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新鮮なブロッコリーの写真

黄色くなったブロッコリーは食べられる?鮮度の見極め方も解説!

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 中山沙折(なかやまさおり)

鉛筆アイコン 2023年4月27日

「ブロッコリーを冷蔵庫に入れておいたら、先端が黄変してしまった」という経験はないだろうか?その場合、食べられるのだろうか?本稿では、ブロッコリーが黄変する原因を解説するとともに、食べられるのかどうかもお伝えする。鮮度の見極め方などにも触れているので、ぜひ参考にしていただきたい。

  

1. ブロッコリーが黄色くなる理由

わずかに黄変したブロッコリーの写真
ブロッコリーは、スーパーや八百屋では鮮やかな緑色をしているが、購入してから日にちが経つと黄色く変色してしまう。この理由から簡単に解説しておこう。

ブロッコリーが「成長」したため

ブロッコリーが緑色から黄色に変色した理由は、成長して花を咲かせようとしているからである。普段よく見ているブロッコリーの緑色の部分は「花蕾(からい)」といい、つぼみの部分だ。時間が経つと徐々に膨らみ、やがて黄色い花を咲かせる。

2. 黄変したブロッコリーは食べられる!美味しい食べ方は?

ブロッコリーの写真
緑色から黄色に変色したブロッコリーは食べられるのだろうか?食べられるとすれば、どのような食べ方がよいのだろうか?

黄色くなったブロッコリーも食べられるが食感は落ちる

黄色く変色したブロッコリーでも問題なく食べられる。そもそもブロッコリーは和名で芽花野菜(めはなやさい)・緑花野菜(みどりはなやさい)といい、花を食べることを前提としていた。
ただし普段見ている頭が緑色のブロッコリーに比べると、黄色いブロッコリーは味や食感などが落ちている。できるだけ早く食べたほうがよいだろう。

黄色いブロッコリーの美味しい食べ方

緑色のブロッコリーに比べて味や食感は落ちるが、揚げ物や炒め物、グラタンなど加熱調理すれば美味しく食べられる。日が経つと黄色みが増すため、早めに食べるようにしよう。

3. 紫や黒や茶になったブロッコリーは食べられる?

紫色のブロッコリーの写真
ブロッコリーは黄色だけでなく、紫色や黒色、茶色などに変色することもある。ついでなので、色味別に食べられるかどうかについても解説しておこう。

花蕾が紫色のブロッコリーは食べられる?

冬など寒い時期のブロッコリーは、花蕾が全体的に紫がかることがある。これはブロッコリーに含まれる「アントシアニン」である。ベリーなどにも含まれる天然色素で、そのまま食べても問題ない。なおアントシアニンは水溶性のため、茹でれば色素が抜けて鮮やかな緑色になる。

花蕾や茎が黒いブロッコリーは食べられる?

ポリフェノールの可能性もあるが、病気やカビのおそれもある。市販品には少ないが、花蕾が全体的に黒ずんでいたり、茎の中が黒く傷んでいたりするなら病気やカビかもしれない。花蕾や茎が広範囲にわたって黒い場合は、無理して食べずに廃棄しよう。

茶色になったブロッコリーは食べられる?

茶色くなる原因は大きく2つ。1つは茹で過ぎにより焦げたもので、こちらは食べられる。2つめは傷んでいる場合だ。茹でる前から茶色いときは注意しよう。傷んでいるブロッコリーはカビが生えている場合もあるため、食べずに廃棄したほうがよい。

4. ブロッコリーの鮮度の見分け方!食べられない状態とは?

傷んでいるように見えるブロッコリーの写真
お伝えしたように、ブロッコリーの頭が黄色くなっても食べることは可能だ。だが以下のような状態は腐敗しているおそれがあるため、食べずに廃棄しよう。

ブロッコリーが劣化しているサイン

  • 黄色を通り越して茶色に変色している
  • 茎の内部などに黒色のカビが生えている
  • 花蕾や茎がヌルヌルして溶け出している
  • 食べ物が腐った臭い、酸っぱい臭いがする

傷んだブロッコリーは食べずに廃棄を

上記のような状態のブロッコリーは腐っていると考えられる。食べるとお腹を壊したり体調が悪くなったりすることもある。野菜室などで保存していたブロッコリーが腐った場合は、もったいないが必ず廃棄しよう。

5. ブロッコリーの正しい保存方法

ブロッコリーを食べようとしているところの写真
ブロッコリーをできるだけ日持ちさせるためには、正しい保存方法を知っておくことが大切だ。

ブロッコリーの正しい冷蔵保存と冷凍保存の方法

冷蔵保存なら、つぼみの部分にキッチンペーパーを被せてからラップで包み、保存袋などに入れるとよい。冷凍保存なら、切り分けたブロッコリーをラップに包み、保存袋に入れて冷凍庫で保存する。ちょっとしたポイントを押さえるだけでブロッコリーの鮮度を長持ちさせられる。

結論

ブロッコリーは色鮮やかな緑色をしているが、時間が経つとつぼみが膨らんで黄変する。さらに時間が経つと茶色や黒色に変色して腐敗が始まる。黄変したものでも食べられるが、味も食感も悪くなるため、可能な限り新鮮なうちに食べ切るように心がけたいものだ。
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  • 公開日:

    2019年11月21日

  • 更新日:

    2023年4月27日

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