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ぐんま名月とは?群馬生まれの甘くてジューシーなリンゴを紹介!

ぐんま名月とは?群馬生まれの甘くてジューシーなリンゴを紹介!

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 中山沙折(なかやまさおり)

鉛筆アイコン 2021年6月16日

1991年に品種登録された群馬県発祥のリンゴ「ぐんま名月」。近年、その美味しさから注目を集めているリンゴの一種であり、年々その栽培面積は広くなっている。今回はそんなぐんま名月について詳しく解説する。特徴や魅力、美味しく食べるためのポイントなどをしっかりと確認しよう。

  

1. ぐんま名月とは?

ぐんま名月(名月/めいげつ)とは、群馬県で誕生した黄色リンゴの一種である。リンゴの王様である「ふじ」とデリシャス系品種である「あかぎ」を交配して作られたぐんま名月は、その黄色い見た目に反して酸味は少なく、甘くてジューシーな食感が特徴となっている。重さは350~450g程度で大玉のリンゴであり、果皮は全体的に黄色~黄緑色だが一部赤く染まっている部分もある。

ぐんま名月の主な産地

農林水産省の「特産果樹生産動態等調査」によれば(※1)、2018年(平成30年)の全国の栽培面積は232.5haとなっている。10年前の2008年時点では41.2haであるため、栽培面積が広くなっていることが伺える。また、2018年時点で最も栽培面積が広いのは青森県(116.7ha)。その次は群馬県(45.8ha)であり、長野県(34.5ha)、北海道(11.6ha)、秋田県(6.2ha)と続いている。

ぐんま名月の旬と主な産地

ぐんま名月は、一般的に10月下旬~11月下旬に出回る晩成種である。また、地域によって収穫開始時期が異なり、群馬県や長野県では10月下旬から、青森県では11月上旬からとなることが多い。貯蔵性は常温で1か月程度となっているため、秋から冬の時期にだけ食べられるリンゴとなっている。

2. ぐんま名月の特徴や魅力とは?

リンゴにはふじやつがるをはじめさまざまな品種があり、それぞれ見た目や味わいなどが異なっている。そこでここではぐんま名月の特徴や魅力について詳しく確認しておこう。

その1.黄色と赤色のグラデーションがきれい

ぐんま名月は黄リンゴの一種であり、果皮は全体的に黄色~黄緑色となっている。また、太陽が当たる部分は赤色に染まるため、果皮の一部~半面がほのかに赤色になっていることが多い。大きさは350~450g程度であり、形は扁円形となっている。

その2.甘みが強くてシャキシャキしている

黄リンゴは蜜が含まれていることが少ないが、ぐんま名月は蜜を含んでいることが多い。また、その糖度は約15%で酸味が少ないため、非常に甘みを強く感じるリンゴとなっている。さらに食感はシャキシャキとしており、歯ざわり・舌触りも優れている。このように食味が非常に優れているため、近年、ぐんま名月の栽培は盛んになってきている。

3. 美味しいぐんま名月の選び方

ぐんま名月は生産量が少ないが、スーパーや八百屋などで見かけることもある。もしぐんま名月を見かけたら、以下のようなポイントを参考にしながら美味しいものを選ぶようにしよう。
  • 果皮:ハリがあり、黄色く染まっているもの
  • 重み:持ったときに重量感のあるもの
ぐんま名月のような黄リンゴは熟すと果皮が黄色く染まるため、酸味が少なく甘みが強いものを選びたいなら黄緑色のものより黄色く染まっているものを選ぶほうがよい。また、一般的に持ったときに重量感があるもののほうが蜜は多い。そのため、果皮や重みから美味しいものを見極めよう。

4. ぐんま名月の美味しい食べ方

ぐんま名月はその他のリンゴと同じようにそのまま食べたり、ジュースやお菓子にしたりしても美味しい。ここではそんなぐんま名月の美味しい食べ方を3種類紹介しておこう。

食べ方1.生でそのまま

ぐんま名月は強い甘みとジューシーな食感が特徴であるため、そのまま食べるのが最も美味しいといわれている。また、食べるときは事前に冷蔵庫で冷やしておくのがおすすめ。そして、冷やしたぐんま名月をサッと洗ってから、皮付きのまま食べるようにしよう。そのまま食べることで、ぐんま名月の美味しさを堪能することができる。

食べ方2.ジュースやスムージー

少し鮮度が落ちてきたぐんま名月は、ジュースやスムージーにするのがおすすめだ。蜜をたっぷりと含んでいるため、甘くて濃厚なリンゴジュースを楽しむことができる。リンゴジュースやリンゴスムージーの作り方は以下のページで詳しく解説しているので参考にしてみよう。
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食べ方3.ジャムやピューレ

甘みと爽やかな香りを楽しめるぐんま名月をジャムやピューレなどするのもよい。また、作ったリンゴジャムやリンゴのピューレは、トーストやヨーグルトなどと一緒に食べるのがおすすめだ。入手が難しいぐんま名月をジャムやピューレにして、その風味を贅沢に楽しんでみよう。

5. ぐんま名月の正しい保存方法

ぐんま名月は比較的日持ちするフルーツではあるものの、乾燥や高温などに弱いため保存には注意が必要となっている。保存は冷暗所でも冷蔵庫(野菜室)でも可能であるが、いずれの場合も乾燥対策として新聞紙やキッチンペーパーなどで包み、その上からビニール袋などを被せるのがおすすめとなっている。なお、日持ちはするものの鮮度がいいうちにできる限り早く食べるほうがよい。

結論

ぐんま名月は生産量が少ないため希少性が高いリンゴとして知られているが、近年は栽培面積も増えており入手しやすくなってきている。産地以外であればネット通販やふるさと納税などを利用するのもおすすめ。10~11月頃に出回るので、その時期に探してみるとよいだろう。
【参考文献】
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  • 公開日:

    2019年6月24日

  • 更新日:

    2021年6月16日

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