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油揚げの種類と郷土料理を紹介。地域によっていろんな種類がある!

油揚げの種類と郷土料理を紹介。地域によっていろんな種類がある!

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 黒沼祐美(くろぬまゆみ)

2020年2月28日

江戸時代に油揚げが庶民の間に広まって以来、各地で独自の形状を持つ油揚げが生まれ、現在まで伝えられている。厚さの薄いものや分厚いもの、三角形のものなど様々であり、地域の油揚げに合った郷土料理が発展している。油揚げの種類や地域の料理などについて知り、食べ比べてみるのも興味深いものだ。

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1. 油揚げに決まった形はない

一般に「もの」には名前があるが、各自イメージする「もの」が異なることがある。油揚げがその良い例だろう。「油揚げ」という名前は一緒でも、油揚げは地域によって独自の形状を持つ。そのため「薄くて柔らかい」「厚揚げのように分厚い」「三角形」など、人によって思い浮かべる油揚げは異なる。油揚げに決まった形はないのだ。

豆腐を揚げてできる食材といえば、油揚げの他に厚揚げがある。油揚げは別名「薄揚げ」と呼ばれるが、厚揚げに比べて薄いことからその名がついたらしい。しかし厚揚げのように分厚い油揚げも存在し、見間違えることもある。
油揚げと厚揚げは両方とも作る工程はほぼ同じだが、油揚げは低温、高温と2回揚げるのに対し、厚揚げは高温で1回揚げるのみ。厚揚げは中が豆腐のままであるが、油揚げは網状となり、調味料などを吸い込みやすいのが特徴だ。

2. 地域によって形が異なる油揚げ

油揚げは地域より呼び名が変わる。寿司揚げやいなり揚げ、あぶらげ、狐揚げなど、どれも同じものをさす。また呼び名だけでなく、地域によって形や大きさも異なる。
種類ある油揚げの中でも、一番オーソドックスなのは、長方形の薄くて柔らかい油揚げだろう。形が正方形の油揚げもあり、料理によってはこちらの方が使いやすいこともある。

地域により三角形の油揚げが標準となるところもある。宮城県の定義山西方寺へ向かう参道で売られている「三角油揚げ」のほか、秋田などでも三角油揚げが昔より伝わっている。

サイズの大きい油揚げもある。京都の「京あげ」は普通の油揚げよりも一回り大きいビックサイズである。新潟県栃尾に伝わる「栃尾あぶらげ」も大きな油揚げであり、こちらは厚揚げのように分厚いのが特徴だ。栃尾あぶらげはそのまま直火で焼いて食べるのもよし、油揚げの中にネギやたらこなどを詰めて焼くほか、煮物や鍋物にも合う。

愛媛の松山揚げや熊本の南関揚げのように、水分を飛ばして乾燥させ、一見、パリパリのせんべいのような油揚げも存在する。乾燥させた状態からは想像できないが、汁物や炒め物などに入れるとモチモチとした食感が楽しめ、人気の高い油揚げである。乾燥させてあるため3ヶ月ほど保存できるのも、魅力の一つである。

3. 油揚げを使った郷土料理

各地で独自の油揚げが生まれていったのに合わせて、郷土料理も発展している。代表的な地域の油揚げ料理をご紹介しよう。

■いなり寿司

今でこそいなり寿司は、行楽などに欠かせない定番メニューとなったが、元は愛知県の郷土料理であった。天保の大飢饉があった時に、愛知県豊川市にある豊川稲荷の門前町で作られたのが始まりだと言われている。

■いただき(ののこめし)

鳥取県を中心とする中国地方に伝わる郷土料理で、油揚げの中に米と野菜を詰めて炊いたもの。米を無駄にすることなく、一粒残さず油揚げの中に詰めていただこうという感謝の気持ちから「いただき」という名前がついたと言われている。味付けの方法や中に詰める具材は家庭ごとに異なり「おふくろの味」が存在するそうだ。

結論

油揚げは地域によって、呼び名のみならず形や大きさも異なり、バラエティーに富んでいる。正方形や三角形、また分厚いものなど地域性があり、各地の油揚げに合わせて郷土料理が発展しているのも興味深い。鳥取に伝わる「いただき」など、ぜひ挑戦してみてはどうだろうか。

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