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まるでスイーツ!特徴ある甘さのとうもろこし【サニーショコラ】とは

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 氏家晶子(うじいえあきこ)

2019年10月 8日

名前からして、チョコレートの種類のようなとうもろこし、サニーショコラ。そのイメージに違わず、甘さが特徴だ。それもただ甘いだけではない、複雑な甘さを持つ。皮が柔らかで、まずは生で食べることをおすすめされるとうもろこし、サニーショコラを紹介する。

1. サニーショコラとは

とうもろこしの名前がサニーショコラと聞いて、多くの人はギャップに一瞬戸惑うだろう。だがそのギャップの違和感こそが、見聞きした人に深い印象を残す。フルーツコーンの先駆けであるサニーショコラは、千葉県の種苗会社が育成栽培した、黄粒種のスイートコーンである。穂先はしまりサイズも大きく450~500gほど、見栄えもいい。ただ残念ながら育成が難しい品種である。根が弱く台風など強い風のある地域では育ち難い難点があった。

食べ方【生食編】

皮がとても柔らかいため、フルーツコーンの呼び名もある。いうまでもないが甘いとうもろこしである。サニーショコラは生で食べてもらうことを前提としてつくられた品種といわれているため、新鮮なうちは生でかじりつくことをおすすめしていることが多い。皮が極めて柔らかいため、かぶりつけばフルーツのようなしゃっきりとした食感がある。そしてジューシーな果汁の甘みが広がる。糖度は15度、ときには18度にもなる。これはメロンと同じくらいの甘さだ。とうもろこしは、収穫適期を見極めるのがとても難しい。早すぎれば実の粒が大きくならず水分量だけが多すぎてしまう。また、加熱するとしわができる。遅いと甘みが失せ、皮が固くなる。

食べ方【加熱編】

加熱して食べる場合は、加熱のし過ぎに要注意だ。そもそも生で食べられるうえに、皮も実も柔らかい品種である。茹でるなら、沸騰してから1~2分、電子レンジでも、ラップでくるみ2分前後で十分だ。温めるくらいの気持ちで加熱しよう。それだけに注意すれば、甘いとうもろこしが楽しめる。サニーショコラは、生だと白っぽい黄色だが、火が通るときれいな濃黄になるのもまた食欲をそそる。

2. サニーショコラの種類

現在、サニーショコラを育成栽培した種苗会社では、サニーショコラシリーズを展開して、それぞれに特徴をもたせている。名前だけ聞くと、本当にお菓子の種類のように聞こえるから面白い。

サニーショコラレオ

中早生品種、黄色い粒は、こちらも甘くてジューシー。ほんの少し、サニーショコラより皮が硬い。だが、収穫適期はサニーショコラより長く、フレッシュなまま長持ちするので流通に向いている品種だ。また、加工用にも向いている。

サニーショコラレオ Power

サニーショコラレオとほぼ同じ特製をもち、皮は硬め、収穫適期が長く、美味しさ長持ちだ。決定的に違うのは、育てやすさだ。パワフルで極めて発芽よく、初期の育成も非常に安定している。また倒伏にも強いので、風のあるところでも育つのが特徴だ。

サニーショコラ88

収穫適期まで88日ほどなので、サニーショコラ88という名前である。味のよさと、ボリュームを追求した品種である。黄粒種、実の形は長めで、450~500gと大きく重たく、先端不稔も少なく可食部が多いとうもろこしが収穫できる。暖地ならば、夏から種をまき、秋に収穫することもできる。

ホワイトショコラ

こちらは純白のとうもろこしだ。クリーム色や白っぽい黄色ではなくちゃんと白い。粒のそろいがよく、皮柔らかでフルーティーな味わい。甘みも強い。420gとやや小ぶりではあるが、美しい白いとうもろこしは非常に目立ち、インパクトが強い。栽培に非常に気を使う品種で、近くに黄色やバイカラーの色を持つとうもろこしの側に植えてはいけない。まちがってホワイトショコラが受粉してしまうと、雑種被害を受けてしまう。実の色が濁ったり、シミがついたりすることがあるのだ。純白の色を守るために、ほかの品種からは離して育てるか、ハウスで栽培される。

3. サニーショコラを使ったレシピ

もちろん、新鮮なうちにがぶりと食べきるのが一番いいが、食べきれないときもある。そんなときは、加熱して実を芯から取り外しまたは切り離して、冷凍すると、少しでも甘味を保つことができる。冷凍庫にほぐしたサニーショコラが入っていれば、ちょっと食べたいときに便利であり、調理にちょっと一味欲しいときにも便利である。

サニーショコラのサラダ

茹でる前にほぐし、サラダにして生で食べる。それだけだ。甘い果肉はそのままでも十分に美味しいのだが、ほぐしてほかの野菜やドレッシングとともに食べるのもまた美味しい。グリーンサラダに加えれば、彩りにもなる。

サニーショコラのバターコーン

ちょっと一品足りないときに、フライパンにバターを溶かし、ほぐしたサニーショコラの実を入れ炒める。軽く塩コショウ、隠し味に醤油を入れれば、やめられない美味しさだ。これを炊いたごはんに混ぜても美味しい。そのときは、とうもろこしにしっかりと味をつけておこう。

カスタードクリーム

甘い特性を利用して、お菓子をつくろう。ほぐしたサニーショコラの実を、牛乳で茹でる。牛乳が沸騰しないように気を付けながら完全に火を通す。あら熱をとりミキサーにかける。煮ている間に、カスタードクリーム用の卵黄に、砂糖・コーンスターチ・小麦の順番で入れ、卵黄に空気を含ませるようにすり混ぜておく。ミキサーにかけた牛乳とサニーショコラの実を、先ほどのボウルに濾し入れ、あわせる。木べらやホイッパーなどで混ぜながら弱火にかける。焦げやすいので、しっかり混ぜながら加熱しよう。しばらく弱火にかけていると、とろみが出て最終的にぽってりとまとまるので、バターをひとかけ、香りづけのリキュールをあわせる。完成。
タルトでもシュークリームでも、好みにあわせて使うことのできる、基本のとうもろこしカスタードクリームだ。

サニーショコラマフィン

牛乳で、サニーショコラの実を煮て柔らかくし、荒熱をとって、ミキサーにかける。
さらりとした好みのオイルに砂糖・全卵・小麦粉ベーキングパウダーをあわせてふるったもの・そしてミキサーにかけておいた牛乳とサニーショコラをあわせる。さらに、ひとつかみほどのサニーショコラのほぐした実を入れて、軽くかき混ぜ、マフィンカップに流してオーブンで焼く。サニーショコラの甘みと、加熱された実の食感が楽しめる。

結論

とうもろこしの甘みは、すぐに失せてしまう。昼に収穫しても、発送時に横にしても、ダメではないが甘みは薄くなるのだ。もぎたての美味しさを堪能するには、なかなかに注意が必要だ。しかしそれをしてでも味わう価値がある甘さである。ちなみに、サニーショコラは掛け合わせの結果、でんぷんが少ない品種で、それも生食用に適した特徴のひとつである。
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