目次
1. たけのこの栄養と効能

春から初夏に向けて旬を迎えるたけのこの食感を支えている食物繊維は、かつて身体に不要なものと考えられていた。しかし近年では、便通を促したり腸内環境を整えたりする効果が期待できる栄養素として見直されるようになった。そのほかにもたけのこは、筋肉を動かすのに欠かせない栄養素のカリウムや、やる気を向上させる効果があるといわれるチロシンを含んでいる。
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2. たけのこの美味しい調理法

刺身として食べられる小ぶりで鮮度のいいたけのこなら、皮をむかずにオーブンに入れて焼くだけで簡単に美味しいたけのこの蒸し焼きが完成する。茹でてアク抜きしたたけのこなら、大豆やふきなどさまざまな食材と煮てもいいだろう。旬の山菜が手に入ったら、たけのこと一緒に天ぷらにするのもおすすめだ。いつもとはひと味違う洋風揚げ物にしたいなら、フリッターに挑戦してみてはどうだろうか。
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3. たけのこのアク抜き&処理方法

掘り出して時間が経過したたけのこは、えぐみが強くアク抜きしなければ美味しくない。まずいと感じるだけならいいが、腹痛やアレルギー症状が出る場合もあるため注意が必要だ。アク抜きをするには、まず米ぬか・唐辛子・水を用意しよう。次にたけのこの先端を斜めにカットし、切り込みを入れる。最後に深鍋に米ぬかと唐辛子を入れて約1~約3時間煮て、やわらかくなれば完成だ。
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4. たけのこの保存方法

たけのこをまるごと1本買ったときは、まず茹でてアクを抜こう。茹でたたけのこはそのまま料理に使えるため便利だ。余ったりすぐに使わなかったりするものは、たけのこがかぶるくらい水を入れた密閉容器や保存袋で冷蔵保存しよう。傷みやすいので毎日水を替えるのを忘れないようにしてほしい。表面に砂糖を塗ったたけのこをラップで包み、冷凍保存袋に入れて冷凍庫で保管すれば最長で約1ヶ月保存できる。
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5. 最も流通しているたけのこ「孟宗竹」の特徴と食べ方

さまざまな種類があるたけのこだが、スーパーなどで一般的に流通しているのは「孟宗竹」と呼ばれるものだ。孟宗竹は、太さ直径約
10~15cm、肉厚でやわらかく風味がいいのが特徴。掘り出してから時間が経つにつれえぐみが強くなるため、スーパーで購入するときは新鮮なものを選ぶようにしよう。皮にツヤがあり切り口がみずみずしいか、小ぶりで太さがあるかなど選ぶ際のポイントを知っておけば美味しいたけのこが手に入る。
10~15cm、肉厚でやわらかく風味がいいのが特徴。掘り出してから時間が経つにつれえぐみが強くなるため、スーパーで購入するときは新鮮なものを選ぶようにしよう。皮にツヤがあり切り口がみずみずしいか、小ぶりで太さがあるかなど選ぶ際のポイントを知っておけば美味しいたけのこが手に入る。
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6. 淡白な味わいのたけのこ「淡竹」とは

一般的に流通している「孟宗竹」より美味しいといわれているのが「淡竹」だ。中国原産の淡竹は、細長く表面がツルツルしているのが特徴。地下茎が浅い淡竹は地上に顔を出すのが早いため、手で折り曲げるようにして収穫する。淡竹は、アクやクセが少ないので皮をむいて約30分茹でれば、煮物やたけのこごはん・炒め物・揚げ物などさまざまな料理にアレンジして美味しく食べられる。
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7. 東北信越名物たけのこ「根曲がり竹」の特徴や食べ方

寒さのため孟宗竹が育ちにくい東北地方や信越地方では、「根曲がり竹」のほうが馴染み深い。笹たけのこである根曲がり竹は、太さ直径1~1.5cm、長さは約20cmと細く、アクが少なくやわらかい品種なので生でも食べられる。冷蔵庫で保存する場合、湿らせた新聞紙でくるんでから野菜室へ入れよう。長期間保存したい場合は、下処理を済ませたあと、煮沸消毒した瓶に詰めて保存するといいだろう。
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8. たけのこ「真竹」の特徴や食べ方

日本の竹林面積の50%を占める「真竹」は、高さ約20mまで成長することもある大型の竹。弾力に優れた真竹は竹細工や建築に利用され、保水性・抗菌性のある皮はちまきやおむすびなどの包みに使われるなど、私たちの生活に欠かせない存在となっている。採れたての真竹はほとんどえぐみがなく、刺身にしても美味しい。新鮮なものは大根おろしの汁に浸してアク抜きすれば、食感や風味を損なわず食べられる。
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結論
一年中手に入るたけのこの水煮でも、たけのこ特有の食感や風味を楽しめるが、生のたけのこは水煮以上に噛みごたえがあり美味しい。1年に一度旬の短い期間しか食べられない生たけのこを見かけたら、迷わず買って絶品たけのこ料理を味わってみてはどうだろうか。