1. ブリトーとは?

ブリトー(Burrito)とはメキシコ料理の一種であり、小麦粉で作ったトルティーヤに肉類やワカモレなどさまざまな具材を巻いて作る料理である。また、アメリカ南西部ではテクスメクス料理として親しまれており、肉類やチーズなどをトルティーヤに巻いて食べる。地域によって挟む具材は異なるが、いずれも「トルティーヤに何かしらの具材を巻いて食べる」というのが基本スタイルである。
ブリトーの由来と歴史
ブリトー(Burrito)という名前は、スペイン語の「ロバの耳(Burrito)」に由来する。この理由は明確にはわかっていないが、一般的には「ロバの耳のように見えるから」「ロバのように沢山の具材が入っているから」などと考えられている。また、メキシコ革命期の1910年にロバを使った行商人のファン・メンデスが、肉をトルティーヤに包んで売っていたことも命名に関係しているようだ。
タコスとの違いとは?
ブリトーと似ている料理の一つに「タコス」がある。タコスもメキシコ料理・テクスメクス料理として有名な料理であるが、こちらは「トウモロコシ粉で作ったトルティーヤ」に具材を包んで食べる料理である。また、いずれも同じような食材を使っているが、タコスは「包む(挟む)料理」であるのに対してブリトーは「巻く料理」である。このように二つの料理は原材料や食べ方などが異なる。
2. ブリトーの主な特徴や魅力

ブリトーはトルティーヤに具材を巻いて作る料理であるが、その中にもさまざまな種類がある。そこでブリトーの種類を紹介するとともに、ブリトーの特徴や魅力についても説明しておこう。
その1.さまざまな具材で楽しむことがきる!
ブリトーにはさまざまな具材を入れられる。例えば、メキシコのブリトーであればバルバコア(焼き牛肉)・ウィニース(ソーセージ煮)・チレレジェーノ(トウガラシのチーズ詰め)・サワークリームなどが使われている。また、テクスメクスのブリトーであればスクランブルエッグ・ベーコン・ジャガイモ炒めなどを巻くこともある。このようにお好みの具材を巻いて楽しむことが可能だ。
その2.ドライとウェットの2種類が楽しめる!
メキシコ料理のブリトーにはサルサ(ソース)の有無によって「ドライ」と「ウェット」の2種類がある。このうちサルサを使わないドライは、ストリートフードのように手で持ちながら手軽に食べられる。一方、サルサを使うウェットは、レストランで食べるような料理となっている。ウェットのほうは基本的にフォークとナイフを使って食べることが多く、ボリュームも多めとなっている。
3. ブリトーの基本的な作り方

ブリトーに使うトルティーヤは市販されているので、それを使うことも可能だ。また、「生春巻きの皮」や「餃子の皮」などを使えば簡単にブリトーもどきを作ることができる。ただ、ここではトルティーヤの作り方から、ブリトーに使う具材まで詳しく解説しておく。
【トルティーヤ生地の作り方】
1.ボウルに小麦粉・ベーキングパウダー・塩を入れて混ぜておく
2.ボウルに水とサラダ油を加えてから捏ねて一つにしておく
3.打ち粉をした台で生地が滑らかになるまで捏ねる
4.生地を湿らせたキッチンペーパーに包んで15分程度休ませる
5.生地を麺棒で3mm程度の厚さになるように薄く伸ばしておく
6.フライパンを中火に熱しておき、生地を両面焼けば完成となる
2.ボウルに水とサラダ油を加えてから捏ねて一つにしておく
3.打ち粉をした台で生地が滑らかになるまで捏ねる
4.生地を湿らせたキッチンペーパーに包んで15分程度休ませる
5.生地を麺棒で3mm程度の厚さになるように薄く伸ばしておく
6.フライパンを中火に熱しておき、生地を両面焼けば完成となる
【ブリトーの味付け&仕上げ】
トルティーヤを作ったらお好みの具材を挟むようにしよう。定番はハム&チーズ、ソーセージ&ピザソースなどだが、グリルチキン・グリルビーフ・トマト・レタスなどを巻くのもおすすめだ。さらにメキシコ料理風にしたいなら、別にワカモレやサルサ(ソース)などを用意しておくとよい。手にもって食べたいときは、途中で生地が破けてしまわないように具材を少なめにするとよい。
4. セブンイレブンで販売されているブリトー

セブンイレブンでは1983年からブリトーを販売している。定期的にリニューアルされており、時期によって種類は異なるが2022年1月時点では以下のようなラインナップとなっている。
セブンイレブンのブリトーの種類(2022年1月時点)
・ハム&チーズ
・サルサ&チーズ
・チーズ2倍ハム&5種チーズ
・スラッピージョー
・モッツァレラ2倍トマトのマルゲリータ
・サルサ&チーズ
・チーズ2倍ハム&5種チーズ
・スラッピージョー
・モッツァレラ2倍トマトのマルゲリータ
結論
ブリトーは地域によってさまざまな発展を遂げているため、同じ「ブリトー」という名前であっても違った見た目をしていることが多い。そのため、メキシコ料理店などで注文する際にはどのようなものなのかきちんと把握しておくのがよさそうだ。また、ブリトーは家で作ることも可能だ。さまざまな具材で楽しめるため、自分だけのブリトーを見つけてみよう。
この記事もCheck!