1. バニラはフレーバー?カロリーはあるのか?

バニラというと、アイスクリームやスイーツに使われるフレーバーというイメージが強い。その正体は、一体何なのだろうか?
バニラとは、アイスのフレーバーやクリームの素材などではなく、料理やスイーツなどに使われる香料のこと。この香料は何から作られるかというと、意外にも植物なのだ。熱帯アメリカ原産のラン科のつる草で、その種であるバニラビーンズシードが、バニラの香料として使われている。
バニラはいい香りの白い花を咲かせるが、その香りは花からではなく果実から放たれるもの。果実を特別な方法で成熟させることで、あの甘く芳醇な香りを作り出す。バニラから作られる香料の代表的なものをみてみよう。
バニラとは、アイスのフレーバーやクリームの素材などではなく、料理やスイーツなどに使われる香料のこと。この香料は何から作られるかというと、意外にも植物なのだ。熱帯アメリカ原産のラン科のつる草で、その種であるバニラビーンズシードが、バニラの香料として使われている。
バニラはいい香りの白い花を咲かせるが、その香りは花からではなく果実から放たれるもの。果実を特別な方法で成熟させることで、あの甘く芳醇な香りを作り出す。バニラから作られる香料の代表的なものをみてみよう。
バニラオイル
バニラビーンズから取り出したバニラの香り成分をオイルに抽出したもの。天然素材のみを使って作られたものと、人工香料などを使用して作られたものがある。
バニラエッセンス
バニラビーンズの香りや成分をアルコールに抽出したもの。日本ではもっとも一般的でスーパーなどでも入手できるバニラ香料。バニラビーンズが高価なため、安価なものは添加物や人工香料から作られるものが多い。
バニラエクストラクト
バニラビーンズそのものをアルコールに漬けて、香りや成分を抽出したもの。本来はバニラビーンズを使って香りや成分を出すが、価格的理由からグリセリン、砂糖、コーンシロップなど添加物を使っているものもある。
いくつかあるバニラ香料のうち、日本で一般的なバニラエッセンスのカロリーをみてみよう。100gで288kcalなので、大さじ1杯を約20gとすると、そのカロリーは約58kcaとなる。はちみつやメープルシロップと同等のカロリーがあることになる。種子という成分自体のカロリーと、漬けているアルコールのカロリーがあることも、カロリーが高めである原因だろう。ただし、1回の料理で使うバニラエッセンスの量は、数滴ほど。1滴の重量は、振り方にもよるが0.2g程度。カロリーが気になるからといってバニラエッセンスの使用に神経質になる必要はなさそうだ。
いくつかあるバニラ香料のうち、日本で一般的なバニラエッセンスのカロリーをみてみよう。100gで288kcalなので、大さじ1杯を約20gとすると、そのカロリーは約58kcaとなる。はちみつやメープルシロップと同等のカロリーがあることになる。種子という成分自体のカロリーと、漬けているアルコールのカロリーがあることも、カロリーが高めである原因だろう。ただし、1回の料理で使うバニラエッセンスの量は、数滴ほど。1滴の重量は、振り方にもよるが0.2g程度。カロリーが気になるからといってバニラエッセンスの使用に神経質になる必要はなさそうだ。
2. バニラの栄養と糖質は?

バニラには、カリウムが豊富に含まれている。カリウムは、人間が生きていくうえで最も基本的なミネラルのひとつで、ナトリウムとともに細胞に働きかける。カリウムが不足すると、食欲不振、筋力低下、情緒不安定などの症状がみられることもある。ストレス過多や高血圧が気になるときは、意識してカリウムをとるといいとされている。また、バニラにはナトリウムやマグネシウムなども含まれており、身体の健康を保つ栄養バランスに優れた成分といえる。
糖質については、100g中13g。大さじ1杯分に換算するとで0.1g以下と、ほとんど糖質は含まれていないと考えられる。糖質制限中に甘いものが欲しくなったときなど、手作りのスイーツを作るときにぜひ活用したい素材だ。風味と香りづけに使えば、甘味はなくても満足感のあるデザートができあがる。
糖質については、100g中13g。大さじ1杯分に換算するとで0.1g以下と、ほとんど糖質は含まれていないと考えられる。糖質制限中に甘いものが欲しくなったときなど、手作りのスイーツを作るときにぜひ活用したい素材だ。風味と香りづけに使えば、甘味はなくても満足感のあるデザートができあがる。
3. 定番のおかずもバニラでカロリーオフ

バニラというと、パンやスイーツを作るための材料というイメージが強いが、その成分を生かしていつものメニューをアレンジすることもできるので、紹介しよう。
チキンとブロッコリーのソテー バニラ風味
いつものチキンソテーにバニラを加えるだけで、風味や香りが際立ち、いつもとは一味違うソテーに仕上がる。バニラエッセンスやバニラオイルを使ってももちろんいいが、バニラパウダーもおすすめ。乾燥させたバニラビーンズをパウダー状にしたもので、オイルなどに比べると使い勝手がよい。応用範囲も広いので、ぜひ使ってみていただきたい。
・一口大に切った鶏もも肉に、醤油、酒で下味を付け、15~30分ほど置く。
・オリーブオイルを熱したフライパンで、鶏もも肉とブロッコリーをソテー。焼き色が付いたら裏返して両面を焼き、フタをして3~4分置いて中まで火を通す。
・醤油とみりん(各大さじ2)、バニラパウダー(小さじ1/3程度)を入れて、鶏肉、ブロッコリーにからめ、炒め合わせる。
・鶏肉とブロッコリーを皿に取り出してからソースを煮詰め、鶏肉にかければ完成だ。
・一口大に切った鶏もも肉に、醤油、酒で下味を付け、15~30分ほど置く。
・オリーブオイルを熱したフライパンで、鶏もも肉とブロッコリーをソテー。焼き色が付いたら裏返して両面を焼き、フタをして3~4分置いて中まで火を通す。
・醤油とみりん(各大さじ2)、バニラパウダー(小さじ1/3程度)を入れて、鶏肉、ブロッコリーにからめ、炒め合わせる。
・鶏肉とブロッコリーを皿に取り出してからソースを煮詰め、鶏肉にかければ完成だ。
結論
少量でふわっと甘い風味や香りを出してくれるバニラ。糖質も少ないので、パンやスイーツだけでなく、ふだんの料理にも使えば、糖質制限中でも強い味方になってくれる食材だ。醤油風味のものなど和食やエスニックとの相性もいいので、まだ使ったことのない人は、ぜひ試してみてもらいたい。