1. ルッコラとはどんなハーブ?
ルッコラは、ゴマを思わせる独特の風味が珍しく、虜になった日本人も多いはずだ。
ルッコラはアブラナ科の植物で、地中海が原産の一年草である。葉は、そこまでギザギザと尖ってはおらず、ふんわりと丸みを帯びている。さらに若葉となれば、一層柔らかく、ベビーリーフの材料としてミックスされて売られることが多い。
ルッコラはアブラナ科の植物で、地中海が原産の一年草である。葉は、そこまでギザギザと尖ってはおらず、ふんわりと丸みを帯びている。さらに若葉となれば、一層柔らかく、ベビーリーフの材料としてミックスされて売られることが多い。
ルッコラの味わい
ルッコラを食べたときに感じる、ピリッとした辛味のもとは、「アリルイソチオシアネート」と呼ばれる成分である。これは、大根・わさび・からしと同じ成分であるのが意外だろうか、納得だろうか。大根には、通じるものがあるかもしれない。この成分には、抗菌作用や抗酸化作用が期待できる。
ちなみに、ルッコラを好んで食べたのは現代人だけではない。かのクレオパトラも、その昔、美肌効果や抗酸化作用などを期待して食べていたといわれている、歴史あるハーブなのである。
ちなみに、ルッコラを好んで食べたのは現代人だけではない。かのクレオパトラも、その昔、美肌効果や抗酸化作用などを期待して食べていたといわれている、歴史あるハーブなのである。
2. セルバチコとはどんなハーブ?
セルバチコはアブラナ科の植物で、多年草。実はルッコラの原種で、野生に近い品種である。ルッコラはクレオパトラの時代に食されていたと前述したが、セルバチコは原種なので、さらに昔からあったということになる。
別名は、ワイルドロケットで、こちらの方が馴染みのある人も多いだろう。また意外なことにセルバチコには和名があり、「ロボウガラシ」とも呼ばれる。
別名は、ワイルドロケットで、こちらの方が馴染みのある人も多いだろう。また意外なことにセルバチコには和名があり、「ロボウガラシ」とも呼ばれる。
ルッコラとの違い
見た目の違いとしては、たんぽぽの葉のように、葉の切れ込みがよりはっきりしている点である。若い葉はギザギザが少なく、成長するほどギザギザが多くなる。形としては、水菜の方が近いかもしれない。おしゃれで独特な葉の形が、皿の中でもしっかりと目立っている。
ルッコラ以上に、さらにゴマを思わせる香り、そしてピリッとした強めの辛みがある。また、食べたときに苦みも感じることだろう。このように、セルバチコはルッコラよりもさらに味がしっかりしたハーブである。
選ぶときは、葉の先までピンとしているものがフレッシュである。根元にまで葉が茂っているものがよいといわれている。新鮮なセルバチコは、より香りが高い。
ルッコラ以上に、さらにゴマを思わせる香り、そしてピリッとした強めの辛みがある。また、食べたときに苦みも感じることだろう。このように、セルバチコはルッコラよりもさらに味がしっかりしたハーブである。
選ぶときは、葉の先までピンとしているものがフレッシュである。根元にまで葉が茂っているものがよいといわれている。新鮮なセルバチコは、より香りが高い。
3. ルッコラとセルバチコ、どう食べる?
とにかくイタリアンのイメージが強いのが、ルッコラとセルバチコである。そのため、生ハム・チーズ・トマトといった食材との相性はバツグンである。
香りが活きる生食がおすすめ
ルッコラとセルバチコの特徴である辛みや苦みは、加熱すると消えてしまうので、気を付けて使いたい。
もっとも香りが活きる食べ方は、もちろんサラダである。オリーブオイル、酢、パルミジャーノ・レッジャーノといったドレッシングとは非常に相性がよい。
サラダのほか、サラダを載せたピザや、トマトソースのパスタの付け合わせとして添えられることも多い。味がしっかりしているので、トマトソースなどの濃い味付けにも負けない強さがある。食べる直前に添えれば、料理の熱でルッコラやセルバチコの香りが飛んでしまうこともないだろう。
もっとも香りが活きる食べ方は、もちろんサラダである。オリーブオイル、酢、パルミジャーノ・レッジャーノといったドレッシングとは非常に相性がよい。
サラダのほか、サラダを載せたピザや、トマトソースのパスタの付け合わせとして添えられることも多い。味がしっかりしているので、トマトソースなどの濃い味付けにも負けない強さがある。食べる直前に添えれば、料理の熱でルッコラやセルバチコの香りが飛んでしまうこともないだろう。
ビタミンなどの栄養も豊富
ちなみにルッコラ、セルバチコともに、栄養豊富なハーブである。ビタミンCやビタミンEをはじめ、カリウム、カルシウム、鉄などを豊富に含んでいるので、積極的に摂っていきたい野菜なのだ。
結論
ルッコラとセルバチコの違いについて紹介した。セルバチコがもとになってルッコラが生まれたとは、意外に感じた方もいるだろう。どちらも、家庭で簡単に栽培できるほどの生命力の強さを持っている。家庭で育てていれば、気軽に料理にも使えるので、子どもと一緒にチャレンジしてみてはいかがだろうか。