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今年の梅雨は、薬膳パワーで上手に改善!

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 藤江美輪子(ふじえみわこ)

2019年6月 9日

梅雨の長雨は、植物や農作物にとっては成長に欠かすことのできない恵みの雨。とは言え、人間にとってはなかなか憂鬱なものだ。気分や体調が沈みがちという人も多いことであろう。季節の変わり目と言えばそれまでであるが、どうにか心地よく過ごしたいものである。今回は、そんな梅雨に、薬膳のパワーでアプローチしていく。

1. 梅雨と薬膳の基礎知識

梅雨はどんな季節?

梅雨は、日照時間が短く、雨が普段よりも多い時期を指す。秋にも同じような長雨の季節があるが、どちらも前線が停滞することによって起こる。日本だけでなく、韓国や東南アジアの一部でも梅雨が存在する。

薬膳とは

中国で古くから用いられている考え方で、伝統医学である中医学の理論がベースになっている。カラダからのサインを読み取り、それに合った食材や漢方薬を用いることで、体調を管理する考え方だ。漢方薬を使わなくてはならない、特別な食材が必須などと敬遠されることもあるが、身近にある食材だけでも十分、薬膳の考え方を反映することができる。食材の特性を知り、それぞれのパワーをいかにうまくカラダに取り入れるかを実践する、これぞ薬膳である。

梅雨と薬膳

梅雨は雨が多い分、湿気もとても多い。これは大気だけでなく、体内も同じこと。この湿気が体調不良の原因のひとつと考えられている。また、梅雨は春と夏をつなぐ間の季節。暑さと寒さが入り混じることも、体調を大きく左右する原因であろう。薬膳では、このような病の原因となるものを邪気と呼んでいる。梅雨において、気をつけるべき邪気は湿邪と呼ばれ、水分が飽和状態である様を表している。また、湿邪と大きく関係しているのが、薬膳で脾胃と呼ばれている胃腸など、消化器官全般。これらをフォローしていくことが、不調改善に通ずるとされている。

2. 梅雨に食べたい食材

食材を選ぶときは、体内の余分な水分を排出してくれるものを選ぶこと。なかでも、消化器官に負担のかからないものが重要である。調理法としては煮る、蒸す、茹でるなど、油を使わないものが効果的だ。普段ならば生で食べる野菜やフルーツも、温めるとより効果的である。

水分を排出する食材

湿邪に対処するためには、まず体内の余計な水分を排出すること。この利尿に役立つのが、冬瓜やトウモロコシ、あさりや玄米などである。スイカ、トマト、キュウリなどもカリウムが多く、利尿効果が高いが、体を冷やす可能性も高い。これらは温めて食べるのがおすすめだ。さくらんぼ、ぶどうなどもおすすめであるが、果糖が多いので摂りすぎは禁物。少量にとどめておくことが重要である。また発汗も、水分排出に効果的。生姜や香味野菜、香辛料を取り入れるのもおすすめだ。

胃腸を守る食材

大豆やそら豆などの豆類は、胃腸を元気にするうえに、水分排出にも効果を発揮するので、梅雨には積極的に取り入れたい。このほか香辛料やネギ、大葉などの香味野菜も胃腸を温めてくれる上、水分排出にも効果を発揮してくれる。

3. 梅雨向き!手軽な薬膳メニュー

トウモロコシご飯

簡単に作ることのできるトウモロコシご飯は、日常的な薬膳としてもおすすめだ。ポイントは、トウモロコシのヒゲも使うこと。白米でも作ることができるが、はと麦を混ぜたり、玄米を使うとさらに効果的である。トウモロコシは皮をむき、ヒゲはきれいな部分だけとっておく。包丁を使って、実を芯からこそげ落としておく。米に水を加え、トウモロコシの芯、実、ヒゲ、ひとつまみの塩を加えて、炊き上げるだけ。食べるときは、芯は取り除くこと。

丸ごと冬瓜スープ

冬瓜はワタや皮も食すことができるので、余すことなく、すべてを食すことのできる野菜である。今回は、皮以外を丸ごとスープにしていこう。冬瓜は皮をむき、一旦、包丁やスプーンでわたを取り外す。手羽先、ネギ、生姜、水を鍋に入れて火にかけ、ことこと煮込み、途中で冬瓜の実とワタを投入して、さらに煮込んでいく。鶏肉は出汁が出るので、骨つきがおすすめだ。火が通ったら、塩コショウで味付けをして出来上がり。ネギやパクチーを飾ってもよいだろう。

結論

梅雨の体調不良は、湿邪と呼ばれる余分な水分が原因のひとつ。上手に排出し、体内の巡りをよくするためにも、薬膳のパワーを借りるとよい。薬膳と聞くと身構えてしまう人もいるようだが、実は身近にある食材でも作ることができる。美味しくカラダをケアして、憂鬱な梅雨を乗り切ろう。
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