- エネルギー:51kcal
- たんぱく質:1.0g
- 脂質:0.2g
- 炭水化物:13.4g
- 飽和脂肪酸:0.02g
- 一価不飽和脂肪酸:0.03g
- 多価不飽和脂肪酸:0.12g
- βカロテン:53μg
- ビタミンE:1.3mg
- ビタミンK:6μg
- ビタミンB1:0.01mg
- ビタミンB2:0.02mg
- ナイアシン:0.3mg
- ビタミンB6:0.11mg
- 葉酸:37μg
- パントテン酸:0.31mg
- ビオチン:1.4μg
- ビタミンC:71mg
- ナトリウム:1mg
- カリウム:300mg
- カルシウム:26mg
- マグネシウム:14mg
- リン:30mg
- 鉄:0.3mg
- 亜鉛:0.1mg
- 銅:0.10mg
- マンガン:0.09mg
- セレン:1μg
- モリブデン:Tr
- 水溶性食物繊維:0.6g
- 不溶性食物繊維:2.0g
- ベビーキウイをザルにのせて水洗いする
- ザルを軽く振って水気を切る
- そのまま食べる
- ※1:食品成分データベース|文部科学省
https://fooddb.mext.go.jp/ - ※2:日本家政学会誌「ベビーキウイ(サルナシ)果実の特性」日本家政学会
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jhej/61/8/61_501/_pdf/-char/ja - ※3:カロテノイド _ e-ヘルスネット(厚生労働省)
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-007.html
1. ベビーキウイとは
「キウイ」と名の付くことから単純に小さなキウイをイメージするかもしれないが、厳密にはやや異なる。
サルナシの果実
ベビーキウイは「サルナシ」という、マタタビ科マタタビ属の植物にできる果実のことだ。コクワ、ミニキウイ、キウイベリーなどと呼ばれることもある。キウイにもよく似ているがキウイは「シナサルナシ」という種類なので厳密には別物ということになる。
ベビーキウイの主な産地と旬の時期
ベビーキウイは日本全国の山間部に自生しているほか、岩手県、山形県、新潟県、福島県などの一部地域では商業生産もおこなわれている。だが日本に流通しているベビーキウイの多くはアメリカ産やチリ産などの輸入品だ。
また日本のベビーキウイは一般的に10〜11月頃が食べ頃であるのに対し、アメリカ産は9〜10月頃、チリ産は2〜3月頃に収穫時期を迎える。
2. ベビーキウイの特徴や魅力
ベビーキウイの特徴や魅力を挙げるとすれば、ミニトマトサイズでフォトジェニックな点、それに強い甘みと爽やかな酸味が混ざりあって美味しい点などだ。
フォトジェニックな見た目
ベビーキウイは長さ2〜3cm程度、重さ5〜10g程度の小さな果物である。ちょうどミニトマトと同じくらいだ。鮮やかな緑色の果皮と可愛らしい見た目がフォトジェニックで魅力的である。
また一般的なキウイとは異なり、果皮は産毛が少なくツルンとしている。中身はキウイフルーツそっくりで、緑色のみずみずしい果肉と黒いツブツブが詰まっている。
濃厚な甘さと爽やかな酸味がクセになる
ベビーキウイは濃厚な甘みと爽やかな酸味を楽しめる果物だ。とくに、糖度は一般的なキウイが12〜15度なのに対し、ベビーキウイは品種により20度を超えるものもある。かなり強い甘みを感じられるだろう。なお丸ごと食べられるが皮の近くは酸味が強い。
3. ベビーキウイの栄養価
「文部科学省 食品成分データベース(※1)」では、ベビーキウイ(さるなし)の栄養価はキウイフルーツ(緑肉種/生)と同じとして扱われている。本稿ではそのデータを元にキウイフルーツ100gあたりの栄養価を紹介しよう。
ベビーキウイの100gあたりの栄養価
ベビーキウイに含まれる機能性成分
ベビーキウイには、抗酸化物質「クロロフィル」や消化酵素「アクチニジン」などのほか、βカロテンやルテインといった「カロテノイド」も含まれている。(※2)カロテノイドにも抗酸化作用があり、体内の活性酸素を抑えたり取り除いたりする作用があるとされる。(※3)
4. ベビーキウイの食べ方
ベビーキウイは産毛が少なく皮も薄いため丸ごと食べられる。皮の近くは酸味が強いため、ブドウのように果肉だけ食べたり、食感が悪いヘタを取り除いたりするのもおすすめだ。
ベビーキウイの食べ方
5. ベビーキウイに関してよくある質問と答え
ベビーキウイに関してよくある疑問と、それに対する回答をまとめた。
Q1.キウイフルーツとの違いは何か?
冒頭でも軽く触れたが、キウイはベビーキウイと同じ「マタタビ科マタタビ属」の一種である。しかし「サルナシ」と「シナサルナシ」なので厳密にはやや異なる。キウイにもヘイワード、ゴールドキウイ(ホートA16)、レインボーレッドなどさまざまな種類がある。
代表的な品種であるヘイワードは、長さ6〜8cm程度、重さ100〜130g程度だ。ベビーキウイの近縁種ではあるが、サイズや重さなど外見的な特徴はまったく異なる。
Q2.ベビーキウイはどこで手に入る?
ベビーキウイはコストコなどのスーパーで売られていることがあるほか、ECモールやオンラインショップなどで見つかることもある。国産品がほしい方は、旬の10〜11月頃に探してみるとよいだろう。
結論
ベビーキウイは「サルナシ」という植物にできる果物だ。キウイを小さくしたような見た目で、強い甘みと爽やかな酸味が楽しめる。国産品も出回っているが流通時期が限られているため、旬の時期にECモールなどで探してみるとよいだろう。
(参考文献)
この記事もCheck!