1. ザクロを朝食で。ヨーグルトやシリアルにプラス

果実そのものを食すというよりは、いつもの料理にうっとりするような華やぎと、みずみずしい美味しさをプラスする、装飾的存在ともいえるだろうか。ザクロは、宝石のように美しい輝きと、プチプチ弾ける食感、爽やかな酸味とで、料理の魅力を引き立てる。もちろんミネラルやビタミン、ポリフェノールも豊富で栄養効果も極めて高く、美しさと機能性、双方を備えた逸材だ。
まだまだ身近とはいえないが、最近はカリフォルニアなどからの輸入品をよく目にするようになってきた。ビジュアル系&ヘルシー系フードの一つとして、ぜひ一度手に取り、お馴染みの食材や得意とする定番メニューに加えてみてほしい。深紅色の外皮からこぼれ出す、ルビーのように輝く粒をちりばめた皿は、身近な人たちに感動と喜びをもたらすだろう。
初めて食す場合なら、まずは手軽なところから。朝食のシリアルやヨーグルトに加えてみてはいかがだろうか。ザクロの厚い皮の中には約800もの粒(種が入った果汁の袋で「種衣」という)がぎっしり。これを取り出すにはコツがあるのだが、水を張ったボウルを使うことがポイント。水の中でゆるゆる外皮をほぐして、すべての粒を解き放ち、ザルにあげていこう。
朝食時に特にオススメなのは、ヨーグルトとの組み合わせ。純白のヨーグルトに真っ赤なザクロとシリアルを加えたら、上からメープルシロップやハチミツをトロリ。甘味と酸味が溶け合った味わいに、朝から幸せな気分になるだろう。また、水気を切ったヨーグルトにザクロを加え、キュウリ、オニオンなどと一緒に和えてサラダ仕立てにしても美味。トーストにも合うので、1日の活力をしっかりチャージできそうだ。
まだまだ身近とはいえないが、最近はカリフォルニアなどからの輸入品をよく目にするようになってきた。ビジュアル系&ヘルシー系フードの一つとして、ぜひ一度手に取り、お馴染みの食材や得意とする定番メニューに加えてみてほしい。深紅色の外皮からこぼれ出す、ルビーのように輝く粒をちりばめた皿は、身近な人たちに感動と喜びをもたらすだろう。
初めて食す場合なら、まずは手軽なところから。朝食のシリアルやヨーグルトに加えてみてはいかがだろうか。ザクロの厚い皮の中には約800もの粒(種が入った果汁の袋で「種衣」という)がぎっしり。これを取り出すにはコツがあるのだが、水を張ったボウルを使うことがポイント。水の中でゆるゆる外皮をほぐして、すべての粒を解き放ち、ザルにあげていこう。
朝食時に特にオススメなのは、ヨーグルトとの組み合わせ。純白のヨーグルトに真っ赤なザクロとシリアルを加えたら、上からメープルシロップやハチミツをトロリ。甘味と酸味が溶け合った味わいに、朝から幸せな気分になるだろう。また、水気を切ったヨーグルトにザクロを加え、キュウリ、オニオンなどと一緒に和えてサラダ仕立てにしても美味。トーストにも合うので、1日の活力をしっかりチャージできそうだ。
2. ザクロをランチで。サラダやカルパッチョにトッピング

ザクロは扱い方さえ慣れれば、様々なメニューに応用がきくフルーツ。前述の方法で取り出した種衣は、冷蔵で2日~3日、冷凍なら数カ月保存できるので、まとめて保存しておいて、ちょこちょこ取り出して使っていける。
ランチメニューとして推薦したいのは、サラダやカルパッチョなどだが、見た目の華麗さを十分意識した取り合わせをいくつかあげてみる。
ランチメニューとして推薦したいのは、サラダやカルパッチョなどだが、見た目の華麗さを十分意識した取り合わせをいくつかあげてみる。
●アボカド×ザクロ×オニオン×カッテージチーズ×松の実
ワカモレを作る感覚でアボカドをつぶしザクロ以外の材料をまぜ、ザクロをトッピング。味付けは塩とライムやレモン汁で。
アボカドの緑にザクロの赤が鮮やかなコントラストを描く。
アボカドの緑にザクロの赤が鮮やかなコントラストを描く。
●ルッコラ×鶏肉×ザクロ
ルッコラやケール、スイスチャードなどほろ苦い緑黄色葉物野菜に、鶏肉のソテーをほぐし入れ、ザクロをたっぷりとプラス。
ドレッシングはお好みで。
ドレッシングはお好みで。
●ホタテ×オレンジ×ザクロ
皿に、薄切りにした刺身用のホタテを塩、コショウして並べ、その上にオレンジやベビーリーフを載せ、ザクロを飾る。バルサミコ、醤油、オリーブオイルのソースでいただく。
バゲットにディップやペースト、クリームチーズなどを盛り、ザクロをトッピングして、これらの皿に添えてもよい。野菜たっぷりのヘルシーランチを楽しめるはずだ。
バゲットにディップやペースト、クリームチーズなどを盛り、ザクロをトッピングして、これらの皿に添えてもよい。野菜たっぷりのヘルシーランチを楽しめるはずだ。
3. ザクロをディナーで。メインディッシュやデザートに

クリスマスやバレンタイン、結婚記念日など、家庭で豪華メニューを囲むディナータイムにも、ザクロの深紅色が華やぎを添えてくれる。
特別なハレの日は、ここぞとばかりに牛肉の塊肉や鴨肉、丸鶏などを入手して、ローストビーフや鴨のコンフィ、ローストチキンなどの御馳走作りに挑戦できるチャンス。奮闘して手掛けた肉料理を大皿に盛り付け、その周囲にザクロをちりばめれば、家族みんなが目を丸くするスペシャリテが完成するだろう。ザクロのジューシーな酸味が濃厚な肉の脂をほどよく緩和し、ワインと共に食がいっそう進む。
この他にもザクロジュースとザクロの粒をゼリーに寄せたデザートなどを用意して、ザクロ尽くしのフルコースを楽しむのも一興だ。キャンドルを灯して夫婦や家族、大切な人たちとテーブルを囲めば、揺らめく灯火の中で、ザクロのルビーレッドがきらきらと輝くことだろう。
特別なハレの日は、ここぞとばかりに牛肉の塊肉や鴨肉、丸鶏などを入手して、ローストビーフや鴨のコンフィ、ローストチキンなどの御馳走作りに挑戦できるチャンス。奮闘して手掛けた肉料理を大皿に盛り付け、その周囲にザクロをちりばめれば、家族みんなが目を丸くするスペシャリテが完成するだろう。ザクロのジューシーな酸味が濃厚な肉の脂をほどよく緩和し、ワインと共に食がいっそう進む。
この他にもザクロジュースとザクロの粒をゼリーに寄せたデザートなどを用意して、ザクロ尽くしのフルコースを楽しむのも一興だ。キャンドルを灯して夫婦や家族、大切な人たちとテーブルを囲めば、揺らめく灯火の中で、ザクロのルビーレッドがきらきらと輝くことだろう。
結論
肉にも野菜にも乳製品にもマッチするザクロ。ザクロをプラスするだけで、いつものメニューが美しく変身するのは魔法のようだ。
その昔、ソロモン王はザクロの果樹園をもっていたとか。知恵者として知られるいにしえの王に倣って、ザクロ使いの達人を目指してみても面白い。
その昔、ソロモン王はザクロの果樹園をもっていたとか。知恵者として知られるいにしえの王に倣って、ザクロ使いの達人を目指してみても面白い。