1. シメパフェ文化
パフェとは何か
皆さんは、パフェが何かご存知であろうか?パフェはフランス生まれのデザートの一つ。フランス語で完全を意味するparfaitが語源。卵黄や果物が入ったフローズンタイプの冷菓のことで、ソースなどをかけて提供されるもの。日本では、そのほかフルーツなどがトッピングされたデザートをパフェと呼ぶ。
シメパフェ文化とは
シメラーメンは、よく聞く言葉。飲んだ後のシメにラーメンを食べるあれのことである。それと同じような意味で使われているのが、シメパフェ。これは北海道でじわじわ市民権を得はじめた文化で、その名の通り、飲みのシメにパフェを食べるということだ。飲んだ後の火照った体を冷たいパフェがクールダウンしてくれるらしい。
シメパフェ文化の誕生秘話
この文化が広がりを見せたのは、ここ数年のこと。北海道の繁華街に、とあるカフェをオープンすることになった仕掛け人が、北海道ミルクを使ったソフトクリームのこだわりパフェを店舗のPRに採用。その際、シメパフェなるキャッチコピーをつけ、推進委員会を立ち上げ、盛り上げを後押ししたのだ。シメパフェと名前が付いたことで、便乗するお店もどんどん増え、一気にシメパフェが盛り上がりを見せることとなった。
2. 北海道の食文化とシメパフェ文化
北海道は、新鮮な魚介類、羊や牛肉などの畜産、広大な大地で育まれる豊富な野菜など、美味しい食べ物がとにかくたくさんある地域。寿司やジンギスカン、スープカレーなど、名産品も多い。なかでもシメパフェ文化を後押ししたのが、酪農。北海道は新鮮な牛乳が豊富にあり、ソフトクリームも名産品のひとつ。そんな美味しいソフトクリームや新鮮な乳製品を使用したパフェが、人気の火付け役になったらしい。
インスタ映え
シメパフェ文化の定着に一役買ったのが、インスタグラムをはじめとするSNS。パフェは、スリムなグラスに入っていることが多く、そのルックスも華やかで美しい。まさにSNS映えするフードなのだ。#シメパフェなるタグもあり、かなりの盛り上がりを見せている。
東京にも進出!?
シメパフェ文化は、他の地域でも密かに人気を集め始めている。東京にもここ数年で、パフェ専門店が上陸し始めた。特に注目したいのは、シメパフェを実践しているのが、女性だけではないという点。意外と思われるかもしれないが、男性にも甘党は多いらしく、一人で来店するようなケースもあるらしい。
3. 各地のシメパフェ
北海道での盛り上がりを受けて、各地にシメパフェ文化は広がりを見せている。中でも注目は静岡。静岡パフェひろめ隊なる団体が発足し、シメパフェ文化をひろめている。静岡市は、札幌市の姉妹都市でもあり、双方、協力関係にあるらしい。
ラーメンより軽いシメが吉
飲んだ後は、話も盛り上がり、なかなか解散したくないもの。ただ、ラーメンやもう1軒いくとなると明日が心配...そんな人に支持されるのがシメパフェだ。甘いものを食べるとホッとしたり、食事の終わり感が出たり、するのも支持される理由のひとつかもしれない。
結論
飲んだ後は、パフェ!そんなシメパフェ文化は、まだまだ盛り上がりを見せる様子。飲んだ後にパフェなんて、と言わず、ぜひ一度、シメパフェを楽しんでみてはいかがだろうか?意外にハマるかも!?