1. 唐揚げの基礎知識

唐揚げは、日本で発展した家庭料理のひとつである。全国各地にご当地唐揚げがあることからもわかるように、とにかく多くの人に愛されているメニューだ。外食として登場したのは昭和初期。家庭で広く親しまれるようになったのは、戦後にブロイラーが広く出回るようになってからである。
唐揚げの定義
唐揚げは、下味をつけた食材に小麦粉や片栗粉などの衣をまぶして揚げた料理。中でも鶏肉は、唐揚げの材料として最も知られる存在だ。下味には、ニンニクや生姜、醤油、酒などが使われることが多い。我が家では、仕上げにごま油を揉み込むのが定番。このように、各家庭によって下味に使われるものも異なる。
揚げ方にもコツあり
唐揚げと言えば、外はカリッと中はジューシーが美味しさのキモ。衣をつける際には、余分な粉をしっかりと払い落して薄づきにすること。上手に揚げるコツは、皮で身を包みながら油の中に投入することだ。一度ぎゅっと握ると、形が整えやすい。皮目を下にして入れることも忘れずに。よりカリッと感を重視したい場合は、2度揚げするとよい。
2. 大人向け唐揚げの後付け調味料

手作りの本格サルサソース
唐揚げにサルサソースを合わせると、さっぱり感が加わり、より食べやすい。サルサソースは、簡単レシピで手作りするに限る。玉ねぎとトマトをみじん切りにしてボウルに入れ、塩胡椒、レモン汁を絞る。少しするとトマトの水分が出てくるので、そこにタバスコを投入すれば完成。お好みでパクチーのみじん切りを加えると、より本格的な味になる。
大根おろしと七味
大根おろしと七味の組み合わせは、唐揚げをさっぱり食べたいときに使える。大根おろしは、おろしたあとに少し水を絞ると扱いやすい。七味はもちろん、一味や柚子胡椒、そのほか唐辛子調味料を合わせてもよいだろう。
塩とスパイス
塩にスパイスをプラスした調味料は、唐揚げにぴったり。花椒と塩、クミンと塩、カレー粉と塩などの組み合わせがおすすめ。いずれも、混ぜるだけという簡単なレシピが嬉しい。ちなみに、このスパイス塩を作る場合は、食塩ではなく天然塩を使うこと。食塩では塩味が強すぎて、スパイスの風味を壊してしまう恐れがある。
3. ファミリー向け唐揚げの後付け調味料

ハニーマスタードマヨネーズ
子どもにも人気のソースアレンジ。マスタードは粒マスタードを使用してもよし、なければチューブのからしを少々加えるとよい。
マヨネーズとはちみつの割合は、3:1が基本。あとはお好みに合わせてアレンジしよう。
マヨネーズとはちみつの割合は、3:1が基本。あとはお好みに合わせてアレンジしよう。
スイートチリソースとサワークリーム
持ち寄りパーティーにもおすすめなのが、この組み合わせ。小さなカップにサワークリームを入れて、スイートチリソースをかければ完成だ。あとは唐揚げをディップして食べるだけ。こちらは包丁もまな板も使わず、合わせるだけというイージーさも高ポイント。
即席バーベキューソース
バーベキューソースは、即席タイプのレシピをご紹介しよう。ケチャップと中濃ソースを2:1の割合で混ぜ、醤油と砂糖を少々加えて混ぜ合わせるだけ。このバーベキューソースはとても簡単なので、覚えておくと唐揚げだけでなく、ナゲット、ポテトフライ、ハンバーグソースなどに応用できる。
結論
唐揚げを作ったときには、そのまま食べるのもよいが、後付け調味料をいくつか用意して、ディップしながら食べると気分も変わる。どのアイデアも難しいものではないので、一回で数種類を用意するのも苦ではないはず。家族の好みを聞きながら、オリジナルの後付け調味料を手作りしてみては。