1. すあまとは?
すあま(素甘/寿甘)とは、主に上新粉と砂糖を使った餅菓子のこと。色味は白色かピンク色が一般的で、形は長方形・カマボコ形・俵型・丸形などさまざまある。このうち卵型は「つるのこ餅」などと呼ばれることもある。また、味わいは餡などを使っていないため、上新粉と砂糖の素朴な甘みが特徴である。紅白が美しい縁起物であるため、お祝いの席で配ったりする地域もあるという。
求肥(ぎゅうひ)との違い
求肥とは、白玉粉・砂糖・水飴などを練り上げて作った餅状の和菓子のこと。また、時間が経ってもしなやかで弾力があり、キメが細かいという特徴がある。このことから「玉だれ(東京都)」や「羽二重餅(福井県)」、「千歳(石川県)」、「柚餅(京都府)」といった上菓子の材料としても使われている。このようにすあまと求肥は、材料・製造方法・使い道などさまざまな部分で異なる。
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2. 「お手軽すあま」の基本的な作り方
すあまは「電子レンジ」を使うことで、比較的簡単に作ることができる。すあまに必要な材料は、上新粉・砂糖・塩・熱湯・片栗粉(打ち粉用)・食紅(お好み)などとなっている。これらの材料を用意したら、さっそく「お手軽すあま」を作ってみよう。
すあまの作り方・手順
1.ボウルに上新粉・砂糖・塩を入れて混ぜる
2.(1)のボウルの中に熱湯を入れて混ぜる
3.ボウルにラップをして電子レンジで加熱する
4.取り出した生地を木ベラなどでていねいに混ぜる
※生地が滑らかになるまで(3)~(4)を繰り返す
5.生地がなめらかになったら棒状に伸ばしておく
6.生地に打ち粉をまぶしてから巻き簾で巻いておく
7.ラップに包んでから、冷蔵庫で1時間程度冷やす
8.適当な大きさにカットして、お皿に盛り付けたら完成
2.(1)のボウルの中に熱湯を入れて混ぜる
3.ボウルにラップをして電子レンジで加熱する
4.取り出した生地を木ベラなどでていねいに混ぜる
※生地が滑らかになるまで(3)~(4)を繰り返す
5.生地がなめらかになったら棒状に伸ばしておく
6.生地に打ち粉をまぶしてから巻き簾で巻いておく
7.ラップに包んでから、冷蔵庫で1時間程度冷やす
8.適当な大きさにカットして、お皿に盛り付けたら完成
3. すあまはどこで買える?
すあまは、東日本ではごく一般的な和菓子であり、和菓子店だけでなくスーパーやコンビニなどでも売られていることが多い。しかし、地域によってはあまり見かけないこともある。そのような場合には、和菓子店のオンラインショップや、ECモール(Amazonや楽天市場など)で探してみるのがおすすめだ。さまざまなお店から上品な見た目の「すあま」が販売されている。
4. すあまに関するよくある質問
ここまで、すあまについて詳しく解説してきた。しかしまだ「すあまは西日本ではあまりみかけない和菓子なのか」や「すあまに使われている上新粉とは何か」などが気になる人もいるだろう。そこで最後に、すあまに関するよくある質問や疑問に回答しておこう。
Q1.西日本では「すあま」は見かけない?
すあまは地域性のある和菓子であり、東日本では見かけることが多いが、西日本ではメジャーとはいえない。実際、Jタウンネットが調べたアンケート調査でも(※1)、中部地方よりも西側エリアでは「知らない」が上回っている。そのため、関東土産としてすあまを買ってみるのもよいだろう。
Q2.すあまに使われている上新粉とは?
上新粉とは、うるち米を製粉した食材のこと。熱湯を加えると餅のような食感になることから、すあま以外にも団子や柏餅などさまざまな和菓子に使われている。なお、上新粉と混同しやすい白玉粉やもち粉などは、もち米を精粉した粉末である。それぞれの食品は粘り感や滑らかさなどが異なる。
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結論
すあまとは、上新粉と砂糖を使った素朴な味わいが特徴の和菓子である。そんなすあまは、家でも作れるが、東日本であればスーパーやコンビニでも見かけることが多い。また、近くで見つからない場合にはネット通販を使うのがおすすめだ。もし興味があったら、すあまを購入してみよう。
(参考文献)
- ※1:Jタウンネット「『すあま』知ってますか?」
https://j-town.net/2020/01/24300688.html?p=all
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