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アボンダンスチーズとは?美味しい食べ方やよく合うお酒を紹介!

アボンダンスチーズとは?美味しい食べ方やよく合うお酒を紹介!

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 中山沙折(なかやまさおり)

2021年1月 8日

フランスサヴォワ地方で11世紀頃から作られているアボンダンスチーズ。いまでも当時の製法を守りつつ、手作業で作られている強いコクが特徴のチーズである。今回はそんなアボンダンスチーズの基本・特徴をはじめ、切り方や食べ方のポイント、おすすめのお酒などについても紹介する。

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1. アボンダンスチーズとは?

アボンダンスチーズとは、スイスとの国境に接するフランスサヴォワ地方の伝統的なハードタイプのチーズである。アボンダンスには「豊穣」という意味があるほか、サヴォワ地方にあるアボンダンスという地域も指しているそうだ。出来立ては円盤形の見た目をしており、中身はクリーム色に近い淡い黄色。また、水分量が少ないハードタイプであるため、濃厚な甘みとうま味が特徴になっている。

アボンダンスチーズの特徴

円盤形の見た目をしているアボンダンスチーズは直径38~43cm程度、重量は6~12kg程度(平均10kg)、高さ7~8cm程度となっている。1kg分のアボンダンスチーズを作るのに10kg程度のミルクを使う必要があり、非常にコクが強い味わいになっている。また、最低でも100日程度の熟成が必要になるのだが、これによりヘーゼルナッツやパイナップルのような甘い香りが楽しめるようになる。

アボンダンスチーズの歴史

アボンダンスチーズは、11世紀頃にアボンダンス修道院の修道士たちによって作られ始めた。ほかのチーズは酪農と並行して作られていたのに対し、アボンダンスチーズは修道士たちが品質のよいチーズを目指して作られている。そんなアボンダンスチーズは1381年に開かれたカトリック教会の教皇を決める会議に出され、そこで「美味しさ」が認知される。これをきっかけに世間でも知られていく。

アボンダンスチーズの現在

アボンダンスチーズは、1990年にEU統一の原産地呼称保護である「AOP(現在はAOC)」に認定されている。また、従来はアボンダンス種のミルクだけから作られていたが、現在はアボンダンス種、モンベリアルド種、タリーヌ種の三種が使われている。なお、製造にあたり規制が設けられているため現在でも手作業で作られることが多く、流通量が少ない希少性の高いチーズとなっている。

2. アボンダンスチーズの基本の切り方

アボンダンスチーズは直径38cm程度の大きなチーズであるが、市販されているものはカットされているものが多い。ただし、カットされたものでも大きさによっては切り分けが必要になる。切り分けるときはホールケーキをカットするように中心から外側に向かって放射線状に切るようにしよう。

アボンダンスチーズを放射線状に切るほうがいい理由は、アボンダンスチーズの熟成度が中心部と外側で異なるからだ。アボンダンスチーズの熟成度は中心部が低く、外側になるにつれて高くなるという。チーズは熟成度が低い部分と高い部分をバランスよくしたほうが、美味しく食べることができる。

3. アボンダンスチーズの美味しい食べ方

ヘーゼルナッツやフルーティーな香りがするアボンダンスチーズは、適当な大きさにカットしてそのまま食べても美味しい。また、チーズフォンデュ・ラクレット・グラタンなどにするのもよい。ここでは特におすすめのアボンダンスチーズの食べ方を三種類紹介しておこう。

食べ方1.そのまま

アボンダンスチーズの味と香りを存分に楽しむなら、特別な調理はせずにそのまま食べるのが一番よい。適当な厚さにスライスしてもいいし、サイコロ状にカットするのもよい。また、クラッカーなどと一緒に食べればお酒のおつまみにもなる。ワイン・日本酒などにも合う定番の食べ方といえる。

食べ方2.ベルトゥー

ベルトゥーとはアボンダンスチーズを白ワインに浸して作る伝統的なサヴォワ料理である。耐熱容器にすりおろしたアボンダンスチーズを入れて、その上からサヴォワ産の白ワイン・コショウ・ナツメグを振りかけてオーブンで焼くというもの。表面がきつね色に変化したら完成である。チーズフォンデュのような感覚で食べられるため、パンや茹でた野菜類などを付けて食べるのがおすすめだ。

食べ方3.ラクレット

チーズの種類にもラクレットはあるが、ここでいうラクレットはサヴォワ料理のことである。料理としてのラクレットはチーズの表面を温めて溶かし、それをパン・肉料理・魚料理・野菜などにかけて食べるというものだ。専用のラクレットグリルもあるが、自宅で行うならアボンダンスチーズを電子レンジで加熱するのがおすすめ。簡単にトロトロとした濃厚チーズを作ることができる。

4. アボンダンスチーズに合うお酒の種類

多くのハードチーズには赤ワインが合うのだが、フルーティーな味わいが特徴のアボンダンスチーズには白ワインのほうがよく合う。また、料理としてアボンダンスチーズを食べる場合には日本酒を合わせても美味しい。具体的におすすめのお酒についても確認しておこう。

お酒1.サヴォワ産の白ワイン

アボンダンスチーズは白ワインとの相性が非常にいい。特に辛口の白ワインとの相性がよいのだが、銘柄がわからなければサヴォワ産の白ワインを選ぶのがおすすめ。サヴォワ地方には「ルーセット・ド・サヴォワ」「ヴァン・ド・サヴォワ」などの白ワインがあるのでこれらを選ぶようにしよう。

お酒2.辛口の赤ワイン

アボンダンスチーズと一緒に赤ワインを飲むなら、辛口のものを選ぶようにしよう。例えば「コート・シャロネーズ」「コトー・デュ・ロワール」などがおすすめである。ハードチーズとしてのアボンダンスチーズを楽しみたいときには、このような辛口の赤ワインを探してみよう。

お酒3.日本酒

アボンダンスチーズを料理に使う場合は、濃厚な味わいの日本酒がおすすめだ。特に具材に山芋などを入れたり、調味料に醤油を使ったりした和風の料理には日本酒がよくあう。料理によってはワインだけでなく、日本酒を合わせてみるのもいいだろう。

結論

アボンダンス修道院の修道士たちによって作り出されたアボンダンスチーズは、濃厚なコクと豊かな香りが特徴のハードチーズである。修道士たちのこだわりは今も受け継がれ、牛の品種や飼料も細かく規定されている。アボンダンスチーズを食べるときは地元の白ワインと一緒に楽しむのがよいだろう。
【参考文献】
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  • 公開日:

    2019年11月 8日

  • 更新日:

    2021年1月 8日

  

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