1. ロールアイスってどんなアイスクリーム?
ニューヨークから日本へ!
ニューヨークは流行が生まれる場所である。これはファッションに限ったことではなく、エクササイズや食材なども"ニューヨーク生まれ"とか"ニューヨークで話題"などと付け加えられたりする。そして、ニューヨークで人気が出たものは、世界中で爆発的に売れる。これは最近の流れである。2017年6月、ニューヨークで人気のあるスイーツが日本に上陸した。それが"ロールアイス"である。場所は渋谷神宮前、こちらは日本の流行の発信の地である。ロールアイスを販売する店の名前は「ロールアイスクリームファクトリー(Roll Ice Cream Factory)」。オープン以降連日長蛇の列をつくり、既に話題沸騰中のショップである。まずはロールアイスがどんなアイスなのかをチェックしよう。
ロールアイスの特徴
ロールアイスは、マイナス10℃以下の冷たいプレートの上で作られる。固まる前の液状のアイスクリームをプレートに広げ、ミックスイン具材を混ぜる。ヘラを使って薄く伸ばし、伸ばしたアイスクリームの下にヘラを斜めに入れて手前から押すと、クルクルと巻いたロールアイスができる。ロールアイスを盛り付けてトッピングを乗せれば、花束のようなロールアイスが完成する。ロールアイスの最大の魅力は見た目の美しさ。クルクルと巻かれたアイスクリームは花びらのようで可愛らしく、ミックスイン具材やトッピング次第で色味が変わる。正に芸術のようなアイスクリームである。
2. ロールアイスの種類
普通のアイスクリームショップでは、フレーバーを決めるだけである。追加で選ぶとしてもトッピングくらいだ。しかし、好きなようにカスタマイズできるロールアイスは少し違う。そのため、初めてロールアイスクリームファクトリーを訪れる人はオーダーに迷ってしまうこと必至である。豊富な選択肢をチェックしよう。
ベースのアイスクリームを選ぶ
まずは、ベースとなるアイスクリームを選ぶ。全体の味を決める重要なベースなので、トッピングとの相性を考えながら、慎重に選ぼう。定番の4種類(バニラ・グリーンティー・チョコレート・ストロベリー)と季節のフレーバーから選択可能。
ミックスイン具材を選ぶ
ミックスイン具材とは、トッピングではなくベースとなるアイスクリームに混ぜられるもの。フルーツやクッキー、チョコレートなど20種類以上からひとつを選ぶ。ミックスイン具材もまた味の決め手となる。ベースをバニラ、ミックスインにバナナを選べばバナナ味だが、ベースをチョコレートにすればバナナチョコ味となる。
トッピングを選ぶ
次にトッピングだ。フルーツやチョコレート、マシュマロなどから2種類を選択する。レギュラートッピングの種類は、なんと40以上。これにプラスして、期間限定のトッピングも用意されている。
ソースを選ぶ
最後はソースだ。フルーツやチョコレート、生クリームなどから好みのソースをひとつ選び、カスタマイズロールアイスは完成である。尚、ショップのメニューにはおススメのコンビネーションもあるので、迷ったら参考にしよう。
3. ロールアイスはタイ生まれ!?
ロールアイスはタイの国民的スイーツ
ロールアイスは"ニューヨーク生まれ"ではない。ニューヨークにはいくつかのロールアイスショップがありニューヨーカーたちに人気があることは確かだが、ニューヨークのショップが考案したスイーツではない。では、ロールアイス発祥の地はどこだろう。答えは、意外にもタイである。タイでロールアイスを食べることは簡単である。街中でも観光地でもビーチリゾートでも、至るところでロールアイスの店を見つけることができる。もともとロールアイスはタイの屋台で生まれたアジアンスイーツであり、暑いタイでは複数のロールアイスショップがひとつのマーケットに出店していることも珍しくない。どこでも食べられる国民的スイーツなのだ。
ロールアイスを手作り!
ニューヨークだけでなく、ハワイやオーストラリア、台湾、フランスなどでもロールアイスは流行傾向にある。これだけ世界で流行しているのであれば、是が非でも食べてみたいものである。しかし、タイにもハワイにも渋谷にも遠い人はどうしたら食べることができるだろう?専用のアイスクリームメーカーが必要だが、自宅で手作りすることもできる。「どうしてもロールアイスを食べてみたい!」という人は、通販サイトなどをチェックしよう。
結論
話題のロールアイスについて解説した。見た目の可愛らしさだけでなく、自分で選んでカスタマイズできる点も魅力なロールアイス。豊富なミックスイン具材とトッピングで毎回違う味を楽しむことができるため、何度でも訪れたくなってしまいそうだ。常に長蛇の列ができているが、いつかは食べてみたいものである。