このサイトは、画面を 
縦にしてご覧ください。
アーモンドプードルとは?お菓子に加えてコクと香りをアップさせよう

アーモンドプードルとは?お菓子に加えてコクと香りをアップさせよう

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 中山沙折(なかやまさおり)

鉛筆アイコン 2021年12月 4日

クッキーやケーキなどのお菓子作りでよく使われる「アーモンドプードル」。これはアーモンドを砕いた粉末状のものであり、焼き菓子に加えるとアーモンド特有の風味を楽しむことができる。今回はそんなアーモンドプードルについて詳しく解説する。「アーモンドプードルとは」という基本からアーモンドプードルに関するよくある質問・疑問までしっかりと確認しておこう。

  

1. アーモンドプードルとは?

アーモンドプードル
アーモンドプードル(アーモンドパウダー)とは、砕いて粉末状にしたアーモンドのこと。主にクッキー、ケーキ、マフィン、タルト、ドーナツなどの焼き菓子に使われる食材であり、アーモンド特有の香ばしさやコクをプラスできるのが魅力となっている。また、お菓子だけでなく和え衣や揚げ衣などにも使える。アーモンドプードルの市販品には「皮あり」と「皮なし」の2種類がある。

2. アーモンドプードルの基本的な栄養価

アーモンドプードル
文部科学省の「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」には(※1)、アーモンドプードルの栄養価は収録されていない。そこで共立食品の公式サイトを参考に(※2)、アーモンドプードルの100gあたりの栄養価を確認しておこう。なお、あくまで参考であるため各社の商品によって数値は異なる。

アーモンドプードル100gあたりの主な栄養価

・エネルギー:587kcal
・たんぱく質:19.6g
・脂質:51.8g
・炭水化物:20.9g
(・糖質:10.8g)
(・食物繊維:10.1g)
・ビタミンE:30.3mg
・食塩相当量:0g

アーモンドはビタミンEや不飽和脂肪酸が多い

アーモンドは、抗酸化作用が強く活性酸素の働きを抑えるのに役立つ「ビタミンE」や、体内で合成できないため食品から摂取する必要がある「不飽和脂肪酸」なども含んでいる。また、アーモンドが含んでいる不飽和脂肪酸にはオレイン酸やリノール酸などいくつか種類があり、例えば、オレイン酸は血液中の悪玉コレステロールを減らす働きなどがある(※3、※4)。
この記事もCheck!

3. アーモンドプードルの基本的な使い方

アーモンドプードル
クッキーやケーキといった焼き菓子などを使うときは、基本的に普段使っている粉類(小麦粉など)の10~30%をアーモンドプードルに置き換えればよい。これだけで、アーモンド由来の豊かな香りやコクを楽しめるようになる。また、レシピによっては粉類を全てアーモンドプードルに置き換えている場合もある。この場合は、レシピ通りにアーモンドプードルを使うようにしよう。

4. アーモンドプードルを使ったおすすめお菓子

アーモンドプードル
アーモンドパウダーは和え物や揚げ物といった料理にも使えるが、一般的にはクッキーやケーキ、フィナンシェ、マフィンといった焼き菓子などに使うことが多い。ここではそんなアーモンドプードルを使ったお菓子をいくつか紹介しておこう。

その1.クッキー

アーモンドプードルの定番の使い道の一つが「クッキー」である。小麦粉の代わりにアーモンドプードルをプラスすることで、アーモンド由来のコクと香ばしさが楽しめるようになる。また、サクサクと歯触りのよい食感になり、噛んだあとはホロホロとした口溶けを感じられる。

その2.パウンドケーキ

アーモンドプードルは「パウンドケーキ」に使うのもおすすめだ。クッキーと同じでアーモンドのコクや香ばしさがプラスされるだけでなく、アーモンドに脂質が多いためしっとりとした柔らかいケーキに仕上がる。小麦粉だけで作ったものよりも、より上品なパウンドケーキが楽しめる。

5. アーモンドプードルの正しい保存方法

アーモンドプードル
未開封のアーモンドプードルは通常、直射日光や高温多湿を避けて常温保存すればよい。しかし、開封後は冷蔵保存が基本となるので注意しよう。冷蔵保存を行う際は乾燥対策のために保存袋や密閉容器などに入れてから、しっかりとチャックやフタをするが重要になる。また、開封後は劣化が早くなるため、できる限り早めに食べ切るようにしよう。

6. アーモンドプードルに関するよくある質問

アーモンドプードル
ここまでアーモンドプードルについて詳しく解説してきた。しかし、まだ「アーモンドパウダーとの違いは何か」「アーモンドパウダーを使うときの注意点は何か」などが気になる人もいるだろう。そこで最後にアーモンドプードルに関するよくある質問・疑問に回答する。

Q1.アーモンドパウダーとの違いとは?

アーモンドプードルと似ている商品名に「アーモンドパウダー」がある。この2つは実は同じ商品のことであり、「アーモンドプードル(amande poudre)」はフランス語を語源としており、「アーモンドパウダー(almond powder)」は英語を語源としているだけで、単に語源が異なるだけとなっている。そのため、市販品の名称が違っても、同じようにお菓子や料理を作ることが可能だ。

Q2.アーモンドプードルの注意点とは?

アーモンドプードルに限らないが、アーモンドはアレルギーを引き起こす可能性がある「特定原材料に準ずるもの」に指定されている(※5)。そのため、人によってはアーモンドを食べるとアレルギー症状を引き起こす可能性がある。不安がある場合にはアレルギー科などに相談するのがよい。

結論

アーモンドプードルとは、砕いて粉末状にしたアーモンドのことである。そんなアーモンドプードルは、焼き菓子には粉類(小麦粉)の代用として使うことができ、アーモンド特有のコクや香り、サクサク感などをプラスすることができる。使うのも難しくないので、ぜひ焼き菓子を作る際にはアーモンドプードルを加えてみよう。
【参考文献】
※1:文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」
※2:共立食品「アーモンドプードルを使いこなそう!」
※3:厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年)」
※4:e-ヘルスネット「トップページ」
※5:消費者庁「アレルゲンを含む食品に関する表示」
この記事もCheck!
インフォメーションマークアイコンオリひとを楽しむための注意事項はこちら
  • 公開日:

    2019年10月 2日

  • 更新日:

    2021年12月 4日

この記事をシェアする      
  • Facebook
  • Twitter
  • Hatebu
  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • Hatebu

人気記事一覧

急上昇
週間

新着記事一覧新着記事一覧