1. 梅雨と胃腸の意外な関係
梅雨は雨が多く、日照時間も少ない時期。紫陽花が雨に美しく映えるのは確かだが、お世辞にも好きとは言い難い人がほとんどであろう。そんな梅雨は体内に水分がたまりがちで、この水分を上手に排出することが、体調管理には欠かせない。夏にも通ずることだが、冷たいものを摂りすぎることも、体内の巡りを悪くする要因である。
体内に水分が増えると、さまざまな弊害が起こる。例えば、むくみやだるさ、頭痛もそのひとつである。東洋医学やアーユルベーダの世界では、梅雨に大きく関係している臓器として、胃腸が挙げられる。食欲不振や消化不良が起こりやすいのも、このためだと考えられている。逆に言えば、胃腸をケアすれば、ある程度の体調管理ができるということである。
体内に水分が増えると、さまざまな弊害が起こる。例えば、むくみやだるさ、頭痛もそのひとつである。東洋医学やアーユルベーダの世界では、梅雨に大きく関係している臓器として、胃腸が挙げられる。食欲不振や消化不良が起こりやすいのも、このためだと考えられている。逆に言えば、胃腸をケアすれば、ある程度の体調管理ができるということである。
2. 梅雨に効くスパイス
刺激的なイメージの強いスパイスだが、古くは薬として使われていたことからもわかるように、カラダによい影響をもたらすものが多い。それぞれ薬効が異なるので、特に梅雨に効くスパイスをご紹介していこう。
クミン
カレーの香りづけに欠かせないクミンは、梅雨にぜひ取り入れたいスパイスのひとつ。抗酸化物質を多く含んでおり、消化促進や胃を丈夫にするパワーや、解毒要素などもあると言われる。また、体内に溜まった老廃物を排出することにも長けている。同じく、カレーによく使われるコリアンダーやターメリック、カルダモンにも同じような効果が期待できる。
ブラックペッパー
スパイスのなかでは、おそらく最も馴染みやすいブラックペッパーも、実は梅雨向き。胃腸を整え、血行を促進することで、消化不良を助ける効果がある。ドライタイプが主流であったが、近頃では銘柄にこだわった胡椒も多く販売されている。ものによって味わいがまるで異なるので、いくつか購入してみるとよいだろう。食す直前に挽くと、香りも楽しむことができる。
3. 梅雨の不調解消メニュー
ルーを使わないカレー
日本で普段食べられているカレーは、生まれ故郷のインドのものとは異なるもの。インドのカレーにルーが使われることはなく、すべてスパイスから作られる。このようなカレーは胃がもたれることもなく、見た目よりも味わいもあっさりしている。本来、カレーはとてもヘルシーな食べ物なのだ。多くのスパイスを使っていることはつまり、カラダによい成分がたっぷり含まれているということ。まさに、梅雨にもってこいのメニューなのだ。インドは国土が広いため、地方によってさまざまなカレーが存在する。いくつかパターンのようなものを覚えると、カレー作りがどんどん楽しくなる。
北インドで食べられている、肉を使ったカレーに使われることが多いスパイスは、カルダモン・シナモンスティック・クローブ・クミンシード・ターメリック・レッドペッパー・コリアンダー・ガラムマサラなど。これに生姜・ニンニクが加わる。一度作り方を覚えれば応用もできるので、チャレンジしてみるのがおすすめだ。
北インドで食べられている、肉を使ったカレーに使われることが多いスパイスは、カルダモン・シナモンスティック・クローブ・クミンシード・ターメリック・レッドペッパー・コリアンダー・ガラムマサラなど。これに生姜・ニンニクが加わる。一度作り方を覚えれば応用もできるので、チャレンジしてみるのがおすすめだ。
簡単チリコンカン
チリコンカンは、アメリカ南部で愛されている豆の煮込み。缶詰の水煮豆を使えば、とても簡単に作ることができる。ポイントは、クミンシードと黒胡椒を冷たい油に入れて、弱火で炒めて香りをしっかりと出すことだ。このひと手間で、ぐっと奥深く、エキゾチックな味わいになる。あとはひき肉と玉ねぎを炒め、トマトと豆の水煮缶を加えて煮込んでいくだけ。味付けのスパイスとしてチリパウダーを加え、塩で味を整えれば完成だ。ケチャップを少し入れると、コクがアップする。ご飯やパスタにかけて食べれば、手軽なワンプレートの完成。梅雨の疲れを一掃してくれるような、スパイシーな味わいも◎。
結論
食べる薬としても用いられてきたスパイスを使った料理は、梅雨の体調不良にも効果を発揮してくれるかもしれない。特に、胃腸に効くスパイスを使った料理を選ぶのがおすすめだ。このほか、疲労回復効果のある酢とスパイスを組み合わせたピクルスもよい。体調管理に役立ててみてはいかがだろう。
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