1. カリフラワーの基本の茹で方
まずはカリフラワーの基本的な茹で方を確認しておこう。カリフラワーの茹で方には「丸のまま茹でる方法」と「小房に分けて茹でる方法」の2種類がある。以下ではそれぞれのやり方を紹介する。
丸のままカリフラワーを茹でる方法
- カリフラワーの葉と茎を切り落としておく
※茎部分や葉部分なども食べることが可能 - 水を張ったボウルで花蕾を揺すりながら洗う
- お鍋にお湯2Lを沸かし、塩大さじ1を入れる
- カリフラワーの茎のほうを下にして1分茹でる
- カリフラワーを上下裏返してから1分茹でる
- 茹でたカリフラワーをザルにあげて冷ます
- 茎の根元に包丁を入れて小房に切り分ける
小房に切り分けたカリフラワーを茹でる方法
- カリフラワーの葉と茎を切り落としておく
※茎部分や葉部分なども食べることが可能 - 茎の根元に包丁を入れて小房に切り分ける
- 鍋にお湯2Lを沸かし、塩大さじ1入れる
- カットしたカリフラワーを鍋に入れて2~3分茹でる
- 茹でたカリフラワーをザルに上げて冷ます
2. カリフラワーを美味しく茹でるコツ
カリフラワーは前述の方法でも茹でることができるが、より美味しく作りたいならお湯にレモン汁やお酢を入れたり、小麦粉を加えたりするのもおすすめだ。ここではカリフラワーを茹でるときに役立つテクニックを紹介する。
コツ1.レモン汁やお酢を入れる
カリフラワーを茹でると、茶色っぽい色味になってしまうことがある。そのような変色を防ぎ、真っ白な状態をキープしたいなら、お湯にレモン汁や酢などを入れるのがおすすめだ。レモン汁やお酢には酸化を防ぐ働きがあるため、カリフラワーが褐色になるのを防ぐことに役立つ。お湯2Lに対して大さじ1程度のレモン汁か、お酢を入れるようにしよう。
コツ2.小麦粉を加える
カリフラワーの食感をよくしたいときには、小麦粉を加えるのがおすすめだ。お湯に小麦粉を加えることで、ふっくらとした食感に茹で上がる。また、小麦粉を使うと早く茹で上がったり、白くキレイに仕上がったりするなどのメリットもある。こちらの方法を試す際は、小さじ2程度の小麦粉を小さじ2程度の水で溶いておきお湯に加えるようにしよう。
3. カリフラワーを電子レンジで茹でる方法
カリフラワーを素早く加熱したいなら、電子レンジを使うのがおすすめだ。電子レンジを使ったカリフラワーの加熱は以下の手順で行うようにしよう。
電子レンジでカリフラワーを茹でる方法
- カリフラワーの葉と茎を切り落としておく
※茎部分や葉部分なども食べることが可能 - 茎の根元に包丁を入れて小房に切り分ける
- 耐熱容器にカリフラワーを入れてラップをする
- 600Wで2分程度カリフラワーを加熱する
※100gあたり1分程度を目安にするとよい - かたさを確認して問題がなければ冷ます
4. 電子レンジでカリフラワーを茹でるメリット
カリフラワーを電子レンジで茹でることには、「早く茹でられる」以外にもさまざまなメリットがある。そこでお湯で茹でる方法と比較したときの、電子レンジで加熱するメリットを確認しておこう。
メリット1.栄養素やうま味を逃がさない
カリフラワーはお湯で茹でるとビタミンB群などの栄養素や(※1)、うま味などが流出してしまう。一方、電子レンジで加熱した場合はお湯につけないので、このような栄養素やうま味などが残りやすい。ただし、お湯で茹でない分、カリフラワー特有のえぐみなどが残りやすいといわれている。
メリット2.均一に加熱することができる
電子レンジで茹でるメリットには、均一に火を通せるというものもある。また、加熱時間を秒数で設定できるため、カリフラワーの茹で過ぎを防げるというメリットもある。鍋で茹でると茹ですぎなども起こりやすいので、下茹でを失敗したくないなら電子レンジを使うようにしよう。
結論
カリフラワーを料理に使う際には下茹でが必要になるが、その方法には大きく「お湯で茹でる方法」と「電子レンジを使う方法」の2種類がある。それぞれ長所と短所があるので、その時々に適した方法でカリフラワーを茹でるようにしよう。
【参考文献】
- ※1:文部科学省「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」
https://www.mext.go.jp/a_menu/syokuhinseibun/1365419.htm
この記事もCheck!