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低温殺菌牛乳とは?高温殺菌牛乳との違いや市販のおすすめ品を紹介!

低温殺菌牛乳とは?高温殺菌牛乳との違いや市販のおすすめ品を紹介!

投稿者:食生活アドバイザー 吉田昌弘

監修者:管理栄養士 中山沙折(なかやまさおり)

鉛筆アイコン 2022年2月 9日

一般的な牛乳(高温殺菌牛乳)と異なり、低温殺菌処理で作られている「低温殺菌牛乳」。日本ではあまり多く使われていない殺菌方法であるが、低温殺菌で作られた牛乳は甘みが強く、牛乳らしさを感じにくいという特徴がある。今回は、そんな低温殺菌牛乳について詳しく解説する。普通の高温殺菌牛乳との違いや、市販のおすすめ低温殺菌牛乳などについてもしっかりと確認しよう。

  

1. 低温殺菌牛乳とは?

低温殺菌牛乳
低温殺菌牛乳とは、その名称の通り「低温殺菌」によって作られた牛乳のことである。牛乳の殺菌方法は大きく5つあるが、日本では「超高温瞬間殺菌法(UHT法)」という殺菌方法が主流。一方、低温殺菌牛乳に使われているのは「低温長時間殺菌法(LTLT法)」という殺菌方法である。この方法で作られた牛乳は甘みが強く、牛乳らしさが少なくてスッキリとした味わいになっているという。

牛乳の5つの殺菌方法

日本では牛乳の殺菌は「超高温瞬間殺菌法」が主流である。しかし、牛乳の殺菌方法は加熱温度と加熱時間により大きく5つに分類される。そこで牛乳の殺菌方法について簡単にまとめておく(※1)。

【牛乳の殺菌方法の一覧】

・低温長時間殺菌法:63~65℃を30分間保持する殺菌法
・連続式低温殺菌法:65~68℃を30分間保持する殺菌法
・高温保持殺菌法:75℃以上を15分以上保持する殺菌法
・高温短時間殺菌法:60℃前後で予備加熱してから、72℃以上で15秒殺菌する方法
・超高温瞬間殺菌法:120℃~150℃を1~3秒保持する殺菌法

2. 低温殺菌牛乳と高温殺菌牛乳の違い

低温殺菌牛乳
低温殺菌牛乳は低温殺菌しているため、生乳らしい味わいを楽しむことができる。しかし、その一方で殺菌効果は高温殺菌牛乳よりも劣るため、賞味期限はやや短いという欠点もある。ここでは高温殺菌牛乳と比較しながら、低温殺菌牛乳の特徴や魅力などを確認してみよう。

その1.生乳らしさを楽しめる

一般的に低温殺菌牛乳のほうが、「高温殺菌牛乳よりも生乳らしい味わいを楽しめる」といわれている。この理由は、高温殺菌牛乳の場合はごく短い時間であるが120~150℃で殺菌するためタンパク質変性が起こりやすいが、低温殺菌牛乳の場合は65℃前後で殺菌するためタンパク質変性が起こりにくいからだ。そのため、低温殺菌牛乳は生乳に近い甘みを楽しめるといわれている。

その2.賞味期限が短め

低温殺菌による殺菌能力は、高温殺菌よりも劣るため賞味期限は短めとなる。例えば、大手乳製品メーカーであるタカナシ乳業の商品を確認すると(※2)、130℃・2秒間で殺菌された「牛乳3.6 横浜工場発」は賞味期限が残り12日程度で出荷される。一方、66℃・30分間で殺菌された「低温殺菌牛乳」は賞味期限が残り6日程度となっている。このように賞味期限が短いという欠点がある。

その3.栄養価はほとんど同じ

殺菌方法によって栄養価に変化が生じるのか気になる所だが、日本乳業協会の公式サイトを確認すると(※3)、「殺菌方法による栄養成分変化の差異は認められない」とされている。また、「超高温瞬間殺菌法と低温殺菌牛乳とでは、風味には差が認められる」としている。そのため、基本的には低温殺菌牛乳と高温殺菌牛乳のどちらを選ぶかは、風味や賞味期限などから選ぶとよさそうだ。

3. 市販のおすすめ低温殺菌牛乳を紹介

低温殺菌牛乳
低温殺菌牛乳は一般的な高温殺菌牛乳よりも少ないが、タカナシ乳業といった乳製品メーカーをはじめさまざまな企業が製造・販売を行っている。そこでここでは、市販のおすすめ低温殺菌牛乳をいくつか紹介する。低温殺菌牛乳を選ぶ際の参考にしてみよう。

おすすめ1.タカナシ乳業「低温殺菌牛乳」

「低温殺菌牛乳」は、タカナシ乳業が製造・販売しているロングセラー低温殺菌牛乳である。66℃という低温で30分間殺菌している牛乳であり、生乳のようなスッキリとした風味を楽しめるのが特徴。また、岩手県の牧場でとれた新鮮な生乳を使っているという。サイズには1Lや500mlなどがある。

おすすめ2.四国乳業「生乳鮮度に自信がある低温殺菌牛乳」

「生乳鮮度に自信がある低温殺菌牛乳」とは、四国乳業が製造・販売している低温殺菌牛乳である。生乳本来の味と鮮度を大切にしており、愛媛県にある野村町の生乳のみを使い65℃で30分間低温殺菌して作っている。サイズは1Lとなっている。

おすすめ3.山田乳業「フロム蔵王低温殺菌牛乳」

「フロム蔵王低温殺菌牛乳」は、山田乳業が製造・販売している低温殺菌牛乳である。蔵王高原の自然豊かな牧場でとれた生乳を使っており、63℃で30分間殺菌して作っていることが特徴だ。サイズには1Lと200mlがある。

おすすめ4.丹波乳業「兵庫県産牛乳 低温殺菌牛乳」

「兵庫県産牛乳 低温殺菌牛乳」は、丹波乳業が製造・販売している低温殺菌牛乳である。兵庫県産牛乳を使用しており、65℃で30分間殺菌している。また、牛乳のコクにこだわっている点が特徴といえる。サイズは1Lとなっている。

4. 低温殺菌牛乳に関するよくある質問

低温殺菌牛乳
ここまで、低温殺菌牛乳について詳しく解説してきた。しかしまだ「低脂肪牛乳との違いは何か」や「低温殺菌牛乳はどこで買えるのか」などが気になる人もいるだろう。そこで最後に、低温殺菌牛乳に関するよくある質問・疑問に回答する。

Q1.低脂肪牛乳との違いは何か?

低脂肪牛乳と低温殺菌牛乳は、文字が似ているが別の商品となっている。低脂肪牛乳は牛乳の成分に従った区分であり、生乳から乳脂肪分を取り除いたものを指す。一方、低温殺菌牛乳は牛乳の殺菌方法に従った区分であり、「63~65℃を30分間保持する殺菌法」を採用している牛乳のことをいう。これら2つは文字こそ似ているが、異なるものを指すため間違えないようにしよう。

Q2.低温殺菌牛乳はどこで売ってる?

低温殺菌牛乳は、一般的なスーパーでも売られていることがある。しかし、牛乳の種類数が少ないお店だと、低温殺菌牛乳を取り扱っていないことも多い。そのようなときには、乳製品メーカーなどのオンラインショップやECモールで探してみるのがおすすめだ。特にECモールでは数多くの低温殺菌牛乳がある。ぜひAmazonや楽天市場などで低温殺菌牛乳を探してみよう。

結論

日本で主流の高温殺菌牛乳に比べ、低温殺菌牛乳はタンパク質変性が生じにくいため生乳本来の味を楽しむことができる。そのため、賞味期限はやや短いが「牛乳の風味にこだわりたい」という人は低温殺菌牛乳を探してみるといいだろう。もし近くで販売していないなら、オンラインショップやECモールなどで探してみるのがおすすめだ。
(参考文献)
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  • 公開日:

    2019年6月17日

  • 更新日:

    2022年2月 9日

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