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きゅうりの栄養価とは?世界一栄養のない野菜というのは間違え?

投稿者:
オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:
管理栄養士 平原あさみ(ひらはらあさみ)

2019年7月27日

「世界一栄養のない野菜」として、きゅうりがギネス登録されているという噂がまことしやかに流れている。その噂が原因かどうかは定かではないが、きゅうりには、ほとんど栄養がないと思っている人は少なくないようだ。果たして本当にそうなのだろうか?そこで今回は、きゅうりの真実に迫ってみたいと思う。

1. きゅうりがギネス登録されているのは本当!

きゅうりが、ギネス登録されていることは本当だ。しかし、「世界一栄養のない野菜」として登録されているわけではない。きゅうりは、「Least calorific fruit(最もカロリーの低い果実)」として、1987年にギネスブックに登録されている。「最もカロリーが低い」という点が、「最も栄養がない」と、誤解され、間違った情報が噂として、世間に知れ渡ってしまっているようだ。
ちなみに、きゅうりは、日本では野菜の扱いになっているが、海外では、果実の扱いになっているようだ。これは、植物学的な見解に基づくところが大きい。植物学的には、種のまわりに実をつけるものは、すべて果実に分類されている。アボカドやナス、かぼちゃ、トマトなども、植物学的には果実に該当するようだ。
栄養成分表などには、きゅうりのカロリーは、100g当たり14カロリーと記されている。多くの果実は果糖が含まれているため、カロリーもそれ相応に高い。そのことを考えると、確かにきゅうりのカロリーが果実の中で、最も低いという点は、うなずける。
しかし、そもそもカロリーと栄養は、別物である。カロリーが低いから栄養がない、と考えるのは、いささか早計といわざるを得ない。

2. きゅうりに含まれる主な栄養素

きゅうりのカロリーが低いのは、その95%が、水分でできているためのようだ。しかし、残りの5%には、身体にとってプラスになる以下のような栄養素が含まれている。

カリウム

きゅうりに含まれている栄養素の中では、特に豊富だ。カリウムは、体内の余分なナトリウムを体外に排出する作用があることから、塩分の摂り過ぎを調節する働きがある。

ビタミンK

カルシウムと同様に骨などに作用する。骨を丈夫にする働きのほか、血液凝固因子を活性化させ、出血を止める働きもある。

ビタミンC

100g当たり、およそ100mgとかなり豊富に含まれている。ちなみにこれは、トマトの約1.26倍もの含有量になる。ビタミンCは、すぐれた抗酸化作用をもち、ビタミンEと協力して有害な活性酸素から体を守る働きがある。

食物繊維

第6の栄養素として、注目されている。不溶性と水溶性に分かれる食物繊維だが、きゅうりに含まれているのは不溶性の食物繊維だ。老廃物などを吸着して体外に排出する働きにより、腸内環境を整え便秘の改善に効果が期待できる。

3. 注目すべききゅうりの有効成分

シトルリンというウリ科の植物特有の有効成分が、きゅうりにも豊富に含まれている点は、やはり見逃せまい。
シトルリンは、アミノ酸の一種で、数々の効能が期待できる成分として、注目されている。血流を促進する働きや、成長ホルモンの分泌を促進する働きがあると言われている。
また、きゅうりには、フィセチンというフラボノイドの一種も含まれている。フィセチンには、抗炎症作用が認められていて、この作用により、脳の健康を維持する効果が期待できるようだ。

結論

世界一栄養のない野菜、という、きゅうりに対する間違った認識をお持ちであった場合、今回の記事で、その認識を改めていただけただろうか?夏野菜の代表的な存在でもあるきゅうり。豊富に含まれる水分は、熱中症予防にも効果的だ。漬け物や酢の物、サラダと、これからも幅広く活用しよう。
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