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七味唐辛子のカロリーや栄養成分、保存方法まで伝授

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 藤江美輪子(ふじえみわこ)

2019年9月 9日

すっかり定着した辛い物ブーム。その定番ともいえるのが唐辛子。唐辛子には、一味唐辛子と七味唐辛子がある。一味唐辛子は、唐辛子のみで作られていることはご存知だろうが、七味唐辛子はどうだろう?七味唐辛子は、江戸初期に漢方を食に生かせないかということで、広まったとされている。七つの薬味が使われているが、その材料はどのようなものなのだろう。七味唐辛子の中身と栄養成分、保存方法について紹介しよう。

1. 甘くないのになぜか高カロリー・高糖質な七味唐辛子

七味唐辛子をあまり使わない人が、その名前だけを聞くと、辛そうな材料ばかりが七つも使われた薬味で、よほど辛いのかと思ってしまうかもしれない。

実際に使われている代表的な薬味は、唐辛子、山椒(さんしょう)、麻の実(おのみ)、芥子の実(けしのみ)、黒胡麻、生姜、陳皮(ちんぴ)、紫蘇(しそ)、青海苔などである。

「陳皮」というのは漢方薬にも使われている材料で、老いた、古いという意味。温州みかんの皮を乾燥させた生薬で、古いものほど効果がある。

七味唐辛子はこの中から7つの材料を選んで作られているが、中には8種類以上の薬味が入っているものもある。唐辛子だけでも、本鷹唐辛子、黄金唐辛子、伏見など多種類があり、メーカーや店によって、その材料や配合の具合、風味などは千差万別。コレ!という正解レシピはない!というのが実情のようだ。

よって、七味唐辛子のカロリーも商品によって異なる。上記に挙げた代表的な材料で作られた七味唐辛子でカロリーをみてみると、大さじ1杯の5g程度で21kcal。辛み成分が主で砂糖類なども入っていないのに、ソースと同等のカロリーがあるのには、いささか驚きだ。これは胡麻や麻の実、芥子の実など、たんぱく質や脂質の値が高い材料が多いためであろう。糖質も大さじ1杯で3.3gとやや高め。しかし、七味唐辛子は、一度に大量に食べる食材ではない。カロリーや糖質について、それほど気に留めることはなさそうだ。

2. スーパーフードと呼ばれる薬味も!七味唐辛子のすごい栄養素

七味唐辛子の主体となる材料、唐辛子にはカプサイシンが豊富。血流をよくして発汗を促し、代謝を活性化させてくれる。発汗すると、汗が蒸発する際に身体の体温を奪っていく。唐辛子は、体温を下げコントロールする働きも備えている。気温の高いアジアの地域で、唐辛子を使った料理が多いのも納得するところだ。

ほかの材料についてもみてみよう。

山椒

カリウムやナイアシンなどの栄養素が豊富。体内の水分バランスを調節したり、代謝を活発にしたりする働きを持つ。

麻の実

体内で作り出せない必須アミノ酸9種類が豊富で、必須脂肪酸のバランスがよいことから、スーパーフードと呼ばれることも。

芥子の実

食物繊維、リノール酸が豊富。消化機能を整え、悪玉コレステロールの排除を助ける働きも。ビタミンB群も豊富で、身体の代謝を促してくれる。

黒胡麻

カルシウム、マグネシウム、鉄分など、ふだんから意識しなければ摂りにくい栄養素が凝縮されている。ビタミンEの含有量も多い。

生姜

生姜に含まれるショウガオールには、血液の流れをスムーズにする作用が期待でき、昔から身体を温める食材として用いられてきた。消化を促進する作用もあるようだ。強い殺菌効果もあるため、生ものと一緒に食べるのもよい。

陳皮

香り成分リモネンがもたらすリラックス効果があり、血液の流れをスムーズにして冷え対策にも。また、咳を鎮めたり、胃腸を整えて消化不良を助けたりする働きもしてくれる。

3. 七味唐辛子を生かしたおすすめメニュー

「エビのソテー+七味唐辛子」

エビをソテーすればすぐに食べられる、簡単メニュー。シンプルな素材だけに、七味唐辛子の風味が生きる一品。酒のつまみにもおすすめ。エビが熱いうちに、七味唐辛子をかけると香りもより楽しめる。

エビは殻をむき、背わたを取って、フライパンにオリーブオイルをやや多めに入れて炒める。酒をふり入れ、エビの色が赤くなって火が通ったら、軽く塩をまぶしてできあがり。皿に移してからすぐに、七味唐辛子をかけていただこう。

4. 七味唐辛子の保存方法

スパイスは香りと風味が命。気付いたら賞味期限が過ぎていたなんてことはないだろうか?七味唐辛子は基本的には常温保存でも大丈夫。しかし、唐辛子を乾燥させているので腐りにくいと思えるが、必ずしも腐らないとはいいきれない。どのくらい経ったら腐るのか、七味唐辛子の開封後の賞味期限は家の温度や湿度、冷暗所か日光の当たる場所で保存しているのかなど、各家庭の保存環境によって大きく左右される。

七味唐辛子の大敵は「湿気」「光」「熱」。美味しい七味唐辛子を保つためには「密封」「遮光」「低温」の条件が揃っていることが重要だ。

調理中、便利だからとコンロの近くに置いていないだろうか?唐辛子は熱に弱いため風味が損なわれてしまうのだ。また、料理をすると湿気が多くなり、唐辛子の状態が悪くなってしまう。唐辛子の保管場所には気をつけよう。

次は知っているようで知らない七味唐辛子の保存の仕方を方法別に紹介する。

5. 七味唐辛子は冷蔵保存がおすすめ

日本は高温多湿な国だ。キッチンの引き出しや棚に置いていたら、害虫が湧いてしまうこともある。唐辛子といえば虫除けのイメージもあるが、七味唐辛子はさまざまな種類の薬味が入っていて害虫が好む可能性が高い。七味唐辛子の原料で虫がとくに好むのがけしの実、麻の実、陳皮、ゴマである。ここで虫が苦手な人に朗報がある。じつは害虫は10度以下になると発生しにくいのだ。七味唐辛子を頻繁に使う人も、使いきるのに時間が掛かる人も、つねに低温に保たれている冷蔵保存が最適だ。

また、唐辛子の原料の中には比較的沸点が低いものが含まれている。夏場になると常温でもスパイスが劣化し、風味が損なわれてしまう。常温よりも温度変化の少ない冷蔵庫をおすすめしたい。

6. 七味唐辛子は冷凍保存もできる

よっぽど辛いもの好きで毎日自炊するような人でないと、七味唐辛子をそんなに早く消費することはできない。冷蔵庫でも十分だが、さらに長持ちさせたい場合は冷凍保存もできる。美味しく保存するコツとして容器に入れる量は半分程度にして、残りは冷凍保存にしよう。だいたい2~3週間くらいで使いきる分量にするといつでも美味しい七味唐辛子を楽しめる。ただし、湿気は禁物なのでしっかり密閉して入れて置くと風味や香りが飛びにくく、安心だ。

解凍したいときは、そのまま自然解凍でOK。しかし、解凍するあいだに劣化する恐れもある。そんなときは手っ取り早く調理しながら、温かい料理に投入するだけでよいので非常に簡単だ。隙間がないようにラップなどで小分けに保存しておいたら、都度料理の時に使えて便利そうである。七味調味料を使って料理のレパートリーを増やそう。

7. 七味唐辛子の劣化のサイン

賞味期限とは開封前の食べ物を美味しく食べられる期間のことである。七味唐辛子の場合、開封前は約1年間、開封後だと半年以上経ってしまうと風味が落ちる。しかし味は落ちるが、必ずしも賞味期限がきれたからすぐに食べられないということはないだろう。

それでは、本当に食べられなくなった時の判断はどうしたらよいのだろうか。固まって変なにおいがする、黒いカビのようなものが生えている、虫が湧いているなどと目に見て分かる変化があった場合は、自身の身体のためにも処分しよう。

結論

薬味好きにはたまらない七味唐辛子。そばやうどん、牛丼などいろいろな料理に大活躍。ひとつひとつの材料の栄養素が非常に高く、しかも、ふだんの食事では摂りにくいものが多い。七味唐辛子は、日本のスーパーミックススパイスといえるだろう。保存方法に気をつければ、長期間保存可能な便利な調味料だ。ぜひ、ふだんから食事に摂り入れて、健康維持に役立ててほしい。

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