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冬に温かい部屋にいるとアイスを食べたくなる!?その謎は?

冬に温かい部屋にいるとアイスを食べたくなる!?その謎は?

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 渡邉里英(わたなべりえ)

2020年11月20日

アイスにまつわるあれこれを紹介。「アイスはどう分類されるのか?」「アイスの品質保持期限は?」や、アイスが食べたくなる温度帯についてのアンケート調査に触れながら、冬でもアイスをおいしく感じるわけについて解説する。

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1. アイスの分類

ひと口に「アイス」といっても、種類があるのは知られているところだろう。アイスは乳成分の割合の違いで4種類に分けられている。
アイスの定義と成分規格は、食品衛生法にもとづく「乳及び乳製品の成分規格に関する省令」と「食品、添加物等の規格基準」の2つの法律によって定められており、「種類別アイスクリーム」、「種類別アイスミルク」、「種類別ラクトアイス」、「種類別氷菓」の4つに分けられる。一般に乳固形分が多いほど高価でコクがあるといわれている。
  • 種類別アイスクリーム(乳固形分15.0%以上 うち乳脂肪分8.0%以上)
    アイスの中でも乳固形分と乳脂肪分が最も多く含まれており、ミルクの風味が濃厚に感じられる。
  • 種類別アイスミルク(乳固形分10.0%以上 うち乳脂肪分3.0%以上)
    乳固形分と乳脂肪分はアイスクリームに比べて少ないものの、牛乳と同程度の乳成分を含んでいる。乳脂肪のかわりに植物油脂が使われていることもある。
  • 種類別ラクトアイス(乳固形分3.0%以上)
    乳固形分はさらに少なくなり、そのかわりに植物油脂が使われていることが多い。
  • 種類別氷菓(上記以外のもの)
    乳固形分はほとんどないもの。氷菓にはかき氷やアイスキャンディーやなどがある。

2. 温かい部屋にいるとアイスを食べたくなる!?

一般社団法人日本アイスクリーム協会が実施したアンケート調査「アイスクリーム白書 2016」によると、「アイスクリームを食べる・食べたくなるのはどんな時ですか」という問いに、58.2%が「暑い日・暑いとき」に食べる・食べたくなると回答している。
しかし、一説には、「アイスクリームは気温が摂氏22~23度を超えるようになると売れるようになるが、30度を超えると氷菓やかき氷が売れるようになってしまい、逆にアイスクリームの売り上げが伸びない傾向がある」という。日本アイスクリーム協会のアンケート調査「アイスクリームBiz実態調査2012」では、アイスクリームがおいしく感じられる気温を聞いたところ、半数(53.0%)が「25℃ぐらい」、4分の1が「20℃ぐらい」(25.0%)と回答している。
一般的に20℃~22℃前後が冬場の室温として快適に過ごせるといわれており、この温度は、アイスクリームをおいしいと感じる温度とほぼ一致する。これが冬場でも温かい部屋にいるとアイスクリームが食べたくなり、おいしく感じる理由のようだ。

3. アイスの品質保持期限は?

アイスクリームに消費期限・賞味期限はあるのだろうか?答えはノー。
アイスクリームは、通常工場では-25℃以下で保管され、-18℃以下で流通されている。
アイスクリームは、温度管理が徹底されていれば、微生物の増殖は起こらないとされており、長期間保存しても品質変化は極めてわずかで安定している食品とみなされる。そのため、厚生労働省の「乳及び乳製品の成分規格等に関する省令」や農林水産省の「加工食品品質表示基準」の規定により、「アイスクリーム類にあっては、期限及びその保存方法を省略することができる」と定められているのである。(食品衛生法第十九条第一項の規定に基づく乳及び乳製品並びにこれらを主要原料とする食品の表示の基準に関する内閣府令)そのため、アイスには消費期限・賞味期限は設定されていないのだ。
そして、消費者庁及び公正取引委員会で認定された「アイスクリーム類及び氷菓の表示に
関する公正競争規約」では、品質保持期限表示に代える形で、一括表示の外側に「ご家庭では-18℃以下で保存してください」、または「要冷凍(-18℃以下保存)」などと記載することとしている。
ただし、あくまでも-18度以下での冷凍保存状態をキープできている場合においてのみいえることであり、家庭用の冷凍庫では、扉の開閉の頻度や、高い室温のせいで冷凍庫内の温度変化が起きやすく-18度以下で安定できないことも多い。そのため、製造会社は購入後早めに消費するようにすすめている。

結論

ちなみに、2013年にロッテがアンケートをとったところ、「温かい部屋で冷たいアイスを食べるのが好き」と答えた人が41.2%もいたそうだ。外気は冷たくても、温かい部屋で冷たいアイスを食べる。アイスの風味や冷たさだけでなく、そんな贅沢なシチュエーション自体もアイスをおいしく感じる一つのファクターかもしれない。

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