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どうしてところてんは「心太」と書くの?名前の意味や魅力に迫る

投稿者:ライター 藤本龍(ふじもとりょう)

監修者:管理栄養士 藤江美輪子(ふじえみわこ)

2019年7月18日

テングサと呼ばれる海藻から作られるところてん。ところで何故ところてんに「心太」という漢字があてられているのか、疑問に思ったことはないだろうか。今回は、そんなところてんにまつわる素朴な疑問を解消すべく、ところてんの歴史や名前の由来などについて紹介していきたい。

1. ところてんはいつ日本に伝わった?ところてんの歴史

ところてんの歴史は古い。西暦500年代に中国から仏教が伝来したのに合わせて、精進料理の一つとして、こんにゃくの製法と一緒になって伝わったと考えられている。奈良時代や平安時代の頃にはところてんを扱う店もあったが、まだその頃は贅沢品で、庶民の口に入るものではなかったようだ。ちなみに、この頃のところてんは、酢醤油ではなくからし酢をかけて食べられていたとされている。

室町時代の末頃になると、世間一般に海藻を食べる文化が浸透し、そこから徐々に庶民にもところてんを食べる文化が浸透していったようだ。

ちなみに、ところてんと同じようにテングサから作られる寒天の発祥は江戸時代、いまでいう京都伏見のあたりで旅宿を営んでいた美濃屋太郎左衛門(みのやたろうざえもん)が見つけたといわれている。寒天はところてんを寒ざらしにすることで凍らせて水分を抜いて作られる。美濃屋太郎左衛門は、真冬に食べ残しのところてんを外に捨てたところ偶然にこの寒ざらしの状態となり、寒天を発見したといわれている。

2. 何故「心太」と書いて「ところてん」と読むの?その意味は?

何故、心太をところてんと読むようになったのか。元々ところてんの原料であるテングサはところてんを作るために煮凝る海藻であるという意味から、「凝海藻(こるもは)」と呼ばれており、その凝海藻を煮凝らせたものは「こころふと」と呼ばれていたという。

そして、この「こころふと」という呼び名に心太という漢字が当てられるようになり、時代の移り変わりとともに、こころたい→こころてい→こころてん→ところてんという風に徐々に呼び名を変えていったのだといわれている。

3. ところてんの食べ方は地方によってさまざま!

先述の通り歴史ある食べ物であるところてんは、地方によって食べ方が異なる。関東で最も一般的なところてんの食べ方といえば、酢醤油でさっぱりとした味わいを楽しむ食べ方だろう。二杯酢や三杯酢など、好みによって多少味付けが変わるものの、基本的にはおかず的な位置づけで食べるのが関東のスタンダードとなっている。トッピングとして胡麻やシソ、かつお節などを添えられることも多い。一方、関西では、ところてんをくずきりと同じ感覚で黒みつをかけて甘味として食べることが多い。

東北では酢醤油に加えて生姜醤油や味噌など、関東と同様のしょっぱい味付けをベースに独自のアクセントが加わっている。四国においてところてんは、めんつゆや出汁で食べられている。四国の人にとってところてんは麺料理のような感覚なのかもしれない。

沖縄ではもろみ酢や、サトウキビなどを元にした沖縄産の黒みつをかけるなど沖縄ならではの調味料を使った食べられ方が多いようだ。

結論

ところてんは、独特で意味を掴みかねるような呼び名であるが、長い歴史を経て名前が変わった結果であることがわかった。また、ところてんの食べ方は地方によってさまざまで、甘い味付けからしょっぱい味付けまであらゆる方法で親しまれている。いつものところてんに飽きたのであれば、それぞれの地方を参考にいつもとは違う食べ方に挑戦してみるのもよいだろう。
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