポートしてくれる。その理由は高たんぱく質・低カロリーという栄養面だけでなく、手軽に食べられることや常温保存が可能なことなども関係している。

不足気味のたんぱく質を補える

たんぱく質は筋肉や臓器、皮膚、毛髪などの材料となる栄養素で、丈夫な身体をつくるためには欠かすことができない(※6)。とくに筋力トレーニングを行っている場合、筋トレによって壊れた筋肉を修復するため、適切なタイミングで十分なたんぱく質を摂ることが重要だ。高たんぱく質で持ち運びにも便利な魚肉ソーセージは、筋力トレーニングに適した食品だといえる。

カロリーコントロールにちょうどよい

魚肉ソーセージのカロリーは100gあたり161kcalであり、ダイエッターにもおすすめの食品である。主食のご飯(精白米)168kcal、食パン260kcalと比べても、魚肉ソーセージのカロリーは低めだ。またお菓子の定番であるシュークリーム228kcalや、ミルクチョコレート558kcalよりも大幅に低い(※1)。魚肉ソーセージは、小腹がすいたときのおやつ代わりにも向いている。

ただし糖質制限ダイエットには不向き

魚肉ソーセージの糖質量には注意しよう。食物繊維がほとんど入っていないため、炭水化物の数値と糖質の数値はほぼ同じである。つまり、魚肉ソーセージの糖質量は100gあたり10.2gということになる。最近は糖質制限によるダイエットをしている方も増えており、中には「1日130g以内」などと決めているケースもあるだろう。糖質量については、事前によく確認するべきだ(※7)。

6. 特定保健用食品のおすすめ魚肉ソーセージ

以前より、さまざまな食品メーカーから魚肉ソーセージが発売されているが、最近は特定保健用食品(特保)の許可を受けた魚肉ソーセージも販売されている。

特定保健用食品とは?

特定の機能に関する、有効性や安全性が認められた食べ物のことをいう。体調を整える働きがある成分が含まれており、その効果を医学的あるいは栄養学的根拠に基づいて証明したものだ。消費者庁により、製品のパッケージなどに健康への具体的な効能を表示することが許可されている。魚肉ソーセージにもいくつかあるので紹介しよう。

ニッスイ「おさかなのソーセージ」

おさかなのソーセージは、1本あたり350mgのカルシウムが入っている魚肉ソーセージだ。栄養素等表示基準値によれば、1日のカルシウムの摂取量は680mg(※8)である。つまり、おさかなのソーセージを食べることで1日に必要なカルシウムの約半分を摂ることができる。味は魚肉感が強いことが特徴で、原材料には保存料や着色料などを使用していない点も魅力の一つだといえる(※9)。

マルハニチロ「DHAリサーラソーセージ」

DHAリセーラソーセージは、1本あたり850mgのDHAを含んでいる魚肉ソーセージだ。DHAはオメガ3脂肪酸と呼ばれる不飽和脂肪酸の仲間で、栄養素等表示基準値によれば1日に2.0g(※8)の摂取が必要となっている。味はしっかりと魚肉感があり、食感も悪くないことが魅力だ。なお、1本あたり50gとやや少なめなので、おやつ代わりにちょうどいいサイズになっている(※10)。

結論

魚肉ソーセージは高たんぱく質と低カロリーが魅力である。また「おさかなのソーセージ」や「DHAリサーラソーセージ」のような特定保健用食品であれば、カルシウムやDHA・EPAなどもバランスよく摂ることが可能だ。しかし、糖質量や塩分量は多いという欠点もある。自分の身体の状態や目的に合わせて食べるようにするのが重要だといえそうだ。
(参考文献)
「魚肉ソーセージ」をもっと知る!
  • 公開日:

    2018年4月23日

  • 更新日:

    2020年10月24日

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