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大きいけれど柔らかいさやいんげん【モロッコいんげん】の特徴を紹介

投稿者:ライター 佐々木このみ(ささきこのみ)

監修者:管理栄養士 藤江美輪子(ふじえみわこ)

2019年10月23日

さやが平べったくて大きいインゲンを見たことがあるだろうか。モロッコいんげんと呼ばれるさやいんげんだ。ゴツそうな見た目からはどうやって調理すべきか悩んでしまいそうだが、意外にも食べやすく美味しい。その特徴や由来を紹介しよう。

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1. モロッコいんげんの特徴

いんげん豆をさやごと食べるさやいんげん。モロッコいんげんもその仲間だ。ただ、見た目が一般的なさやいんげんとは異なり、平べったい形をしている。サイズも長さ15~20㎝、幅1.5~2㎝ほどと大きめ。ちょっと変わった夏野菜として密かに人気を集めている。

■茹でると柔らかく美味

一般的なさやいんげんは、大きくなり過ぎるとさやが硬くなるため早めの収穫が望ましい。モロッコいんげんは大きめのさやから硬そうなイメージが持たれがちだが、大きくなっても硬くなりにくいし味も落ちない。サッと茹でれば柔らかくなるし、シャキシャキとした歯ごたえも楽しめる。さらにほんのりと甘みもあるため、とても食べやすいのである。

■栄養たっぷり

モロッコいんげんにはβ-カロテンやビタミンKなどが豊富に含まれる。低カロリーでさまざまな栄養素をたっぷり摂れるモロッコいんげんは、美味しいだけでなく身体にも優しい野菜なのだ。

2. モロッコいんげんの誕生と由来

モロッコいんげんが日本に広まったのは1976年頃。モロッコいんげんとは商品名で、正式名称は「平さやインゲン」だ。ほかにも「ジャンピーノ」(サカタのタネ)などという名称もある。

■さやいんげんはもともとは平さやだった!?

江戸時代に隠元により中国から日本に伝えられたものは、さやに丸みがあるいわゆるさやいんげんだった。ところが、実はもともとのインゲンのさやは平たく、ヨーロッパから中国に伝わる間に品種改良が進んだことで丸みのあるさやへと変わったのだ。そのため、地中海沿岸のヨーロッパや北アフリカでは平さやインゲンがいまでも広く作られている。

■ネーミングの由来は国名ではない?

地中海沿岸で食べられていたということもあり、北アフリカのモロッコがネーミングの由来だと誰もが思うかもしれないが、実はそれだけではなく、日本に持ち込んだときにちょうどモロッコを舞台にした映画が流行っていたためともいわれている。野菜の商標にはユニークなものが多いが、モロッコいんげんもまた自由な発想で名付けられたのである。

3. モロッコいんげんの旬と入手方法

モロッコいんげんの旬は、6月~9月にかけて。だが、露地栽培だけでなく施設栽培されているものもあるため、年中入手することができる。

■旬なら簡単に手に入る

モロッコいんげんは、一般的なさやいんげんほどメジャーではないが、スーパーや八百屋でも旬になれば見かけるはずだ。旬のものは美味しく値段も安いため、やはり旬を狙って食べるのが一番である。産地も全国に散らばっているため、取り寄せたりする必要もなく店舗や産直で購入できる。

■家庭菜園にもおすすめ

モロッコいんげんは、さやが硬くなりにくく味も落ちにくいため、家庭菜園にチャレンジする人も多い。春に種をまけば夏には収穫できるうえ、時期をずらして種まきすれば収穫期間も延ばすことができる。

4. モロッコいんげんの美味しい食べ方

モロッコいんげんは、和え物をはじめ炒め物やサラダ、スープ、揚げ物などさまざまな料理に使える。スジもなく下ごしらえがほぼいらないのも魅力。栄養もたっぷりなので、サッと茹でたモロッコいんげんをそうめんなどのさっぱりした料理に添えれば、夏バテ防止にもなりそうだ。

■選び方と保存方法

モロッコいんげんを購入するときは、さやの表面に張りがあり色が鮮やかなものを選ぼう。一般的なさやいんげんと同じくあまり日持ちしないため、入手後は早めに調理したほうがいい。新聞紙やキッチンペーパーで包みポリ袋に入れたものを野菜室で保管し、2~3日以内に食べきろう。大量に入手した場合は硬めに茹でて冷凍保存すれば、1か月ほど持つ。

■グリル焼きがおすすめ

さまざまな料理に合いレシピも多数あるが、シンプルにグリル焼きにすると美味しい。モロッコいんげんの特徴でもある甘みがじっくりと焼くことで引き立つ。献立にもう一品加えたいときやおつまみにもぴったりだ。

結論

平たくて大きなさやからは想像しにくい柔らかさと甘みが魅力のモロッコいんげん。旬の夏になったら、ぜひ積極的に食卓に取り入れたい。シンプルな夏野菜グリルをはじめ、さまざまな料理に活用しながら何度も楽しもう。
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