このサイトは、画面を 
縦にしてご覧ください。
ココアのカフェイン量を紹介!おすすめのノンカフェインココアも!

ココアのカフェイン量を紹介!おすすめのノンカフェインココアも!

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 中山沙折(なかやまさおり)

鉛筆アイコン 2022年10月25日

優しい甘みが美味しい「ココア」。また、カカオポリフェノールなどの機能性成分も含んでいることから(※1)、健康志向が高い人の間ではたびたび話題になっている。しかし、ココアには興奮作用を促す「カフェイン」という物質も含まれている。今回はこのココアのカフェイン含有量などについて詳しく解説する。また、市販されているノンカフェインココアについても紹介しておこう。

  

1. ココアのカフェイン含有量

まずはココアの一般的なカフェイン含有量を確認しよう。ココアのカフェイン含有量は文部科学省の「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」や東京都福祉保健局などで紹介されている。

その1.日本食品標準成分表

「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」には、「ピュアココア」と「ミルクココア」の2種類が収録されている。このうちピュアココア(純ココア)の備考欄には「カフェイン:0.2g」、ミルクココアの備考欄には「カフェイン:Tr(トレース=最小記載量に達していないという意味)」と記載されている(※2)。

その2.東京都福祉保健局

東京都福祉保健局のホームページには(※3)、ココアのカフェイン含有量は「8~10mg/100g(平均9.3mg/100g)」と紹介されている。なお、こちらの抽出方法はココア4gに対して熱湯100mlを注ぐというものである。ココアの使用量が増えれば、カフェインの摂取量は多くなるので注意しよう。

2. 他の飲料のカフェイン含有量

カフェインを含む飲料には、ココアの他にもコーヒー・紅茶・緑茶・せん茶・ほうじ茶などさまざまある。そこで厚生労働省のホームページを参考に(※2、4)、各種飲料のカフェイン含有量をまとめておく。なお、以下に紹介しているカフェイン含有量はいずれも「浸出液」の数値となっている。
  • コーヒー:60mg/100ml
  • 紅茶:30mg/100ml
  • せん茶:20mg/100ml
  • ほうじ茶:20mg/100ml
  • ウーロン茶:20mg/100ml
  • 玄米茶:10mg/100ml

3. 市販のココアのカフェイン含有量

ココアのカフェイン含有量は、ピュアココアの場合で0.2g/100gであり、浸出液の場合で8~10mg/100gとなっている。ただし、これはあくまで一般的な数値であり、カフェイン含有量は商品によって異なる。そこで主な市販のココアのカフェイン含有量について以下にまとめておく。

【粉タイプのココアのカフェイン含有量】

  • 片岡物産(バンホーテン ピュアココア):0.008mg/5g
  • 森永製菓(ミルクココア):ゼロではない
  • ネスレ(特選ココア):微量
  • ブレンディ(スティック ココア・オレ):4mg/11g(1本)

【ココア飲料のカフェイン含有量】

  • アサヒ飲料(バンホーテンココア):10mg未満/100ml
  • ダイドー(濃厚リッチココア):3mg/100g
  • キリン(小岩井ミルクとココア):2mg/100g
  • ブルボン(「牛乳でおいしくホットなココア」:3.53mg程度/150ml

4. 市販のノンカフェインココア風商品を紹介!

通常のココアはカカオ豆から作られているため、カフェインを含んでいることが多い。しかし、最近はカカオ豆以外から作られているノンカフェイン(カフェインフリー)のココア風商品も販売されている。そこでここでは、ノンカフェインのココア風商品をいくつか紹介する。

その1.前田家「きなここあ」

「きなここあ」は、福岡県北九州市にある株式会社前田家(ショップ名:前田家)が販売しているココア風商品だ。通常のココアと異なり、大豆から作っているのが特徴。そのため、ノンカフェインレスとなっている。豆乳や牛乳などに溶かして飲むとココアのような味わいを楽しむことができる。

その2.創健社「有機キャロブパウダー」

有機キャロブパウダーは、神奈川県横浜市にある株式会社創健社が販売しているココア風商品だ。キャロブ(いなご豆)のさやを乾燥させてパウダー状にした商品であり、こちらも牛乳や豆乳に溶かしてココアのような風味を楽しむことができる。1袋あたり80g入っている。

結論

他の飲料に比べるとココアのカフェイン含有量は少なめとなっている。しかし、微量・少量となっていることが多く、「カフェイン含有量がゼロではない」という点には注意が必要そうだ。近年はノンカフェインのココア風商品も販売されているので、カフェインの摂取量を減らしたい場合には検討してみるとよいだろう。
【参考文献】
■※1:日本チョコレート・ココア協会「チョコレート・ココア健康講座」
http://www.chocolate-cocoa.com/lecture/
■※2:文部科学省「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」
https://www.mext.go.jp/a_menu/syokuhinseibun/1365419.htm
■※3:東京都福祉保健局「コーヒーにはカフェインが含まれているので、飲むと胎児に影響があると聞きました。本当ですか?」
https://www.foodfaq.metro.tokyo.lg.jp/modules/faq/?action=Detail&faqid=50
■※4:厚生労働省「食品に含まれるカフェインの過剰摂取についてQ&A ~カフェインの過剰摂取に注意しましょう~」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000170477.html
この記事もCheck!
インフォメーションマークアイコンオリひとを楽しむための注意事項はこちら
  • 公開日:

    2020年2月 9日

  • 更新日:

    2022年10月25日

この記事をシェアする      
  • Facebook
  • Twitter
  • Hatebu
  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • Hatebu

人気記事一覧

急上昇
週間

新着記事一覧新着記事一覧