1. チャーハンとは
本場中国や台湾では、チャーハンに使われるご飯は、スープで炊かれることが多いようだが、日本では白米を使うものがほとんど。
どちらかというと残ってしまった白米をいかに美味しく食べるか、というベクトルで広まったようだ。中国同様、日本でも家庭料理として親しまれている。
どちらかというと残ってしまった白米をいかに美味しく食べるか、というベクトルで広まったようだ。中国同様、日本でも家庭料理として親しまれている。
世界の米料理
チャーハンような食べ物は、中国や日本以外の国でも発展してきた。例えば、インド料理のプラーカ。これはビリヤニやプラオなどの元祖と言われているもので鶏や豚を煮た汁で米を炊き、肉と炒めた料理だ。また、ヨーロッパで食べられているピラフやパエリア、リゾットなども伝来の中で、形を変えた米料理と言えそうだ。
日本のチャーハン
各々の国で発展を遂げたチャーハン。日本では町の中華料理店で発展し、家庭料理として浸透していった。チャーハンの素なるものの誕生も家庭料理として浸透した一因かもしれない。
2. チャーハンをランクアップするコツ
白米と卵の関係
美味しいチャーハンに必ずといっていいほどつくのが、パラパラという表現。このパラパラな状態を作り上げるキモとなるのが卵。日本のコメはジャポニカ種。これは炊くと粘り気が出る性質がある。それをパラパラに仕上げるには、卵でコーティングして炒める必要があるのだ。初心者であれば、ボウルに卵を溶き、ご飯を入れて卵かけご飯状にしたものを炒める裏技もおすすめ。
ご飯の温度
次によく問題にされるのがご飯の温度。温めたご飯で作ることが推奨されるのは、冷たいご飯だと無理にほぐして、ご飯がつぶれてしまうため。ご飯は潰れるとさらに粘り気がでるので、パラパラとは正反対の状態に。炊きたてのご飯を使う場合はバットなどに広げて少し冷ましてから。冷凍ご飯の場合は、半解凍がおすすめ。冷めたご飯の場合は、ラップなしで少し温めておくといい。
火加減
火加減は強火、と言われることが多いチャーハン。しかし、実際はそうでもない。目的は水分を飛ばし、パラパラに仕上げることなので、必ずしも強火である必要はないのだ。強火にすると焦げの心配もあるので、中火で気長に炒めるのが家庭であれば妥当。
3. チャーハンをもっと美味しく食べる裏技
具材は最小限が吉
チャーハンをパラパラに仕上げたいのなら、具材はとにかく少ないほうがいい。というのも具材の数が増えれば増えるほど、水分が増えてしまうから。具材を選ぶときもできるだけ水の出ないものをチョイスしよう。初心者なら、卵、ネギ、ハムあたりが◎。
欲張らずに1人分
家庭用の中華鍋でチャーハンを作るなら、せいぜい2人前が限界。本来は1人前ずつ作るのが理想だ。量が増えると水分を飛ばしにくくなり、ベチャッとしてしまうのだ。大人数のチャーハンを一度に作りたい場合は、ホットプレートを利用するといい。
あんかけチャーハンでリカバリー
なかなかパラパラに仕上げられない、失敗してしまった!そんなときにはあんかけチャーハンがおすすめ。これなら、少しぐらいべちゃっとしていても美味しく食べることができる。
結論
さっと作れるようになりたいチャーハン。まずはシンプルな具材で、丁寧に作ることをおすすめする。コツを掴めば、あとは簡単。
裏技を駆使して、まず1度作ってみてほしい。
裏技を駆使して、まず1度作ってみてほしい。