1. アーモンドフィッシュとは?

アーモンドフィッシュとは、味付けした小魚とアーモンドを合わせた料理のことである。シンプルな組み合わせではあるが、カリカリとした食感と素材のうま味が楽しめる料理だ。小魚にカルシウムなどが多く含まれるため、子どものおやつや学校給食などにも出されることが多く、手で食べることができるため、お酒のおつまみとして食べられることも多い。このようにメリットもたくさんある。
2. アーモンドフィッシュに含まれる栄養素

アーモンドフィッシュは美味しいだけでなく、カルシウム、鉄分、ビタミンEなどの栄養素も含んでいる。そこで、文部科学省の「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」などを確認しながら、煮干しとアーモンドに含まれる栄養素を詳しく確認しよう(※1)。
その1.煮干し(小魚)
アーモンドフィッシュには、甘く味付けされた煮干し(カタクチイワシ)が使われている。煮干しの特徴は水分量が少なく、たんぱく質が100gあたり64.5gと豊富なこと。また、カリウム・カルシウム・マグネシウム・鉄分などのミネラル類、ビタミンD・ビタミンB群、ビタミンEなどのビタミン類を多く含むことなどがある。その一方で、脂質や炭水化物は少なく低カロリーなのもポイントだ。
その2.アーモンド
アーモンドフィッシュには、細長くカットされたアーモンドも含まれている。アーモンド(いり)も水分が少なく、脂質が100gあたり54.1gと多く含んでいる。また、炭水化物は20.7g、たんぱく質は20.3gとなっている。そのほかにもカリウム・カルシウム・リンなどのミネラル類、ビタミンEやビタミンB群などのビタミン類も豊富。特にビタミンEは100gあたり29.0mgと多く含んでいる。
3. 自家製アーモンドフィッシュの作り方

アーモンドフィッシュは、食材を用意すれば家で作ることも可能だ。用意するものは、煮干し・アーモンド・白ゴマなどの食材と、砂糖・醤油・みりんなどの調味料。これらを準備したら以下の手順で自家製アーモンドフィッシュに挑戦してみよう。
自家製アーモンドフィッシュの作り方・手順
- アーモンドは細長く刻んでおく
- フライパンに煮干しを入れて乾煎りする
- 火を消して砂糖・醤油・みりんを加える
- もう一度火にかけて調味料を煮干しに絡ませる
- 作った味付け煮干しとアーモンドを合わせたら完成
4. 市販のおすすめアーモンドフィッシュ3選

アーモンドフィッシュはスーパーやコンビニエンスストア、バラエティショップなどさまざまなお店で購入できる。また、Amazonや楽天市場のようなECモールでも購入が可能だ。ここでは、そんな市販されているアーモンドフィッシュの中から人気がある商品を3種類紹介しておこう。
おすすめ1.藤沢商事「アーモンドフィッシュ」
「アーモンドフィッシュ」は、埼玉県にある乾物食品やチルド食品の製造・販売を行っている藤沢商事の商品である。学校給食にも採用されている藤沢商事のロングセラー商品であり、ローストしたアーモンドと甘い煮干し(国産カタクチイワシ)がどこか懐かしい味わいとなっている。数あるアーモンドフィッシュ商品の中でも、特に「定番のアーモンドフィッシュ」といえるだろう。
おすすめ2.黒田屋「アーモンドフィッシュ」
「アーモンドフィッシュ」は、佐賀県にある豆菓子珍味の総合卸問屋である黒田屋(豆商黒田屋)が製造・販売している商品である。こちらも国産カタクチイワシを使っており、ほどよく甘みを付けているのが特徴。また、アーモンドには香ばしいアメリカ産のものを使用している。1袋6gと少量なので、おやつ・おつまみとしても食べやすい。
おすすめ3.なとり「JUSTPACKフィッシュアーモンド」
「JUSTPACKフィッシュアーモンド」は、おつまみ商品の製造・販売を行っているなとりのアーモンドフィッシュである。ゴマ付きの煮干しとローストした細切りアーモンドをミックスしている商品で、香ばしさと甘みを楽しめる。こちらのJUSTPACKは1袋あたり19g入っており大容量。また、アーモンドが苦手な人にゴマ付き煮干しだけの「5連ごまつきいりこ」も販売している。
結論
フィッシュアーモンドは学校給食でもおなじみの、甘く味付けされた煮干しと香ばしい細切りアーモンドをミックスした料理である。また、煮干しとアーモンドにはさまざまな栄養素が含まれており、栄養バランスを整えるのにも役立つ。家で作るのも簡単なので、煮干しやアーモンドを買って作ってみるのもよいだろう。
【参考文献】
- ※1:文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」
https://fooddb.mext.go.jp/