1. チキンカツの献立の方向性

チキンカツの具体的な献立メニューを確認する前に、まずは揚げ物料理である「チキンカツ」の特徴を参考に献立の方向性を確認しておこう。
その1.野菜・キノコ・海藻を食べよう
チキンカツは鶏肉(鶏ムネ肉)を揚げて作るため、たんぱく質・脂質・ビタミンE・ビタミンKなどを多く含んでいる。しかし、ビタミンA・ビタミンD・ビタミンCなどのビタミン類、カルシウムや鉄などのミネラル類、食物繊維などは不足しがちとなっている。そのため、これらの栄養素を多く含んでいる緑黄色野菜、キノコ類、海藻類などを合わせるようにしよう。
その2.手軽に作れるものにしよう
チキンカツは20分程度で作れるが、鶏肉を下処理したり揚げたりする必要があるため、作るのに多少の手間がかかってしまう。そのため、副菜やスープはできる限り手早く作れるものがおすすめだ。例えば、副菜であればサラダや酢の物などの加熱が不要な料理、電子レンジで調理できる料理などにするとよいだろう。手軽に作れるスピード料理で、栄養バランスを整えることができる。
2. チキンカツに合う献立メニュー~副菜3選~

前述のとおり、チキンカツに合わせる副菜には野菜・キノコ・海藻などを使うのがおすすめだ。例えば、もやしとわかめの酢の物や、水菜としめじの煮びたしなどを作ってみるのもよいだろう。ここでは、そんなチキンカツに合う献立メニューをいくつか紹介する。
副菜1.もやしとわかめの酢の物
手軽に手に入るもやしやわかめを使って、「もやしとわかめの酢の物」を作ってみよう。わかめには食物繊維やミネラル類、ビタミン類が多く含まれるため栄養バランスが整う。また、5分程度でサッと作れるため、食べる直前に追加することも可能だ。さっぱりとした味わいがチキンカツにも合う。
副菜2.水菜としめじの煮びたし
ビタミン類やミネラル類が豊富な水菜と、ビタミンDや食物繊維などが豊富なシメジを使った「水菜としめじの煮びたし」を作るのもよい。下処理した水菜としめじを煮汁と一緒に2~3分煮るだけで完成する。がっつりとしたチキンカツに対して、優しい味わいを楽しむことができる。
副菜3.しめじとしらすの梅和え
さっぱりとした味わいが美味しい「しめじとしらすの梅和え」を作るのもおすすめだ。しらすはたんぱく質やミネラル類、ビタミン類なども豊富となっている。下茹でしたしめじ、しらす、叩いた梅干し、和風だしの素、酒を軽く和えるだけで簡単に作ることができる。
その他のおすすめ副菜
・ほうれん草のおひたし
・きんぴらごぼう
・キノコのマリネ
・グリーンサラダ
・蒸し野菜/茹で野菜
・きんぴらごぼう
・キノコのマリネ
・グリーンサラダ
・蒸し野菜/茹で野菜
3. チキンカツに合う献立メニュー~スープ2選~

チキンカツを食べるときには、汁物・スープも合わせるようにしよう。例えば、定番のわかめと豆腐の味噌汁、キャベツと卵のスープなどを合わせてもよい。以下でそれぞれについて詳しく確認しよう。
スープ1.わかめと豆腐の味噌汁
チキンカツには和食の定番汁物である「わかめと豆腐の味噌汁」を合わせてもよい。鍋に和風だしの素と水を加えてから一煮立ちさせて、さいの目に切った豆腐とわかめを加える。そして、味噌と小口切りにした長ネギを加えたら完成だ。10分程度で作れるのも魅力の一つといえる。
スープ2.キャベツと卵のスープ
ふわふわとした食感が美味しい「キャベツと卵のスープ」を作るのもおすすめだ。鍋に水を加えてから一煮立ちさせて、ざく切りにしたキャベツを加えて煮る。コンソメ・塩・コショウ・溶き卵を加えて、卵がふわふわに固まったら完成だ。こちらも10分程度で作れるのが魅力となっている。
その他のおすすめスープ
・けんちん汁
・かきたま汁
・野菜のコンソメスープ
・具沢山のミネストローネ
・かきたま汁
・野菜のコンソメスープ
・具沢山のミネストローネ
結論
ボリューム満点なチキンカツはご飯がすすむ料理である。しかし、チキンカツだけでは栄養バランスが偏ってしまうため、できれば副菜やスープなどを合わせるほうがよい。もしチキンカツに合わせる献立メニューに迷ったら、ここで紹介したものの中から選んでみるのもよいだろう。
(参考文献)
- ※:文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」
https://fooddb.mext.go.jp/
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