1. びわの保存方法と冷凍のコツとは
びわはバナナなどと違って、一旦収穫してしまうと追熟はせず、すぐに食べないと鮮度が落ちてしまう果物。低温に弱くデリケートなため、すぐに食べられない場合には保存方法には気をつけてもらいたい。すぐに食べられないときには冷凍保存もおすすめだ。コツさえつかめば1~2ヶ月保存が可能になるので、長く美味しいびわを楽しむことができる。
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2. 種まきから学ぶびわの栽培方法
びわを自宅でも栽培できたら、旬の時期に食べ放題で楽しむことが可能に。そんなびわを種から育てる方法を紹介したい。食べたびわの種を、そのまま使うことができるところも手軽で嬉しい。栽培環境を整えポイントをおさえておけば、放っておいても育ってくれるので、栽培レベルは低いほうといえる。種を植えたら、とくに水やりの必要もなく、初めの2~3年は育っていくのを見守るのみ。その後適度に剪定をしてやる必要があるが、それほど難しく考えなくてよいので育てやすいのだ。
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3. びわの名前の由来と栄養素
びわは楽器の琵琶が名前の由来といわれ、古代中国や日本の奈良時代から健康促進効果が期待できる果物として扱われていたようだ。初夏に旬を迎えるため、夏にはありがたい栄養素が含まれている。とくに注目したいのは、クエン酸。クエン酸の働きをサポートするとされているビタミンB2も、びわには含まれているので、夏バテで疲れた身体にはびわが合うだろう。
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4. びわの旬と収穫時期を解説
食べ物にはそれぞれ「旬」という、より美味しく食べられる時期がある。びわの旬は初夏のころ、だいたい5~6月といわれている。近年はハウス栽培も活発になり、1月頃からスーパーなどの店頭に並ぶようになった。びわをより美味しく食べるためにはコツがある。選び方や冷やし方などを意識するだけで、さらに美味しく食すことができるのだ。
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5. 幻のびわ【白びわ】の魅力とは
一度食べると、その味の虜になりほかのびわが食べられないほどだという「幻の白びわ」をご存知だろうか。高級メロンほどの糖度がありながら、ほどよい酸味もあり、バランスのとれた味がやみつきになってしまうのである。静岡県伊豆市に位置する土肥地区でしか栽培されていないという白びわは、とてもデリケートな果物なのだ。出荷がままならない場合も出てくるため、農家にはリスクが高く、積極的に栽培するに至らないため希少価値が高く幻のびわと呼ばれている。
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6. 甘みが強いびわ【涼風】の魅力を解説
国内トップクラスのびわ生産地である長崎で栽培されている「涼風」をご存知だろうか。果汁が多くジューシーなうえ、糖度が高いのが特徴のびわだ。甘さの中に酸味があるのがびわの特徴でもあるが、涼風の場合は酸味があまり感じられず、びわの酸味が苦手な人でも食べられる。ほどよい硬さがあるびわなので、素手でむいても崩れてしまうこともなく扱いやすい。生産数が少なく希少なびわのため、贈答品に向いている品種である。
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7. 特大の希少びわ【瑞穂】の魅力とは
店頭などで見るびわは、手のひらに乗るほどのサイズのものがほとんどだが、千葉で主に栽培されている「瑞穂」は、通常の約3倍もの大きさなのだ。瑞穂はそもそも、甘くて大きい実の「田中」とほどよい酸味の「楠」をかけ合わせて誕生した。すなわち甘さと酸味のバランスのとれた、大きい実が瑞穂なのである。瑞穂は、病気にかかりやすかったり、栽培が難しかったりと、生産数に限りがある品種のひとつ。見かけた際にはぜひ手にとってみてほしい。
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8. びわの種類と選び方
現在、市場で出回っているびわにはたくさんの種類が存在している。そのルーツには3つの品種が関わっている。それが「茂木」「田中」「楠」である。それぞれが掛け合わされて、いまも新たな品種が誕生し続けている。新鮮なびわを見極めるには、皮の表面のうぶ毛が重要なポイント。うぶ毛があるものは新鮮な証拠である。うぶ毛がとれてテカリを帯びたものや、皮にシワがあるようなものは新鮮さに欠けているので避けたほうがよいだろう。
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結論
甘みと酸味のほどよいバランスのとれた果物、びわ。大きさや食感も異なる希少品種もあり、贈答用にも使えるのでチェックしておくといいだろう。食べたあとには種から育ててみるのも楽しそうだ。旬のびわをさまざまな食べ方でぜひ味わってみてほしい。