1. ソーセージのカロリー
ソーセージにはさまざまな種類がある。ケーシングと呼ばれる畜肉の腸などに調味したひき肉を詰め、加熱処理や燻製で仕上げているというのが共通点だ。加熱されていない生ソーセージや乾燥させたサラミソーセージ、肉ではなく魚で作られる魚肉ソーセージなどさまざまなタイプのものがある。
ソーセージの種類ごとのカロリー
それぞれの種類によって、カロリーも変わってくる。代表的なソーセージのカロリーを紹介しよう(すべて100gあたりの計算)。
・ウインナーソーセージ...321kcal
・ドライソーセージ(サラミ)...497kcal
・生ソーセージ...279kcal
・魚肉ソーセージ...161kcal
・ドライソーセージ(サラミ)...497kcal
・生ソーセージ...279kcal
・魚肉ソーセージ...161kcal
サラミは乾燥させているため、100gあたりにするとカロリーが高くなっている。また、魚肉ソーセージは脂肪分の少ない魚が原料となっているためウインナーソーセージの半分ほどのカロリーしかない。
ウインナーソーセージのカロリー
一般的にソーセージといえばウインナーソーセージを指す。ウインナーソーセージは直径20mm未満のもので、それより大きいものは原材料が同じでもフランクフルトソーセージ、ボロニアソーセージと呼び名が変わるそうだ。標準的なウインナーソーセージは1本(18g)あたり58kcal。5本(90g)食べれば289kcalになる。
2. ソーセージの栄養
ソーセージは材料や加工の仕方によってもカロリーが異なることがわかったが、栄養面に関してはどうなっているのだろうか。
ソーセージの種類ごとの栄養(100gあたり)
ウインナーソーセージ
たんぱく質...13.2g、脂質...28.5g、炭水化物...3.0g
ドライソーセージ(サラミ)
たんぱく質...25.4g、脂質...43g、炭水化物...2.1g
生ソーセージ
たんぱく質...14g、脂質...24.4g、炭水化物...0.8g
魚肉ソーセージ
たんぱく質...11.5g、脂質...7.2g、炭水化物...12.6g
肉で作られたソーセージはすべて、脂質が最も多い。それに対し魚肉ソーセージは脂質が少ない分炭水化物が多くなっている。ドライソーセージは水分が抜かれている分、100gあたりのたんぱく質と脂質がかなり多い。
豚肉に含まれる栄養
ウインナーソーセージは主に豚のひき肉で作られている。そのため、ビタミンB1の含有量も多い。ビタミンB1は脚気の予防に効果があることでも知られ、糖質の代謝に重要な栄養素だ。
3. ソーセージの糖質
ソーセージは脂質が多い食品だが、糖質に関してはウインナーソーセージが100gあたり3.0gと低めである。生ソーセージにいたってはわずか0.8gしかないため、糖質制限中の人には生ソーセージがおすすめだ。一方、魚肉ソーセージは12.6gと比較的高めである。脂質やカロリーは低いが、食べ過ぎると糖質オーバーになってしまうため気を付けよう。
4. ソーセージのカロリーオフする食べ方
ソーセージは脂質が多くカロリーも高め。そのため、カロリーオフする食べ方を知っておきたい。体重を気にしている人は比較的カロリーの低い生ソーセージや魚肉ソーセージを選ぶのもよいだろう。
焼くより茹でる
ソーセージはフライパンで焼く際に油をひく必要がない。加熱することによって脂肪が溶け出してくるからだ。そのため、焼くよりもボイルしたほうがより脂が湯の中に流出し、カロリーオフする食べ方につながる。
調味料を控える
ソーセージにケチャップなどをつけて食べる人も多いかもしれないが、カロリーや糖質の高い調味料との組み合わせは避けたほうがよい。ソーセージはそのままでも美味しいし。物足りなければレモン汁や胡椒をふって食べればカロリーオフできるだろう。
結論
ソーセージは脂質が多いためカロリーも高いが、選び方や食べ方を工夫すればカロリーオフすることはできる。食物繊維がたっぷり含まれたサラダなどと一緒に食べれば食べ過ぎを予防することもできるだろう。食べ方に気をつけながらソーセージを活用してほしい。