1. オクラの下処理の大まかな流れ
オクラを食べるときには、以下のような下処理(下ごしらえ)が必要になる。下処理をすることで口当たりや食べやすさがよくなるので、生オクラを調理する際にはしっかりと行うようにしよう。
オクラの下処理の手順・流れ
- ガク取り・ヘタ取り:オクラの頭部分にある硬い部分を包丁で取り除く
- 板ずり:塩をふってからまな板で転がしてオクラの産毛などを取り除く
- 下茹で:丁度いい歯ごたえになるように塩を入れたお湯で2分ほど茹でる
2. オクラの下処理のやり方~ガク取り~
はじめに、オクラの頭部分についているガク・ヘタを取り除こう。ただし、頭部分をストンと切り落としてしまうと、下茹でする際にオクラの中にお湯が入ってしまってネバネバ感が損なわれてしまう。そのため、リンゴの皮むきのように丁寧にガク部分を取り除くのがポイントだ。
基本のガク取り・ヘタ取りのやり方
- 切る前にオクラをサッと水洗いしておく
- ヘタの先端を包丁で切り落とす
- オクラを回転させながらガクを取り除く
ガク取りの簡単テクニック
包丁の扱いに慣れていないと、オクラのガク取りは非常に手間がかかる。そのようなときには「ピーラー」を使うのがおすすめ。オクラをまな板に寝かせた状態で、ピーラーを当てて剥けば簡単にガク取りを行うことができる。手早くできるので、大量にオクラの下処理をする際にも役立つ。
3. オクラの下処理のやり方~板ずり~
オクラの下処理では、板ずりという工程も行うほうがよい。板ずりをすることで、オクラの表面の産毛が取れるため口当たりがよくなる。また、色味もよくなるため、料理を華やかにしてくれる。板ずりを省略することもできるが、美味しい料理を作るためにもできる限り行うようにしよう。
基本の板ずりのやり方
- オクラをまな板の上に横向きで並べる
- オクラに適量のあら塩をふっておく
- 両手を軽く乗せて前後にゴロゴロ動かす
※20回程度を目安に転がすようにする
板ずりの簡単テクニック
オクラの板ずりは、オクラが入っている野菜ネットを使うのが便利。やり方は、オクラを野菜ネットに入れたまま塩をふり、両手で軽くこすり合わせるというもの。これだけで板ずりと同じように産毛を取り除ける。まな板も汚れないので、後片付けの負担を減らすこともできる。
4. オクラの下処理のやり方~下茹で~
オクラをサラダなどに使うときには、下茹でしておくほうがよい。下茹ですることで程よい食感になったり、色味もよくなったりする。ただし、下茹での時間を見極めるのは意外と難しいものだ。以下に紹介している基本のやり方などを参考にしながら、オクラの下処理を行うようにしよう。
基本の下茹でのやり方
- 鍋にお湯を沸かしておく
※板ずりしていない場合は塩を加えておく - 下処理したオクラをお湯に入れて茹でる
※オクラ10本ほどの場合は2分程度茹でる - 茹でて柔らかくなったオクラをザルにとり冷ます
- キッチンペーパーで水気を拭き取る
下茹での簡単テクニック
オクラの下茹では「電子レンジ」でも行うことが可能だ。電子レンジを使う場合は、耐熱容器にオクラを乗せて食品用ラップをする。それから600Wで1分20秒程度加熱すればよい。なお、電子レンジの機種やオクラの大きさにより茹で加減が異なるため、竹串を刺したりして柔らかさを確かめよう。
5. オクラの下処理のやり方~切り方~
ガク取り・板ずり・下茹でをしたオクラは、料理に合わせて適当な形・大きさになるようカットしよう。オクラの主な切り方には、斜め切り・輪切り・みじん切りなどいくつかある。
切り方1.斜め切り(炒め物・和え物など)
- 下処理したオクラをまな板に置く
- 切り口が斜めになるように中央で切る
※5mm~1cm程度の薄切りでもよい
切り方2.輪切り(サラダ・汁物など)
- 下処理したオクラをまな板に置く
- オクラの端から3~5mmの厚みに切る
切り方3.みじん切り(トッピングなど)
- 下処理したオクラを縦向きにして置く
- 縦方向に包丁で数本切れ目を入れる
- オクラを横方向に置き端から細かく切る
結論
オクラの下処理は、ガク取り・ヘタ取り→板ずり→下茹でという3ステップで行えばOKだ。こうした下処理を行ったオクラは、口当たり・色味・食感などがよくて美味しい。また、下処理したオクラは、斜め切り・輪切り・みじん切りなど好きなようにカットして料理に使うようにしよう。
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