1. ジェノベーゼソースとは

ジェノベーゼソースとは、イタリア、リグリア州ジェノバが発祥のソース。バジルをベースに、ニンニク、オリーブオイル、松の実、パルミジャーノレッジャーノ、塩胡椒を合わせて、撹拌したグリーンの美しいソースだ。
どんな味?
バジルの高い風味とパンチの効いたニンニクがポイント。松の実とチーズを加えることでコクが生まれ、ほかにはない味わいに。さわやかなのに、濃厚という印象。パスタソースとして人気が高いが、実は、肉や魚、野菜との相性も抜群。和え物や、肉や魚のソースとしても活躍してくれる。
完成度の高さが◎
ジェノベーゼソースは、それだけで完成したソース。ほかに何かを加えなくとも、しっかりと味が決まる。これも忙しい毎日には、嬉しいポイント。かけるだけ、和えるだけで1品仕上がるというわけ。しかも、見た目も味わいもおしゃれに仕上がるので、食事メニューのマンネリ防止にも役立つ。
2. 市販品の保存法

市販品は、さまざまな形状で販売されているが、もっともポピュラーなものが瓶詰め。ブランドによって、味わいにはこってり系から、さっぱり系までかなり差があるが、手作りのようなフレッシュ感は少ない。
上手な保存法
多くのものが未開封の場合、常温保存が可能だが、開封後は、冷蔵庫保存が必須。空気に触れるとどうしても酸化が始まるので、なるべく早く使い切ることをおすすめする。どうしても使い切れそうもないという場合は、冷凍保存が正解。保存袋に入れて平らにして、冷凍庫へ入れよう。冷蔵であれば1週間、冷凍であれば2週間が、保存期間の目安。
冷蔵保存なら
使いかけのものは、オリーブオイルを注ぎ、表面に膜を作るといい。こうすることで空気から遮断できるので、酸化を防いで、保存することができる。ちなみに酸化すると味わいはもちろん、色も黒ずんで、美味しさは半減してしまう。また、取り出す際は、清潔なスプーンを使って中身を出すのが鉄則。
3. 手作りソースの保存法

ジェノベーゼソースは、比較的簡単に作ることができるので、初心者にもおすすめ。分量さえ、間違えなければ、あとはミキサーにかけるだけで美味しいソースが完成する。バジルは洗わず、キッチンペーパーで拭く。松の実は、乾煎りするなど、ちょっとした工夫でさらに美味しく仕上げることができる。
上手な保存法
せっかく作った自家製ソースも保存法を間違えれば台無し。こちらも密閉度の高い、瓶保存がおすすめだ。瓶は、衛生面を考慮して、しっかり煮沸すること。清潔な布巾の上で乾かし、水気がない状態にしておこう。できあがったソースを8割程度、瓶に入れたら、あとは市販品同様、ふたを閉める前にオリーブオイルを注ぎ、膜を張る。このひと工夫こそ、美味しさを長持ちさせる秘訣。
冷凍か冷蔵か
手作りの瓶入りジェノベーゼソースは、そのまま冷蔵庫保存すること。保存期間は、開封しなければ、10日ほど。一度、瓶を開けて使ったなら、1週間以内に食べきるとフレッシュな状態が楽しめる。冷凍保存も可能。市販品と同じ要領で、保存期間も同じく、2週間ほどが目安だ。
結論
ジェノベーゼソースは、美しい緑色が真骨頂。空気に触れたり、火を通したりすると茶色に変色してしまうので、注意したい。
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