1. 2019トレンドのアイスクリームとは?

アイスクリームは、いつの時代も人の心を捉えるスイーツである。その歴史は古く、なんと紀元前には、すでに天然の氷や雪で乳製品を凍らせたものが食べられていたと言われるほどだ。その後、各地に広がり、ジェラートやシャーベット、パフェやソフトクリームなど、アイスクリームの仲間が誕生した。日本でも古くから冷菓が食べられてきたが、現代われわれがイメージするようなアイスクリームが伝来したのは、1800年代だ。その後、いくたびもアイスクリームのトレンドが誕生している。今年のトレンドを探っていこう。
映えるソフトクリーム
アイスクリームのなかでも、ソフトクリームが好きという人も多いことであろう。そんなソフトクリームが昨年から空前のブームを迎えている。トレンドのソフトクリームが今までのものと違うところは、そのルックス。こんもりと丸みを帯びたフォルムや華やかなトッピングなど、映えることが最低条件だ。味わいにもこだわっているのが基本で、濃厚なものが多い。
〇〇フリーなアイスクリーム
健康意識の高い人たちが常に注目している「〇〇フリー」。これは添加物フリー、乳製品フリー、ギルトフリーなどさまざまあるが、その波はアイスクリーム界にも押し寄せている。例えば、オーガニック素材100 %で作られたもの、乳製品の代わりにココナッツミルクを使用したもの、グルテンフリーのものなど、そのバリエーションはどんどん増殖している。
2. アイスクリームのランクアップ術

本物志向でランクアップ
実は市販品には、アイスクリームではないものがある。日本ではアイスクリームは、乳固形分15%以上で、そのうち乳脂肪が8.0%以上のものと法で定められている。製品表示を見るとわかるが、アイスクリーム以外にもアイスミルク、ラクトアイス、氷菓など、成分によって4つに分類されている。ランクアップの基本は、まず本物のアイスクリームを選ぶこと。味わいの濃厚さが、ほかの3つとはまるで違うことがわかるだろう。家で食べる場合は、バニラ味を選ぶとアレンジが効いてよい。
温度調整でランクアップ
アイスクリームを食べるとき、温度を気にしているだろうか?冷凍庫から出したばかりのアイスクリームは、カチカチに固まっていることであろう。このアイスクリームを少し室温に置いて、溶かし気味にして食べてみてほしい。これで、濃厚さがさらに際立つはず。目安は、外からカップの側面を押したときに少し凹むくらい。すぐに食べたい!という人は、電子レンジを使うのもひとつの手だ。温度設定ができる電子レンジもあるので、上手に使うとよい。
トッピングでランクアップ
家でアイスクリームを食べるのなら、器にうつして食べてみよう。これだけで気分がぐっと盛り上がる。さらにトッピングにこだわると、ランクアップは確実。とは言っても特別なものが必要なワケではない。オリひと的なおすすめは、季節のフルーツ。添えてもいいが、ざっくりと刻んで混ぜ込んでも旨い。イチゴや桃、キウイ、バナナなど、なんでもOK。柿などの和のフルーツも、意外に合うので試してみるとよいだろう。
3. 自家製アイスクリームでランクアップ

アイスクリームは実は、家庭で作ることもできる。しかも家で作れば安心、安全!素材も牛乳・卵・生クリーム・砂糖とシンプルで、手に入りやすいものばかりだ。作り方も材料を混ぜて固めるだけと、かなり簡単なので、子どもと作るのもよいだろう。
自家製アイスクリームの作り方
作り方はいたってシンプル。卵と砂糖を混ぜたものに、温めておいた牛乳と生クリームを少しずつ加え、固めるだけだ。卵は卵黄だけを使うこと、また生クリームも乳脂肪分が高めのものをチョイスすることがポイントである。美味しく作るコツは、空気をたくさん含ませること。そのためには、一気に固めるのではなく、少し固まったら混ぜるという作業を繰り返すことが重要だ。ハンドミキサーを使うと簡単で、市販のアイスクリームのようなおいしさに近づくので試してみよう。季節のフルーツを混ぜたり、コーヒー味にするなどのアレンジをしてもよいだろう。
結論
自宅で食べるアイスクリームは、アイデア次第で、いかようにもランクアップすることが可能だ。トレンドアイスクリームの市販品を買って、試してみるというアイデアもよいかもしれない。この週末のおやつに、アイスクリームをランクアップさせてみてはいかがだろうか?